〈天国に続く話シリーズ その3〉
(水子が守護霊になったお話)
【引越し時の後悔】
✨前回からの続き✨
その後も我が子の水子霊は
写真に写り込み、
大きくなった姿を教えてくれました。写真にはいつも亮輔だけが
写っていました。
実際には女の子の霊もいましたが、
いつも女の子は写真には写っていませんでした。
姉が私と同じ時期に流産したので、
私は勝手に、女の子は姉の子だと
思っていました。
でも、霊能者の先生は、
隣の家から遊びに来てる水子で、
水子供養してくれるこの家が羨ましくて
居心地良くて来ていると言いました。
私達が引っ越す時、霊能者さんは
女の子は連れて行かないように、
ここに残すために、
ぬいぐるみに魂を入れて
置いて行くようにと言いました。
え？そこまでする？
その子がしたいようにさせてあげるのは良くないんですか？
と伺うと、
よその水子を連れて行ってはいけない、
その子は自分の家の家族といるべきだ。
でもその女の子はついて行く気満々だから、
ぬいぐるみの中に入れるしかない。
言う通りにしなさいと強く言いました。
連れて行ってあげたいと言うと、
その子を連れて行くと、
新しい家で、
いつかあなた達に危害を加える事になるだろう…
と言ったのです…
さらに、
本当のご家族にお返しするのが
その水子の為でもあるのだと…
その時に、自分の直感よりも、
霊能者の先生の言う通り、
鵜呑みにして聞いてしまった事を、
後に私は深く後悔する事になります…
私は…本当は自分の心の声に従うべきだったのです。
その霊の女の子に
直接どうしたいか
確認すべきだったのです。
一緒に来たいなら、
良いよーと言って連れて行ってあげれば良かったのです。
亮輔の仲良しさんなのですから…
いつも仲良く遊んでいたのですから…
でも、若く未熟で霊の事もよく分からなかった私は、
他家の水子を連れて行かないように、
という先生の強い指示を受け入れてしまうのでした。
先生が用意したぬいぐるみは
女の子が喜ぶような代物ではありませんでした…
私はせめてこの子がぬいぐるみの中で
楽しく過ごせるように、
一緒に遊んだディズニーキャラクターの
ぬいぐるみを自分で用意した事だけが
少しだけ救いになりました…
そしてこの子が、双子の我が子、
梨花だったと気付くのは、
数年後になります。
部分胞状奇胎という病気そのものが、
精子2体の着床、
つまり双子だけに現れる病気だったのですが、
当時はまだそこまで一般に知られている情報ではなく、
なんの疑問も持たずに
家の水子は1人だけと
信じてしまったのです…
そして、家の子だけ連れて行くと言う指示に従い、
ぬいぐるみを置いて行く時、
なんとも言えない
置いて行きたくない
という気持ちになったにも関わらず、
自分の直感より
こうするべきだというべき論、を
優先してしまった…
その女の子は長女にだけ良く見えて、
長女が不安がっていた…
というのも理由のひとつでした。
当時の長女はまだ幼稚園児でまだ幼く、
一般的にトイレに1人で行くのも
怖がるような年齢でしたから
当たり前の事だったのに…
いろいろ言い訳がましいですね…
私の器量が浅かったのです。
この事は、しばらくの間、ずっと後悔が残りました。
思い出しては、
梨花に悲しい思いをさせた…
ごめんね…
でもずーっとずっと、
愛していたんだよ…
あの時は、それが
あなたの幸せに繋がると信じていた…と過去には、辛く思い出していた時も長く続きましたが✨ この後悔の念も…
今はもう、すっかり浄化し昇華出来ました✨
思い出しても、
あの時失敗した自分を、
今の自分は優しい思いで包めますし、
寂しい思いをさせた梨花が、
それでも健気に側に居てくれた梨花が
愛しくてたまらないのです…
辛いという胸の痛みは消え
昇華されたようです✨
実は、昨年のクリスマスに
梨花にちゃんと伝えたのです。
その場所として、
梨花が守護してる長女と夫と3人で、
ランタンフェスティバルに似た
イベントに行きました✨
なぜランタンか？
塔に閉じ込められたラプンツェルと
ぬいぐるみに閉じ込められた梨花…
2人を重ね…鎮魂の場所、謝罪の場所に選びました…
いつか、本場のランタンも
飛ばしたいです✨
おかげさまで、
いろんな経過の末に至った
今です…✨✨✨
当時は梨花が我が子で
ぬいぐるみに閉じ込めて置いて来てしまったと後悔しましたが…
その後、梨花は
ぬいぐるみに閉じ込められなかった事を知りました。
霊能者さんに閉じ込めれるような
地上から上がれないでいる未成仏の
低い魂ではありませんでした…
その後梨花は、
そっと長女を見守る守護霊に
なっていたのです。
(つづく)
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