まあ、言うだけ言っとくわ。 -2ページ目

まあ、言うだけ言っとくわ。

音楽、スポーツについて、おっさんにもいわせろ!



もう先週ですが、現場に行ける今年最後のチャンスだったので味スタ行ってきた。

つか、16年ぶりのJ1観戦になるのだ。

飛田給に着くと大勢の人が・・・みなさんどこ行かれるんですか?
・・・ヴェルディ戦ですよねー!

噂には聞いていたけど、客増えたなあ!

ゴール裏は早々に売り切れたそうで、今回バックスタンドの、ああ、もうアウエイ側に来ちゃうよってとこまで追いやられる。

とは言え、メインスタンドには多くの余裕が・・・

まあ、これ優勝争いくらいするようになれば埋まってくるのかな?結局2万6千人か。


そんな多くのお客さんのを迎えて、まず2失点!トホホ・・・


とにかくねえ、川崎はぜーんぜん迫力がない。後で知ったのは、川崎は火曜日にタイでACLがあったらしく、そりゃお疲れでしょう。

・・・なんだけど、2週間以上試合がなかったヴェルディはなかなか試合を掌握できない。


川崎は、みんな、だるーんと動いてるようで、いざとなるとクイっとスピードアップしてボールを奪いパスを繋ぐ。そういう風に見えた。


もう結論を言っちゃうと、今シーズンはあまりうまくいっておらず、鬼木監督の退団も決定していて、ACLを絡めた過密スケジュールにあっても、個々の能力でなんとかねじ伏せぐことが出来る、そういうポテンシャルのある選手が川崎には多かった。ってことだと思う。


ヴェルディも良く守り、良く攻めたけど、ちょっとした強さ、速さ、上手さに劣っていた。という事だろう。


フロンターレの選手は、上手い。上手さで圧倒して相手を凌駕しようとする。

某チームのように変なファールとかしない。この試合を振り返ってみても、きっついファールを受けて倒れる~、揉める~、の時間が少なかった。

そのかわり、川崎がファールを受けると、機を見て、痛いよう~ってうずくまって試合の流れを止めようとかはするよね。


上手さで圧倒しようというのは、たぶん風間八宏監督時代から受け継いでいると思われ、風間氏は、今まさにそれを監督に就任した南葛SCにも注入しようとしている。




ヴェルディは2度も2点差に追いついた。しかもセンターバックの谷口のハットトリックで。


しかし最後の最後、フロンターレのフォワード山田新に、こちらもハットトリックとなる決勝点を決められる。


後半48分、最後に山田新と競り合った千田はもうクタクタだったのだろうか?

山田新もスタメンだ。そこまで走りまくって2点も獲っている。


勝利への執念が足りなかったか?2度も2点差に追いついて同点としたことで満足して、ドロー決着で良し、というマインドになっていたのでは?


点が多く入って、見ごたえのある試合にも思えるが、ある意味「大味」な試合とも言えた。

両チームにとって、「いい試合」だったとは言えないと思う。


ヴェルディにとってこの試合内容は、来シーズンに向けた宿題となったはずだ。

フロンターレはこの後、中4日でACL、山東戦があり、きっちり大差で勝っている。




ホーム最終節となるこの日、試合後行われたセレモニーで城福監督は、この川崎戦を勝てば、わずかだがアジアに連れていける可能性があったと述べられた。

?え! ACLですか?

いやいや、そりゃ、ACL行きたいでしょうが、かなりキツいと思います。

選手層、スケジュール、資金的なこととか、結構キツイと思うよ。


振り返ると、もろもろの事情で2004年に獲った天皇杯によるACL出場がJ2に落ちた2006年になり、結果、ACLもリーグもダメだった。

あれはラモス瑠偉監督時代で、登録選手が山ほどいて、相当無い袖を振っていたと思われるのだが・・・

あのころからクラブがガタガタしてきたからねえ。


今シーズンは、本来もっと上位にいるはずのチームが、ACL、ルバン杯、天皇杯とリーグを並走するのに四苦八苦している中で、ヴェルディはそういうカップ戦は幸か不幸か早々に敗退しているので、リーグ戦にフォーカス出来て、今の順位なのではないだろうか。


ACLを目指さない理由はもちろん無いのだが、やはりクラブとしてのさらなる体制の強化が要る。

だって、今、練習場の確保でスタッフ奔走してるらしいし。そこからだよう。


まずはスタジアムに来るお客さんをもっと増やして、そして大勢のお客さんの前で面白い試合をする、と。

いい試合をして、魅力あるコンテンツとして・・・で、もっと資金を集める、と。


今年の総括は最後の京都戦を見てからですな。





最近の写真。

いまだ昇格の興奮冷めやらぬスポンサーさま。



ちょっと、ブログ更新してなさすぎなんですが、自分の備忘録として上げときます。

7月の26〜28日に新生館スタジオで行われた芝居について。

企画制作 キイチゴ 

野田秀樹 作 「赤鬼」






よろしく花道御一行のノハラノマリモさんの誘いで、久しぶりに音響でお手伝いしました。

ちょっと久々すぎて、出来るかなあーと思ってたけど、まあ、やり始めたら、あー、なんかこういうカンジだったと思い出してきた。

本番前ギリギリまで詰めて・・・まあこういうのもいつも通りで、寝不足になって初日が眠い、というのもいつも通りだった。

久々すぎて、時代がひとつ進んでいて・・・

今回は音源はほぼiPadからだったんですが、いつも予備でCDを焼いて持って行くのですが、現場にCDデッキとかもうねえし!

