開業当初、モーショングラフィックスだけでは物足らないと、渋々撮影を始めた。
2003年、ホームシアターだった我が建物をクロマキー専用スタジオに改造し、VX1000というDVカメラで撮影した。
まだSD時代なのでクロマキーのクォリティーは今見ると酷いものだった。
2006年、クロマキーの精度を上げるべくHVX200を導入した。HDでも撮影できるし4:2:2記録ということで一気に合成精度は上がった。
せっかくハンディーのデジタルカメラを導入したんだからとロケも恐る恐る始めたのがきっかけで、その後結構本格的なデジタルシネカメラ、照明セット、特機などをワンマンオペレーションでやることになる。
2020年、コロナとともにロケ撮影は断るようになった。
そしてコロナ明けても、もう体力的に厳しいということでロケ撮影は卒業。
約14年間のロケカメラマン。振り返ってみるとよく頑張ったものだ。
カメラもHVX200、XF305、EOS7D、FS100、C100、C100Ⅱ、C200、EOSR6Ⅱと変遷している。
照明もハロゲン→蛍光灯→LEDバッテリー駆動と進化してきた。
特機はレールドリー、ジブアーム、リモートヘッド、グライドカム、ジンバル、モーションコントロールといろいろ。
これらの機器もスタジオで使えるものは今でも現役だが、ロケ専用のものは倉庫で眠っている。
またいつか軽いロケでもあればと置いているが、4年以上ロケしてないと感覚が戻らない(;一_一)
ということでCMロケカメラマン卒業なのである(笑)