おばあちゃんありがとう | 出張こども写真・佐々木光里のブログ「 hikari-graph 」

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18歳で上京
はじめて手にした一眼レフカメラは父からもらったNikonF3でした
写真を好きになっていくなかで
自分の名前がどんどん好きになっていきました
光里-ひかり-Hikari

photograph-光で画かれたもの

こんばんは。

 

祖母が、他界しました。

95歳でした。

施設に入っていた祖母を看取ってくれたのは、職員さんでした。

「一人にしてないよ、ちゃんと手をにぎってた」って

おっしゃっていたそうです。

感謝しかない。

 

危篤状態から5日、何かを待っているようで

私が出来たことは
盛岡の桜に家族全員の写真を集めて
「2021年お花見」
おばあちゃんを囲んで最後にお花見を主催。

 

5日あれば、会えなくてもとりあえず近くまで行けたのに、とか
色んな気持ちで複雑で

オンラインでお別れなんて絶対に嫌だって。

でも結果、私は盛岡から祖母を見送ることになりました。

 

ここ数日ずっと落ち込んでいて

もやもやした気持ちを抱えていたんですが

棺にはいったおばあちゃんに、みんな花いっぱいにしてあげていたんです。

 

その時におっちゃんが

「おかん、鼻にも花したろか?」って。

みんなの涙が笑いに代わって、私も、つい笑ってしまいましたね。

 

おっちゃんって。

私の父のお兄さん、血の濃くつながってるおじさんです。

おばあちゃんが

あの豪快な笑い方で、笑って「なに言うてんねん」って、つっこんだなって。

 

そんなことでって思うかもしれませんが

私のもやもやがすっと晴れて

気持ちが楽になりました。

 

泣いてもいいけど、落ちこんだらあかんなって。

 

祖父がなくなってから23年

寂しかったと思います。

そして認知症がおばあちゃんからほとんどを奪ってしまって、

一つずつ。

料理。編み物。オシャレ。

長生きをするってなんなんだろうって思ってしまうこともあったんですが

でもそれも全部おばあちゃんの人生で

それを見せてもらった私たちは

一生懸命に生きないといけないですね。

 

お通夜に参列してくれた姪っ子は

150歳まで生きると言っているそうです。

すごいな。

一緒にがんばろう。

 

 

おばあちゃん。

 

ありがとう。