そうか、今やCD-Rを焼くなんてこと、誰もしないのか!

しかしiPadって、平らな面を押すので、これが必ずしも確実な操作が出来るとは限らないと事前に気づき、しゃーない、あのサンプラー出すかぁ、と、以前は大活躍していたSP-404を掘り出してきたら、もうヴォリュームつまみにカビ生えてた。




今やこれの新しい世代のものが沢山出ていて、これを叩いてバトるカルチャーが出てきたよな。それの元祖ですわ。

で、何年ぶりかに電源入れたら、ちゃんと駆動して、そんで、なんか雷の音がいっぱいアサインされていて、これは・・・あ!演劇ユニットペーハーでやった「紅点の夕星(ゆうづつ)」っていう怖い話で使ったやつ・・・かあっ!12年前だあ!

現場のミキサーにはもうあらかじめiPadやらを繋ぐコードが出ているし、今はこれがスタンダードなんだろうな、と。


この劇場、新生館スタジオは割と広く、客席もゆったり、そして良い椅子!肘掛けのある椅子!があります。


さて、この「赤鬼」・・・

軽快な台詞回しで、隙間なく言葉で溢れて物語は進んでいくのですが、そこに通底するものは重く、最終的に救いの無い話。

このお話を、最小限の舞台装置、つか、ほぼ何も無く、ミニマムな小道具のみで進行されます。

その辺を鑑みながら、効果音のニュアンスを決めていきました。

ま、私一人で決めたわけじゃなくて、出演者の意見を聞きながら・・・あ、てか、これ、演出家がいないんですよ。

私も最初、え?と思いましたが、出演者4人であれやこれや言いながら作り上げたらしい。

それにしては、良く出来た、というか、とっ散らかったかんじは全く無かったですね。


配役は

・あの女 鞠みちえ
・とんび ノハラノマリモ
・ミズカネ 田辺聖尚
・赤鬼 加藤敦洋

赤鬼役の加藤さん以外はひとりで何役もやるのですが、特に衣装を変えるわけではなくて、瞬間的に表情や姿勢をかえて違う人物を表現する。

オリジナルの舞台は、やはり4人でやるそうで、また大人数でやるところもあるということ。

赤鬼役の加藤さんは、この役だけなのですが、物語の流れとして、前半ではどこの国の言葉か分からない、ゴニョゴニョモゴモゴみたいな言葉になっていない台詞をやらなきゃいけなくて、言葉になっていない故に捉えてどころがなくて覚えるのが大変だと言っておられました。


芝居の一番最後の場面、音響的には終わった感みたいなのはあまり出していなくて・・・ん?終わったのかな?と観てる人が戸惑うかなあーと思ってましたが・・・

芝居が終わって暗転、そして明かりがついて役者が並んでいるのを見て即、客席から一斉に大きな拍手が起きました。これ、全6回、毎回でした。

全くハッピーエンドなんかじゃない話で、派手な舞台装置もないんですが、芝居の中身が具沢山で、緩みなく進んで行く。自然に集中力が高まっていくというか・・・

95分ほどの芝居ですが、私自身、音響に付いていて長いと感じたことは全くなかったです。

まあ、言ってしまえば野田秀樹の脚本の良さというのはあるのだが、これを演じ切る役者に力量があったんだと思います。


終演後の打ち上げでは、舞台監督から芝居の興行を打つ苦労話を聞いて、あー、バンドのライブイベントと同じだなぁと、しみじみ。

照明の方は私よりひと回り上の方で、ああ、好きで続けてるんだなぁと。

なんて、いろいろな話を聞きながら、差し入れで頂いた、そこそこ良いお値段の甘いお菓子を食いまくっていました。



というわけで、久々に緊張感のあることしましたの記録。



うん、やっぱり、そんなに上手くは行かないよなあ。

ここまでの試合での反省として監督も言及していたが、前半はシンプルに前線に繋ぐような球回しで、変なところでかっさわれないようにして・・・

そうしてるうちに得たPKを見木がきっちり決めた。

なんか、配信の画面上に事前にでた見木のPKのスタッツが、左ばっかりに蹴っていて、しかも一回失敗してるらしく、不安だったけど、実際には右に蹴り込んで成功したが、相手キーパーはコース読みは当たっていてヒヤヒヤ。


