地方での就職は学校を通さないで探すのか? | 高卒就職専門キャリアコンサルタント吉田優子の18歳からの働き方改革~高校生の進路指導はお任せを~@大阪

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関西圏の公立高校内で進路指導をしています。特に高卒就職を希望する高校3年生をサポート。高卒採用に関する情報、キャリア教育について発信します!インターンシップ運営/社会人と話す会の企画/面接・履歴書指導/進学を含む進路相談も行っています。

 
今日は大阪府立の公立高校で3年生向けに面接指導をさせていただきました。
 
そこで生徒さんから質問を頂いたのでお答えしようと思います!
 
 

注意生徒さんからの質問注意

 
「もし地方(東京や北海道など)に就職する場合は学校を通さず職を探せば良いのか気になりました」
 
(高3・男)
 
 
 
ということで、
 
地元(=自分の今、住んでいる都道府県)以外での就職を希望する場合、どうやって仕事を探すのか?
 
 

グッ答えグッ

 
この場合も学校を通します!
その方法は、2つあります。
 

丸レッド地方での就職を希望する場合は、

    先生に希望の勤務地をはっきり伝えよう!

 
みなさんが先生の指導の下、就職活動をしていれば
自分の今住んでいる都道府県の求人(=募集されている仕事)を
紹介されると思います。

もし、地元以外での就職を希望しているなら、先生に
 
「東京で働きたいので、東京の求人票を見せてください」
 
とはっきり伝えましょう!
 
高校には、東京で働く仕事や北海道で働く仕事など
勤務地が地元の都道府県以外の求人票(=募集内容)も届いています。
 
ですが、生徒のみなさんに必ず見せているかというと、
そうでない場合もあります。
 
おそらく、見せていないことの方が多いと思います。
 
なぜなら、他府県で働きたい高校生は少ないからです。
 
全国から何百と届く求人票をすべて見せていては
みなさんが目を通すのに時間がかかりすぎる・・ということもあり
「実際にみなさんが働く都道府県に絞って求人票を見られるように
先生たちは丁寧に整理してくれている」のです。
 
だからといって、ないわけではありません。
 
先生に、「〇〇県で働きたいので、〇〇県の求人票を見せてください」とはっきり伝えればOKですOK
 
 

丸レッドWEB求人で検索する

 
万が一、希望の県の求人票があなたの通う高校に送られてきていないとしても大丈夫です。
 
ネットで探すことができます

高卒採用の求人(高校生を募集する仕事)には2種類あって、、
この辺は重要かつ説明が長くなるので、後日まとめますね。
 
極端に言うと、
ネットで探せる仕事と高校に郵送で送られてくる仕事
2つがあるということです。
 
ネットで探せる仕事は、北海道から沖縄まで全国の仕事が載っています。
 
それには、全国の高校生が応募できます。
 
もし学校に郵送で届いていなくても、ネット検索をすれば
希望の都道府県で働く仕事を探すことはできます。
 

注意ここで重要なポイント!!注意

 
高卒就職の求人票を検索できる公式サイトは1つ。
 
高卒就職情報WEB提供サービス

https://job.koukou.gakusei.go.jp/index.html

 

 

この公式サイトを利用するには、IDとパスワードが必要です。

 
このIDとパスワードは、みなさんが通う高校ごとに
毎年、決まっています。
 
ですから、この公式サイトを使うには
あなたの通う高校の先生にIDとパスワードを教えてもらう必要があります。
 
ただし、学校によっては校内での利用に限っていて
みなさんにIDとパスワードを教えてくれない場合もあります。
 
まずは、先生に確認・相談してください。
 
その時は「〇〇県の求人票を見たいので、WEB求人を見せてください」と言いましょうOK
 
 

バツブルーネット検索があまり先生から勧められない理由

 
1、求人の数が多すぎて とにかく選ぶのが大変
2、検索するのが大変
3、全国の高校生が応募できるので、競争倍率が高い
  (=採用される可能性が低いこともある)
4、先生たちが知っている地元の会社ではないので安心して勧められない
 
・・・などがあります。
 
それでも、わたしがこれまでサポートした3年生の中には
大阪から高知県に就職をした人や長野県に就職した人もいました。
 
あなたが希望すれば、仕事は全国にあります。
 
あきらめず、先生に丁寧に協力をお願いして仕事探しに取り組んでみてください。
 
 

丸レッド高卒就職で学校を通す理由

 
最後に、
 
高校生が就職するには、必ず
‛ハローワークという国の機関がOKを出した
 求人票=仕事内容紹介状 を利用し、
 高校を通して応募、採用試験を受ける必要がある’
 
ことを確認しておきます。
 
なぜ、このような仕組みをとっているかと言うと
 
会社と高校生が直接働く条件の契約をする場合、
高校生に不利な条件の契約内容になっていることがあるからです。
 
その予防のためにも、国の機関と学校が間に入って、内容の確認をしているのです。
 
これが理由の一つです。
 
みなさんにとって、大事な就職活動です。
まずは、学校の先生に遠慮せず、早めに相談してみてくださいね!