いわゆる[お金]には、紙幣と貨幣があります。
日常では貨幣と言わず[小銭]とか[硬貨]と言う場合が多いかと思います。
最近、金融機関のATMでの貨幣の入金に手数料が必要になってきました。
1枚目から手数料が生じる金融機関もあります。そうしたところでは[入金すると減ってしまう]ということになります。
では、何かを買ったときに使ってしまいたいところですが、法律によって使用することが出来る貨幣の枚数が制限されています。
「通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律」
第7条「額面価格の20倍まで」を限度として通用する。
つまり、20枚までは貨幣による支払いを行っても良いということです。
この場合、硬貨1種類ごとに20枚までということになります。
ネットでは『スーパーやコンビニエンスストアのセルフレジで使う』というような記事を見かけることがあります。
これは[ただし、取引の相手方の了解が得られるならば、それを妨げるものではありません。](財務省HPより)ということから[何の表示もないセルフレジならば、無制限に使っても良いのでは?]ということに繋がっているのだと思います。
大量の硬貨投入で機械が壊れることもあるようで、お店によっては[硬貨は30枚まで]などと表示する例も増えてきているとのことです。
なんでも説明書きだらけになって嫌な気もしますが、やむを得ません。
表示がない場合でも、いわゆる常識の範囲で貨幣を使うようにしたいものです。