バスで納沙布岬へ!
根室に着いたら何しようか考えていましたが、天気がいいので納沙布岬に行ってみようと思います!
納沙布岬は日本本土の最東端に位置する岬です。
↑前は4年前くらいに行きましたね。
前回はレンタカーだったのですが今日は公共交通機関利用。
ちょうど納沙布岬行きのバスがやってきました。
行き先表示が「太平洋まわり納沙布岬ゆき」。
とっても壮大な経由地ですが、これは根室半島の南側(太平洋側)をバス路線が走るため。
日本最東端のバス路線です!
根室駅前を発車。しばらくは根室の街なかを走っていきます。
1792年に根室に来航したラクスマンの壁画もありました。
市街地を抜けると車窓には草原が広がります。
歯舞集落に入ります。
この診療所の前が日本史上最東端の駅、根室拓殖鉄道の歯舞駅があった場所。
再び草原が広がります。
道にはときどき北方領土関連の看板が立っていて、ここが北方領土に近接している地であることを感じさせられます。
海が見えてきて…
バスは終点の納沙布岬に到着!
日本最東端のバス停です!
納沙布岬ふたたび
まずはバス停の近くにある、こちら、根室市北方領土資料館に入ってみます。
その名の通り、中には北方領土の資料が展示中。
クジラの骨を鳥居に使っていることが特徴的な色丹島の色丹神社が再現されていました。
Twitterではおなじみ、北方領土のイメージキャラクターのエリカちゃんもいました。
入口から外に出ようとしたら、こんな貼り紙が。
「水平線に島が見えたらそれが国後島です!」
…でも今日は見えなさそう。
冬のほうが見える日が多いそうです。
資料館を出て、海の方へ向かいます。
そして…やってきました、納沙布岬!
現時点で一般人が行ける日本の一番東です。
でも、もちろんこの東には北方領土・歯舞群島が横たわっていて…
遠くにぼんやりと貝殻島の灯台が浮かんでいるのが見えました。
その距離たったの3.7km。
この前来たときより空は明るいのですが、海上にはモヤがかかっていて、
貝殻島の他には水晶島、
萠茂尻島がぼんやりとその影を海上に映すだけでした。
夏なのに国後島まではっきり見えた前回がすごかったのかもしれません。
あまり見えないので、前回の記事を引用して北方領土の歯舞群島をご紹介。
(前略)海の中に建つ灯台…
これが北方領土・貝殻島です。
島と言っても実際は低潮高地のため、灯台の下の陸地は見えません。
(中略)
奥が秋勇留島、手前が萠茂尻島 。
奥に見えるのが勇留島、手前の灯台が先ほどの貝殻島です。
左側が水晶島、その右側にうっすら見えるのが歯舞群島最大の島、志発島です。
その水晶島は納沙布岬から一番良く見える島。歯舞群島で二番目に大きな島です。
島に見える建物はロシア国境警備隊の建物なのだとか…
なお歯舞群島で一番北にある多楽島はここからは見えません。
そのかわりに国後島の羅臼山がよく見えました。
(引用ここまで)
改めて見てみると、やはり行ってみたいという気持ちが湧いてきます。
近くに見えるのに行けないというのはやっぱり悔しいし悲しいですね…
いつか行ける日が来ることを祈って。
北方館ももう一回行ってみました。
2階に上がると、北方四島、
そして得撫島以北の千島列島のジオラマが置いてあります。
千島列島は得撫島から占守島まで連なる一連の島々のことで、戦前までは日本の領土でしたが、サンフランシスコ講和条約で南樺太とともに放棄しています。
占守島のとなりにはカムチャツカ半島が横たわっており、国後・択捉の2島を含めると1000km以上にも及ぶ長い列島となっています。
ここ根室からカムチャツカまで島々が連なっている…そう考えるとロマンがありますよね。
巡ってみたい…
北方館の上からは景色がきれいに見えます。
北方館をあとにして、お土産物屋さんへ。
ここでは貝殻島産の棹前昆布が販売されていました。
北方領土・貝殻島は良質なコンブが取れることで知られており、毎年入漁料をロシア側に支払ってコンブ漁が行われています。
行けない代わりにせめて、ということで昆布を買って帰りました。
美味しいらしいので食べるのが楽しみ。
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最初から





