さて、ここからの追加点がほしい、というのが課題であったのだか、染野の見事なボレーシュートで待望の追加点を得る。

もう、余裕の構えで自信満々に決めた美しいボレーシュートだった。

命名、「なぜオレをU-23に選ばなかったんだ弾」。




あー、前半のうちに2点獲っちゃったよう。東京ダービー、なんか余裕だなぁ。

しかもレッドカードで相手は10人になったよ。


いやいや、好事魔多し。2点差が一番怖いというのがサッカー界の常。

嫌な予感は的中する。


この試合、東京ダービーということでか、ちょっと力み過ぎている印象のFC東京だった。

ヴェルディのほうが、緩急の効いたボール回しで試合を支配していた。

10人のFC東京は後半もギアを落とす事なく突き進んでくる。

そんな中、新顔の遠藤溪太が入ってくると、ちょっとドタバタとしたヴェルディは、左サイドから入れられたクロスを、中央に入って来た寺山がゴール前でスルーしたことに不意を突かれ、その後ろに来た遠藤に決められてしまう。

ガツガツ来てるようで、ここでフッとスルーしたりするところがFC東京のJ1一日の長で、実は試合を支配しきれてないヴェルディの姿があった。


それでもなんとか耐えて90分までたどり着いたヴェルディ。でもほら試合の締め方が課題でしょ!

最後まで気を抜かずに・・・やっていたはずだろうが、最後の最後、相手の得点機、シュートコースを消すべく、詰めに詰めてたが、詰められて最後に残った隙間、その瞬間しかないところで蹴り込まれたボールはゴール左隅へ。また遠藤だ。

命名。遠藤渓太の「何故オレを東京五輪に出さなかったんだ弾」。

遠藤にしたら、オリンピック代表に選ばれるべく、いや、その先のA代表まで見据え、マリノスからドイツに渡ったが、五輪代表落選。ドイツ下位チームからのステップアップも叶わず帰国。詰めに詰められたその先に見えた光。FC東京にこの度完全移籍。

今ここで結果を出さないではいられない。そんな心持ちだったのだろう。

・・・なんつって、知らんけどね。わたしの勝手な想像で言ってるんだけど。

当の本人は、ちょっとだけ興奮した顔をしたけど、割と冷静にインタビューを受けていた。ま、横浜の出だけど、東京ダービーだってことは分かってますよ、くらいのかんじなんだろう。


それより何より、ショックなのはヴェルディ側ですよー。

もう、一番見たくなかった終わり方。

結果は引き分けなんだけど。

そう、試合後、しばらく負けたもんだと思ってたよ。よく考えたら勝ち点1は獲ってるんだけど、もう負けに等しい。

ライバルチーム相手にほとんど試合を支配して、2点先行して、しかも相手が1人退場してって、とても好条件のなか、勝ちまで残りあと30秒くらいだったのに・・・


城福監督は試合直後に円陣を組んで、怒気をもって何かを話していた。

いや、たしかにこれはメンタル的に。何らかの処置をしなけりゃいけないと思ったのだろう。

ほとんどの時間で、その内容は悪くなかっただけに、結果が出なかったこととの折り合いをつけておかなきゃならなかった。

ヴェルディは時間稼ぎのプレイとかしないからだよー、てな意見は多いですが、城福監督が言ってるのは、まず、J1レベルだと交代選手の質が高い、と。ゲームチェンジャーを入れてくると。

翻ってヴェルディは、もうちょっとパターン化してるけど、守備固め的な交代なんだろうと思う。

今節、谷口が想定外に負傷交代したが、それがなければ、後半チアゴ・アウベスを入れるつもりだったんじゃないだろうか?



試合は総じて緊張感のあるとても良いものでした。

FC東京の白井は自軍が一人少なくなった中でも走りまくって、ヴェルディに脅威を与えました。

俵積田って、とても推進力のある選手だなあと、すごく印象に残りました。

で、土肥幹太っていうのは、土肥洋一の息子だって初めて知った!

この両チームに所属していた選手の息子が東京ダービーに出ているとは・・・感慨深いー。


あのォ、試合前から、ピッチ外でいろいろあったみたいですが・・・みなさん、もっとサッカーそのものにフォーカスしましょう。選手たちは素晴らしいパフォーマンスを見せています。


そして、ヴェルディサポーターは、その数をもっと増やさなきゃいけないんだど、多くなればなるほど、色んな人が入ってくるからね、その点FC東京を反面教師にしなきゃいけない。

今のような平和なスタンドは、もちろん関わるみんなの地道な努力があってのことだけど、絶対数の少なさも手伝ってるところもあるからね。

つか、東京ダービー、もっと集まろうよ、東京の人!

ま、私も現地行ってないけどお。



ルヴァン杯、相手J2だと、もうちょっとユルく見えちゃう。けど、辛勝だった。

山本丈偉が決めたね。

今見てるU-23アジア杯で兄貴がキャプテンやってるわ。