86年 冬。
板橋区の秘境に引っ越した私。
大学に行くのもままならず、、、。
それでも季節は過ぎていき、、、、
サークルのクリスマスパーティーの
連絡がきた、、、、。
慣れない家庭教師のバイトで
少々戸惑い気味の毎日だったので
ちょうどよかった、、。
:*:・(￣∀￣)・:*:
クリスマスは12月25日、、、、
ですが、、、、、
サークルには私のような地方出身者も
多く在籍するため、、、、
少々フライング気味にではりますが
10日ほど前に行われました。
今回の会場は
渋谷のおしゃれなカジュアル居酒屋。
それでもやはりクリスマスということもあって
ドレスコードがあったと思います。
世はバブル前夜。
しかしファッションはDCブームが
到来してまして、、、、。
今では想像できませんが、
渋谷というとお洒落さんの聖地は
丸井やパルコでした。
プチプラオシャレの殿堂である１０９は
それほどオシャレな館ではなく
ハチ公前がメチャメチャ混んでそうな時の
待ち合わせの場所でした。
しかも一階は混むので地下のほう。
地方出身の田舎者にとって
この地下通路ちゅうのが、、、、、、
やたらと手ごわい。
渋谷はもちろん、新宿や池袋、
東京駅もね、、、、、
都会の達人のような人は
地下通路を通って駅の反対側まで
上手に移動しますが、、、、、、
わたくし、、、、、、
新宿駅の西口から東口への移動、、、
いまだに苦手です。。。。。。
池袋に至っては、、、、
改札を出るたびに、、、、、
そこがどこか？？？
わかっていません。。。。。
西武百貨店や東武百貨店が出てきて
初めて自分がどっち側に歩いていたのか
把握するという混迷ぶりを
毎回経験しております。
まあ、、、、
大阪駅でも同じようなもんなんですけど、、
天王寺も似たようなもんか、、、、。
なのでね、、、、、
この渋谷109地下1Ｆ集合ゆうのが、、、、
一番やばいっす、、、、（Ｔ＿Ｔ）
Ｅ電ならまだしも、、、
銀座線渋谷駅の改札を出てしまったら
悪夢ですよね。。。。
地下鉄なのに3階くらいに
出てしまいませんか？？？
あのオレンジのヤツっ！！！
迷うこと前提で早めに出かけたのに
やはり時間ちょうどにつきました。
結構必死のパッチで間に合ったものの
その年の秋に始まった『あぶない刑事』に
どっぷりはまっていた私は
「関係ないね！！」 と
ユウジを気取っていました。
着てるのは入学式に着たのと同じ
スーツなんですけどね、、、。
しらんかったんですぅ、、、、
スーツに冬物というジャンルがあること、、、
みんな同じもんやとばかり思ってました。
しかし、、、
女の子はちがいますね！！
前回の幹部交代パーティーからさらに
グローイングＵＰしてました。
トニータナカさんのメイク講座のおかげなのか？
みんなどんどんきれいになっていました。
当然、、、真理子ちゃんも、、、、
美奈代ちゃんも、、、、、
みんなきれいになっていたのですが
みなさん、、、彼氏ができたようで、、
まあ、、、先輩方なんですが、、、。
会話もね、、、、、
ＤＣブームに渋谷ですから、、、
ペイトンプレイスがどうだ、、とか、、
コムサがどうだ、、、、とか、、
お洒落ＤＣブランド系の話ばかりでして
当時、板橋区の秘境で唯一の大型店
西台ダイエーで買い物をしていた私には
なんのこっちゃら？？
さっぱりでしたし、、、、、、。
私 「何々？？コムサ、、、、」
美奈代ちゃん 「そう、コムサ、、、」
私 「『コムサＤＥとんねるず』やろ。今一つ面白なかったよなっ！！」
美奈代ちゃん 「何？？それ？？」
やばいっす、、、(￣_￣ i)
これまで私の得意なネタは
ほとんどがＴＶ番組、、、、、、
特にとんねるずや鶴ちゃん、、、、
小堺にラビットのネタがメインなのに、、、
その鉄板のＴＶネタが、、、、、、
私 「『上海紅鯨団』って面白いよね！！」
真理子ちゃん 「えーっ？見てない？？」
私 「『プッツン5』は見とかなダメだぞっと！！」
真理子ちゃん 「？？わかんなーーい、、、。」
｡ﾟ+(σ´д`｡)+ﾟ・マジかぁ…
確かにこの年の夏、『男女7人夏物語』が
大ブレーク。
そのビッグヒットに比べると秋からの番組は
どうも物足りない状態でした。。。。
ＴＶ好きの私も
ドラマは見てませんでしたし、、。
しかも、、、、
その『男女7人』の衣装協力が
コムサデモードやったりして、、、、、。
なんかね、、、、
飲み会でなんでもええから
盛り上げたらええんちゃうのっ！という
盛り上がりファーストな時代は
あっという間に過ぎ去ってしまったようで、、、
確かに、、、、
必死になってみている『あぶない刑事』も
イン＆ヤンとかテットオムとかいう
ブランドの服を二人が身に着けてるらしいしぃ、、、。
なんかね、、、、、
そうは言ってもね、、、
私の場合、
羊男に「おどるんだ」と言われても
まだぐずぐずと
迷い続けていたままだった、、、
尾久という渋い下町から
板橋区にある高度経済成長の象徴のような
秘境の街に引っ越しした僕に、、、、
何か大きな転機が来ているようだった、、、。
それは、、、
僕だけにというより、、、、
日本全体を飲み込むような、、、
そんな大きなうねりのようでもあった。。
そんなうねりにも
関係ないね とうそぶいていけたなら
あぶない刑事のユウジに少しでも
近づけたかもしれないのに、、、、。