最終日!
旅は最終日になりました。
まずは朝食を食べて、レンタカーで出発です。
今日は初日に続いて石垣島めぐり。
とりあえず島の北端に向け、車を走らせます。
北に行くに連れ、だんだん天気があやしく…
雨の平久保崎
到着したのは石垣島北端、平久保半島にある平久保崎です。
さっそく車を止め、灯台のほうへ…向かおうとした瞬間、突然の強い雨と風。
傘が役に立たなそうな雨風に一旦車に退避…
しばらくして雨がおさまったところで再び灯台に向かいます。
歩いてすぐ、ここが平久保崎です。
石垣島最北端という立て札の向こうに見えるのは平久保崎灯台。
1965年に建設された灯台です。
灯台の先、少し離れた場所に見える小さな島は大地離島(だいちばなりじま)という名前。
「だいち/りとう」ではありません。
ちなみにここは映画「のんのんびよりばけーしょん」でほんの少しだけ登場した、聖地のひとつ。
映画の中では晴れていましたが、この日は生憎の雨模様。
晴れていれば遠くに多良間島も見えるそうですが、この空では望むべくもありません。
それにしても風が強い…
また一雨来そうなので次へ向かいましょう。
サビチ洞へ
平久保半島の付け根、伊原間という場所にやってきました。
ここには「サビチ洞」という海までつながる鍾乳洞があるのだとか。
今まで秋芳洞とか千仏鍾乳洞とかいろいろ入ってきましたが、海につながるというのは初めて。
面白そうなので行ってみることにしました。
鬱蒼とした森の中にサビチ洞の入り口がぽっかりと姿を現していました。
受付で入場料を支払い、さっそく中へ入ります。
ところどころに照明がついていて歩きやすく、静かな洞内には琉球民謡っぽい曲がかかっていて沖縄感を感じます。
しばらく行くと瓶が置いてありました。
横に立っていた説明板によると、これはスーチキガミーといって塩漬けした豚肉や調味料・泡盛などを貯蔵する瓶だそうです。
今でもこの鍾乳洞の中で保管しているのでしょうか?
さらに進んでいきます。
わかりにくいですが、サンゴ化石が壁に。
この鍾乳洞は石垣島ができた2億7000万年前に海底から浮上したそうで、そのときのものでしょうか…?
こちらはナイヤガラと呼ばれる場所。
天井から連なる石灰岩がまるでナイヤガラの滝のように見えますね。
こちらはまるで観音さまに見える石。
最後に池があって、その先へ進んでいくと…
岩の向こうから明かりが見えます。
その方向へ歩いて行くと…
海が現れました!
鍾乳洞を抜けた先
全国的にも珍しいという海につながる鍾乳洞。
突き当たりは海岸に沿って左右に分かれる通路になっていました。
まずは「パワースポット」のほうに行ってみようと思います。
歩くことしばらく、岩だらけの海岸に到着しました。
ここがパワースポットだそうですが…よくわかりません。
でも、下まで降りれるので波と触れ合うことはできます。
続いては看板から向かって左側へ。
こちらは先程よりちょっと距離が長い歩道。
進んでいくと…
!?
は…ハブ出没注意……?
これまで触れてきませんでしたが、石垣島にはハブの一種であるサキシマハブが生息しています。
沖縄本島に棲むホンハブよりは毒性は低いとはいえ、重症例もある立派な毒蛇。
もし出会ってしまったら…
サキシマハブにおびえながらも森の中を進み…
海岸に出ました。
きれいな砂浜。
晴れた日ならエメラルドグリーンに染まってそうですが、今日はぼんやりとした色になっています。
珍しい貝殻でも落ちてないかと砂浜を見ると…白い小さな貝がとことこ移動してます。
これ、ヤドカリですね~
気をつけないとただの貝殻と間違って持って帰りそうになりますが、そうなると2355の「あるヤドカリの唄」みたいな悲しいことが起きてしまうので…
(※この歌、石垣島の白保verもあるようです。まさに歌そのままの光景)
よく見るとそこら中にヤドカリがとことこ歩いていました。
まさにヤドカリ天国。
砂の色に同化した小さなカニもいました。
自然豊かな場所ということもあって小さな生き物がたくさん生息しているようですね。
しばらく砂浜の生き物と戯れた後は再びもと来た道を戻り、洞窟へ。
洞窟見物と海遊びが一度に楽しめる面白い鍾乳洞でした。
それでは次の場所へと向かいましょう。