【家族日記】心が解ける音 | fufu official blog

fufu official blog

日野原希美と藤本ゲンのfufu( ふふ )のブログです。
『 夫婦 』 であったり
『 ふふっ 』 と笑う笑い声だったり
『 フーフー 』 と熱いものを冷ます行為だったり
母が子に与える無償の愛や、大自然が私たちに与える無償の愛のような
音楽を奏でています。

2/12(金)


希美母がまだ普通に元気だった頃、
ある日ある時、思い立って電話をして
何でもない日に


「生んでくれてありがとう。
育ててくれてありがとう。」


と言った。


母に伝えたあと、父にも代わってもらって
同じように


「生んでくれてありがとう。
育ててくれてありがとう。」


と言ったら
最初、一体何だ?何を言われるんだ?と、
電話の向こうでいささか引き気味だった父が
面食らいながら、
でも、
心が解ける音が聞こえてきそうなくらい
何かが流れて嬉しそうな父を感じた。


言ってよかったな、と、思った。
こころから。


そのあと、何の話をしたかは覚えてないけど
何でもない日がまるで
結婚式前夜の


「お父さん、お母さん、、
今まで本当に…… ……」


(…私はそれ、やってないけど…)


のあの神聖な空気をまとったような
私の記憶に残る日になった。
何でもない日の、日にちも覚えていない記念日。


勇気を出してそんな電話をしてからは
比較的ちょこちょこと


「生んでくれてありがとう」


を言うようになった。


そうすると母からも
再度同居をした時の何でもない朝に


「あなたを生んでよかったわ」


と面と向かって言われるようになったりして、
なんてことない日の、
日にちも覚えていない記念日が少し、増えた。
言われた日の日差しや音と共に
鮮明に記憶に残ってる。




生死に関わることや話は
とても繊細で、とても神聖だと思う。



「ありがとう」


は魔法の言葉だと思うし


「生んでくれてありがとう」


は面と向かって言えなくても
部屋で1人で呟くのにしても
最上級の魔法の言葉だと思う。



たとえまだ心の奥深くから
そう思っていなかったとしても
言葉にしてみてほしいと、、


何度でも、言いたくなった時に、
できることなら本人に。



叶わないなら空に向かって
叶わないなら自分の心の奥深くに向かって



「生んでくれて…」

より

「育ててくれて…」

がしっくりくるなら
育ててくれた人にぜひその一言を。


面と向かって届かなくても
言葉や思いはいつか届く。
でも叶うなら、伝えたい相手に。
直接、大切な、その人に。


でも叶わないなら
空に向かって。
自分の心の奥深くに向かって。


「本当の」愛なら必ず届く。
時空を超えて、届く。


かつて私たちが受け取れきれなかった数々の愛が
時空を超えてたくさん届いてきたみたいに。


その時、分かり合えなかった母の言葉。
その時、受け止めきれなかった父の言葉。
祖母の言葉、兄弟姉妹の言葉、先生の言葉、
お友達の言葉、、


言葉、言葉、言葉、、



その言葉にのって届くものが愛か否かは
時が経てば経つほどわかるかもしれないけれど


愛から出た言葉か
不安から出た言葉か
時が経てば経つほどわかるかもしれないけれど



でも基本に立ち返るような
「ありがとう」
を。


生まれたことへの「ありがとう」を。
生んでもらったことへの「ありがとう」を。
育ててもらったことへの「ありがとう」を。



できることなら
その一言を本人に。



何でもない日の記念日が
誰より、
あなたの心を溶かし
解いてくれますように。


心が解ける音を
1人でも多くの人が受け取りますように。


皆様のポチのお陰で開くのが楽しいニコ

いつもありがとうございます!

にほんブログ村 音楽ブログ 音楽活動へ
にほんブログ村

 

私たちfufu主題歌を担当させて頂いた、

アニメーション映画『算法少女』 の予告編キラキラ

ぜひぜひ観てね。

映画も観てね。

URLは こちら https://youtu.be/9uz7QY_zDUI

「 fufu出演情報 」もどうぞご覧下さい♪
fufuのCDについての情報はこちら
fufuへのお問い合わせはこちら
fufuのメルマガ登録はこちら

↓↓こちらをポチッとして頂けると、大変嬉しいです☆
にほんブログ村 音楽ブログ 音楽活動へ
にほんブログ村