８月１７日(土)１９時〜ご飯会
高野睦子です。おはようございます。
ひっさびさ！！本当に久しぶりにPCに向かって机でブログを書いている。
ここ数週間息つく暇もなかったというか。
PCからブログを書けるという感覚がとても懐かしく感じます😆
ふらついているばかりではないんです私。
毎週月曜日は学校に通っています。昨日もびっしり1日勉強して、ちょっとTOO MUCH。
しんどいわ〜。
そして連日お客様に石をお見せしているのですが、最近はピンポイントで「こういうものが欲しい」と言われて探すことも多いです。
「大きめのダイヤ」だとか「パライバ」だとか。ちょっと一般的には手に入りにくい石を探すことが増えましたねえ。
ちなみにこのエメラルドの下に映っているのはダイヤモンドです。
なんと６.45ctあります。驚異的でしょ。
サモサが私のために探してきてくれました。
けれど色々考えた末、まどかちゃんとも相談した末。
私はこの子じゃないダイヤモンドをお迎えすることにしました（決定事項）。
この白いダイヤは私よりもっとお似合いの方がいるはず。これを買う猛者がいるかどうかはわかんないけど。
サモサはこっちを激推ししてきたんだけどどうしても気になったのはイエロー。
エメラルドに散々お世話になりまして、まどかちゃんからは数ヶ月前に「５段跳びの３段目まできている」と言われましたが、なんとなくそろそろ石が必要な気がしていたんですね。
とはいえ、私は石をダメにしてきた女。
このエメラルド以外ことごとく弱らせてしまった。
もうダイヤとエメラルド以外は無理かもな〜〜って思っていたところにサモサがインド占星術で見てくれたところ、やはりその通りだったというくだりは前にブログでも書いたと思う。
それを受けて彼があちこちで探してお眼鏡にかなうものを２つ仕入れてきてくれたんです。
ちなみに6.45ctと3.8ct。どちらもでかいのう・・・。
ただ、そのインド占星術では「白いダイヤ」だったんだけど、どうしても２つのうちもう一つの黄色いダイヤが気になっちゃってなかなか決断できなかったんです。
昨日まどかちゃんに見せてようやく黄色に決められました。
昨日はガラス作家の湊久仁子ちゃんを虎ノ門にお迎えして飲み会。
楽しかった〜〜。
そして昨日は長らくお待たせしていたパライバトルマリンのリングが完成してきました。
お客様の中でデザインをご自身で決めたい！という方はもちろんいらっしゃいます。
私は石にこだわっているというのと、その石を邪魔するデザインが嫌！！ということ以外こだわりもないので、言われたらその通りに作りに出します。
が、人のイメージというのは本当に共有がむずかしい。
職人さんにしつこく指示を出しようやく「おお！！」という感嘆の声が上がったのが昨日。
感嘆の声が出る時というのは面白いもので石が数倍よく見えるんです。
その声が出ない時は石も発揮しきれていないというか、惜しい！って感じが滲み出るんですよね。特にこうしたデコラティブなデザインはそれがバシッとハマるまでが大変。
リング上下の波波のところが最初はツルッとしていたんだけど、ここに細かくミル打ちを施してもらったところ「おお！！」となったわけです。
彼らのほっとした顔を見て申し訳ない気持ちにもなったけれど、毎日身につけて目に入ってくるものに妥協してはいけない。
ここ数年、いや、昨年あたりから特にパライバがよく出ていきます。
この石は「天才の石」。
何度も書いているけど、私はこの石に憧れてこの仕事をしてきたけれど、いざ買おうと思ったら全く似合わなかった。今まで出会ったどの粒も似合いませんでした。
非常に残念だったし、いまだに諦めがついていないけれど、お似合いになるお客様を見るにつけ「私ではない・・・」ということを叩き込まれます。
天才ってなんだろう。
そう考えた時。やはりパライバ族の方に共通しているのは周りから浮いているまたは浮いていたことがあるという方。人と違うのですよ。
人と違って何か突出していたりするわけなんだけど、幼い頃はそれが生きにくいからその突出した何かをしまい込んで大衆に迎合する。（してない人もいる笑）
けれど年齢を重ねて「もう突出していいんじゃない？？だって天才なんだし。」という許可を下すような石。
許可って今時、あまり他から出してもらうこともない気がする。
許可を下ろしていないのは自分だったりして、それができたらダムが決壊するくらい溢れてくるなにかがあるんじゃないか。
そして溢れたものは才能なのか自由奔放さなのか天真爛漫さなのか、能力なのかわからないけれど、溢れ出たその姿を見たい。
そんな理想を持ってこの石をお勧めしています。
新しく出す本ではパライバについてもしっかり書いているのでこの辺にしておきますが、人と石とのストーリーって本当におもしろいなって思います。
ダイヤとパライバ。最近よく動く石です。
石についてはたくさんの物語があって、いつだって書きたいとは思っている。
また折りを見て書かせていただきますね。
7月9日のサファイアの会もお待ちしております！