「 トヨタ オリジン アライメント調整 」です
ちょっと前に 「 ハイエース 」やらせて頂いて
凄く 良かったので お父様の 車も ・・・
「 ということで 御入庫です 」
この 「 オリジン 」
当時は 自分も若かったので
なんとも 思っていませんでしたが ・・・
今見ると ・・・
凄ぇ ・・・
もうねえ ・・・
細かいとこ 各部が ・・・
「 量産に向かないところ ばっかり ! 」
あの 、
「 石橋を 叩いて 、 非破壊検査して
さらに 鉄骨で 補強して カーボンを巻き
耐候塗料を塗って 渡る前に 天候を調べ
占いを調べ 、それでも 前日の
夢見 が 悪ければ 渡らない 」
「 大トヨタ 」が ・・・( 爆笑 )
良く こんな
「 大胆なコンセプト 」の 企画が 通ったなあ ・・・
これ 多分 「 手作り 」の 工程
結構 あると思いますわ ・・・凄え !
たまに トヨタも
「 セラ 」とか 「 MR2 」、「 iQ 」等の
驚くような モデル 出してきますね
もう、「 雰囲気たっぷり 」で
このまま 映画に使用できそうですわ
自分も 興奮して
「 初めて 目の前で 見ますわ 」でしたが ・・・
試運転して ・・・作業始めると ・・・
あれ ? ・・・
あ ! 自分 これ 当時、何台かやったこと在るなあ ・・・
特に プラットフォームは ・・・
めちゃ 知ってるなあ ・・・
調べると
ベースは 「 プログレ 」・・・
その後 「 プレビス 」、その後 ・・・
「 アルテッッア 」
なるほど ・・・ 良く知ってる訳ですわ ( 笑 )
そもそも ベースの 「 プログレ 」が
トヨタ 渾身 の
「 サイズの小さな高級車 」でしたから
たっぷり開発費が 掛かった 優れモノ !
ただ ・・当時の日本では
この 「 サイズの小さな高級車 」の コンセプトが ・・
まったく うけず ・・・
「 プログレ 」は 出来が良かったのに
あまり 売れませんでしたねえ ・・・
けど この 「 オリジン 」は
「 センチュリー 」のように
「 デザインを変えず 数十年造り続ければ 」
意外な ヒット作になったような気がしますねえ ・・・
今見りゃ 「 素直に カッコ良い 」ですわ
「 本物の 初代クラウン 」乗ろうと思えば
「 お金と 根性と 情熱と 忍耐力 」が 必要ですけど
この 「 21世紀のオリジン 」は
ちゃんと 「 エアコン効きます 」し
( 何より 大切 !!!! )
パワステがあり 「 快適で 壊れません 」ね ( 喜 )
では 受け入れで 試運転
おお ! なかなか 綺麗に走ります
いい個体ですねえ ( 嬉 )
では やりましょう
後ろ姿も 雰囲気たっぷり
昭和 30年代のよう ( 笑 )
何より これ !
そう 「 観音開きドア 」
現代では 「 ロールスロイス ・ファンタム 」が
採用してます
降ろして ・・・・
測定 !
うん、数字は 結構 綺麗です
ただ このプラットフォームは ・・・
動かすと テンションが 後ろ引きで
かつ 「 テンションロッドの長さがが 調節できない 」ので ・・・
調整カムを動かすと ・・・
「 キャンバ と キャスタ が 逆方向に動く 」( 怒 )
( 下のブログにも 書いてますね ~ )
ので ・・・・ 「 良いところ 」を 見つけるのが
結構 難しい ・・・・
ですが まあ 、このシャーシも
「 結構 数 やっとる 」んで
まあ サクサクと 進めてゆきます ( 笑 )
ひととおり 済ませて ・・・・
試運転 !
気に入らんとこ ちょこちょこ 修正入れたら
終了です
オーナーさんは 、
「 あれ 、なんか ハンドルまで 軽くなった気がする 」
と 喜んで頂けました ( 嬉 )
実は 「 アライメント 」
ステアリングの重さを 変えたりは できないのですが
「 タイヤを トーで コジていたり 」すると
本来のステアリングフィールではない状態だったりすると
正しい状態になると
「 軽く感じたり 」また
場合によっては
「 重く感じる 」場合もありますね
この 個体の場合は
比較的 状態が 良かったのですが
「 人間のセンサー 」意外と鋭くて
わずかな変化でも
はっきり わかったりしますね
自分も 試運転の時
「 ちょっとしか 変えてないのに
意外と 良くなったなあ 」
でしたから ( 嬉 )
「 希少な オリジン 」大事にしてあげてくださいね
また 「 トヨタさん 」
こういう車は
いつまでも きちんと
「 パーツは とぎらせないで
供給してあげてくださいね 」
「 そういうところ 」が
「 プレミアムブランド 」の 価値ですよ ( 笑 )
有難う御座いました