臨時停車!ソニックで行くジ・アウトレット北九州 | 風かおる 鉄の路

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主に私が乗車した乗り物関連(鉄道中心)、その他気になったことを綴っていきます。稀にお絵かき。

ソニック臨時停車!

2022年4月28日、スペースワールド跡地にイオンモールのアウトレットモール「ジ・アウトレット北九州」がオープンしました。

 

同年4月25日に開業したららぽーと福岡と並んで話題となった大型商業施設の開業。

それに合わせてJR九州では一部の列車のスペースワールド駅への臨時停車が行われることとなりました。

普段は停車しない快速が1日に26本、そして、博多発の特急ソニックも1日1本停車することに。

 

スペースワールドといえば、その名を冠したテーマパークが2018年1月1日をもって閉業する前は昼間を中心に快速の停車が行われ、時期によっては特急の臨時停車も行われてきました。

 

しかしながらスペースワールド閉鎖後は快速すら停車することはなくなり、二度と特急の停車など行われることはない…と思っていましたが、その予想はあっさりと覆されることとなりました。

 

4月から土休日を中心に6月末までこの臨時停車は行われましたが、6月にその期限を8月末まで延長することを決定。

さらに追加で大分方面からの特急も1本臨時停車することが決定されました。

 

 

スペースワールドが存在した時代の賑わいを取り戻したかのようなスペースワールド駅。

 

今回はそんなスペースワールド停車の特急に乗車して、ジ・アウトレット北九州を訪れてみました。

 

 

ソニック11号で出発

2022年8月12日。お盆の多客期を迎えたこの日は、平日にも関わらずスペースワールド臨時停車が行われる日です。

 

今回は朝に福岡市東部で用事があったため、香椎駅からのスタート。

発車10分前に指定席券売機できっぷを購入しました。

 

こちらが今回使用するきっぷ。

スペースワールドに止まるソニック11号のきっぷです。

せっかくなので指定席にしてみました。

「スペースワールド」は長すぎるため、文字が小さくなっているのが特徴ですね。

 

 

きっぷを買ったところで改札内へ。

 

1番のりばで待つこと少し、特急ソニック11号がやってきました。

 

 

885系、白いソニックでの運行です。

 

といっても、実はかもめ編成。「かもめ」のイラストが描かれたディズプレイが目立ちます。

 

指定された座席についたところで特急ソニック11号は発車。

 

だいぶ聞き取りやすくなった合成音声の車内放送を聞きながら、鹿児島本線を小倉方面へ向け進みます。

 

福岡都市圏と北九州都市圏との境目、城山峠を越え、岡垣町へ。

 

古いガーター橋がある室木線跡と合流し、

 

遠賀川を渡ります。

 

 

折尾・黒崎に停車。次はいよいよスペースワールドです。

 

 

臨時停車の実際

普段は止まらないソニックがスペースワールドに停車するとどうなるでしょうか?

 

まずは放送ですが、これはタブレット端末による合成音声のため、見事に対応しています。

英語放送のスペースワールドの言い方がかっこいいですね~

 

その一方で、車内の電光掲示板は対応しておらず、その次の戸畑を示していました。

 

9:59、列車はスペースワールドに停車。さっそく降りましょう。

 

特急がスペースワールドに停車しています!

二度と見られないと思われていたその光景が今、目の前に繰り広げられています。

 

さて、気になる利用者ですが…ソニックから降りた人は数人。乗った人は皆無でした。

やはり博多方面からは快速や普通を利用する人が多いのでしょうか?

 

大分へ向かうソニック11号を見送りました。

 

スペースワールド駅は2面2線の駅。4番線の横には客貨分離された貨物線の複線が横たわっています。

 

改札口を抜け、外へ。

 

スペースワールド駅は高架下に駅舎がある構造。

みどりの窓口が併設されています。

 

改札口の先の柱にこれから向かうジ・アウトレット北九州の広告が掲げられていました。

 

それでは、さっそく向かいましょう。

 
 

スペワの置き土産…月の石

ジ・アウトレット北九州はスペースワールド駅のすぐ隣り、もとスペースワールドだった土地に建設されています。

数年前まではスペースシャトルの実物大模型や遊具でひしめいていた場所は、アウトレットモールとして生まれ変わりました。

 

建物の中で一番駅に近いのが北九州市科学館「スペースLABO」です。

スペースLABOはプラネタリウムを備えた本格的な科学館。

 

このスペースLABOは完全予約制(2022年8月現在)で、展示室とプラネタリウム、それぞれ入るのに予約が必要です。

 

前日に行くのを決めたこともあり、空きはほとんどなかったのですが、運良くプラネタリウム10:30~、展示室16:00~の予約を取ることができました。

 

当日は完全に予約で満杯となっており、多客期に当日突然入ることは難しそうです。

 

まずは10:30~のプラネタリウムを楽しむことに。

 

3階のプラネタリウムまでエスカレーターで向かいます。

 

3階に上がると、まるで宇宙のような空間!

