夫婦で歩き旅
お陰様で11日目を迎えました
昨日は去年泊まって感動した
ドルフさんというホテルがあって
そこに泊まる気満々だったのですが
検索したらちょうど満室で叶わず
残念だけど仕方ないので
他で探して見つけた所がここ
ここはウイークリーマンションでもあるみたい。
とにかく部屋が広くて綺麗で
お家にいるような居心地の良さがあって
ゲンさんも私もすごく気に入りました
静岡駅付近、レベル高し。
静岡駅に到着。
道路標識の「静岡まで◯◯キロ」の「静岡」が
ここなんですって。
振り向いたら今日はスフィンクスゲンさん
これには訳がありまして、
なぜかというと帽子にタオルスタイルは
耳にタオルがかかるから声が聞こえにくくなるんですね。
タオルが耳にかかってると「あ?」と
聞き返すことが多くなって会話にならないから、
希美さんの声をちゃんと聞き取れるように
(昨日は36度)
でもホテルを出てからずっとなんだか暑くて
ゲンさんも希美さんもいささかバテ気味…
ピーカンの中、なるべく日陰を選んで歩きまして
途中、すき家で朝のサバ定食を食べまして
元気一杯、、になったはずが
やっぱりなんだか暑さにやられる。
(特にゲンさんが)
去年も歩いた道のり。
しかしゲンさんも私もなぜか
全く記憶に引っかかってこない。
歩いていると、「あ!ここ!」という景色から
ダダダと記憶が一気に蘇ることがあって
話した事だとかその時いた人だとか
びっくりするくらい思い出したりするんですけど
今日の道はなぜか記憶がない感じ。
ゲンさんは去年、この先にある「宇津ノ谷峠」の
「宇津谷トンネル」を歩いて通れるかが心配で
心ここに在らずだったのかも、とのこと。
私は…ただボーッとしてたのかな??
とにかく初めて歩く道のような感じで
暑さにやられながら進み
(特にゲンさんが)
途中にあるマックスバリューでしばし休憩。
暑さは昨日の方があるんだけど
湿気かな。
湿気なのかな。
何かが体と心を重くする。
疲れ切った感じのゲンさんの口から
「昌子お母さん、今度は小雨降らしてくれないかな」
と出てきて
「んなアホな」と失笑。
二人とも疲れてるから好き勝手なこと言い出します。
しばしの休憩の後、冷凍飲料もゲットして進む。
が、今度は希美さんも暑さにやられる。
荷物までもが重く感じてくる。
マックスバリューを出てからは
少し太陽が隠れてくれたりしたけど
それでもやっぱり暑い。
冷凍飲料も溶けるのが早くてビックリ。
多少の風もあるし曇ってもいるのに暑い。
ここからは希美さんも少しひーひーしながら進む。
今年はトンネルではなく宇津ノ谷峠を歩くかも、、
と話していたけど、心の中で
(トンネルでいいかも…)
と思ってる希美さんがいたりして。
そうしたらね、そうしたら。
峠に向かって進む道のり、
「あ、ここは見覚えある」
と言う景色を歩いているあたりで
にわかに雲が少し暗くなって
ポツポツと小雨が降ってきたのです。
(小雨だ…)
と思って振り向いてゲンさんを見たら
雨に気づかないでただただ歩いていて。
「小雨だよ。小雨降ってきたよ。」
と言って小雨に気づいたゲンさんと
二人で笑いました。
ほんの30秒くらいの小雨は
たまたま私たちの上に降っただけだけど
それでいいんだ。
私にとって、ゲンさんにとっては
母の雨なんだ。
私も母みたくなりたいと思った。
思いがけない一瞬の小雨に力をもらって
まずは少し歩いてサークルKに。
そしてしばしの休憩のあと、
峠の前にある道の駅でもう一休み。
その道の駅には横になれる畳スペースがあるので
とりあえずそこで横になっとく。
靴下も脱いで体休め。
靴下脱いでるのに履いてるようなゲンさんの日焼けと
希美さんの足首焼け、ウケる
おじさんが「そっちだよ」と道を教えてくれる中、
無事に宇津ノ谷峠の入り口に到着。
去年はこの峠を通らずに
トンネルを通ってショートカットしたけど
古市さんが「宇津ノ谷峠、いいよ」と言っていたので
今年は踏ん張って通ってみることに
小学校低学年と中学年くらいの兄弟に出会い
「こんにちわ」と言おうとしたら弟君の方に先に
「ハロー」と言われて度肝を抜かれた
通ってよかった宇津ノ谷峠。
突如現れる竹の道。
気持ち良し。
こう言う道はむしろ元気をもらえるし
ゲンさんも野生のスイッチが入るらしくて
重かった足が嘘みたいに軽くなる。
蚊の大群がすごすぎて参ったけど
ゲンさんが
「氷の旗とか、甘味処とか出てこないかな」
と言ったらまた出てきたよ。
多分去年は閉まってたお店。
ここは安くて美味しくて、イイ。
ゲンさんはイチゴミルク。
昔やったジャグリングをやろうとしたけど
システムを全く思い出せなくておかしなことに。
朝9時40分に静岡駅近くのホテルを出て
20時くらいに藤枝のホテルに到着。
休憩を入れて10時間20分、23キロの旅でした。
去年通った道をたくさん通って
懐かしかったり、思い出せなかったり。
でも、たとえ思い出せなくでも
一度通った道というのは
何かしらかの安心感がありました。
明日は掛川を目指して歩きます。
金谷峠という、長〜い峠を越える予定。
がんばるじょ
へつづく
いつもありがとうございます!
私たちfufuが主題歌を担当させて頂いた、
アニメーション映画『算法少女』 の予告編!
ぜひぜひ観てね。
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