薄暗い中、天井には星が散りばめられています。

 

プラネタリウム前の空間には実際のアポロ司令船(不使用)やスペースシャトルのエンジンなどが展示されています。

 

そして、何と言っても一番の見所は本物の月の石

 

重さ176.4g、日本で常設展示されているものの中では最大の大きさなのだとか。

こちらはアポロ司令船などとともにもともとスペースワールドで展示されていたものであり、一旦NASAに返還された後2018年からいのちのたび博物館で、2022年よりここスペースLABOで展示されています。

 

初めて見る月の石。

1970年の大阪万博では月の石を見るだけで数時間並んだと言われている伝説の品だけに、実際に目で見ると感動モノですね~

 

入場開始時刻になったのでプラネタリウム内部に入っていきます。

 

(スペースLABO公式HPより引用)

西日本最大級、直径30mのドーム内にはリクライニングシートが配置され、映る星々を見上げながら楽しむことができます。

 

(KoKaNetより引用)

機材も最新鋭!

自然に見たままの星空を映し出すことができるそうです。

 

この日、科学館の屋上から見えるであろう星々、赤いアークトゥルスや土星、アンタレスを解説員とともに探しながらの時間はまさに癒やしタイムでした。

 

 

極みやのハンバーグ

一旦スペースLABOを離れてアウトレットモール内を散策。

 

各建物間には木々が植えられているのが特徴的です。

 

しばらくお店を巡ったのち…

 

…暑い!!!

 

暑さに耐えかねて外を歩くのをやめ、建物の中に入りました。

 

ちょうどお昼時。

ごはんタイムです!

 

訪れたのはこちら!

フードコート内にある極味やです!

福岡パルコや博多駅にもあって一時期はとっても並んでいた人気店。

 

フードコートで食べられるなんて…!

ということでさっそく並んでみました。

 

 

15分ほど並んで私の番に。

 

 

薪の香り漂う調理場では今まさにハンバーグが強火で焼かれているのが見えます!

とっても食欲がそそられますね~

 

実は薪で焼くのは極味やの中でもここだけなのだとか。

 

こちらが今回頼んだハンバーグ!

 

極味やのハンバーグには特徴があって、表面はこんなふうにこんがり焼けていますが…

 

開けてみるとこのようにほぼ生!

 

後ろに見える焼き石の上で自分でジューッと焼いて食べるのが極味やの特徴。

 

いつでも焼きたてのハンバーグを食べることができます。

もし途中で石が冷たくなっちゃったら交換も可能です。

 

※生のまま食べるのはNGで、しっかり焼いてあげる必要があります。

 

伊万里牛を使った美味しいハンバーグでした…!

(途中で石が冷たくなっちゃって慌てちゃったりしたのは内緒…)

 

 

スペースLABO再び

 

スペースLABOの展示室入室の時間が来るまで再びぶらぶら…

 

 

グリーンショップで珍しい花々を眺めたり…

 

ASOBLEの巨大クレーンゲームを眺めたり…

 

私こういうの得意でないので見るだけ…

 

しばらくすると予約時間(16:00~)が近づいてきたのでスペースLABOに戻ります。

スペースLABOの展示室は予約時間以降ならいつでも出入り可能という仕組み。

そのせいか、早い時間に予約が集中しちゃうみたいで、こんなに遅い時間しか取れませんでした。

 

展示室入ってまず現れたのは竜巻!

こちらは北九州市出身の気象学者藤田哲也氏にちなんだ展示。

 

竜巻の強さの尺度・藤田スケールを考案したことで世界的に有名な方です。

鉄オタ的に気になるのは延岡市で485系がひっくり返ってしまった竜巻…

 

 

ここでは再現された竜巻を下からだけでなく上からも眺めることができます。

虹色に照らされる竜巻は美しい反面、どこか恐ろしさも感じますね…

 

2階に上がってみるとこんなものが。

こちらは強風シュミレーター。

風速15mの風を体験することができます。

 

スイッチを入れると猛烈な風が襲ってきます。

髪の毛は逆立ち、風の音以外何も聞こえず、目を開けているのもやっと…

これが風速15mの世界。

でも、これ台風の強風域並みの風速しか無いんですよね…

もし暴風域級の風になったら…恐ろしい限り。

 

強風が年中吹き付けることで知られる北海道の襟裳岬には暴風域級の風速25mを体験できる施設があるとか。いつか行ってみたい…

 

 

 

 

他にも館内には北九州市内の企業とコラボしたコーナーなど楽しい展示がたくさん!

ゆっくり見て回るなら早い時間のほうがいいかもです。

 

閉館時間になりました。

そろそろ帰ります。

 

帰りは普通列車と快速を乗り継いで。

この時間にも特急止めてほしいところですが…

 

ということで、今回は特急臨時停車を利用してスペースワールド跡にできたジ・アウトレット北九州を訪れてみました。

科学館があったり、大きなフードコートがあったりと買い物だけじゃなく楽しめる施設でした。

機会があればまた訪れてみたいですね。

 

それでは。

 

 

★乗車データ

3011M 特急ソニック11号 大分行き 香椎(9:28)→スペースワールド(9:59) 885系 SM4編成

149M 普通 原田行き スペースワールド(17:28)→赤間(17:59) 813系RM3408+RM3406編成

4247M 快速 荒木行き 赤間(18:02)→博多(18:40)⑤ 813系RM108+RM105+RM112編成

※2022年8月12日乗車

 

 

 

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