第五章 パイロットとして小空にはばたく 2 | プライベートジェット機長が見た「超」大富豪の投資の世界

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アメリカでの訓練初日。

 

この訓練所では我々が一番のペーペー(下級生?)だ。

ぺーぺーにはペーペーの仕事がある。

そう、コーヒールームのコーヒーをつくりにいくのも我々の仕事だ(笑)。

 

この訓練所にはおもしろいしきたりというのがあり、一番下のクラスのだれかが座学の休み時間になると下の階にあるコーヒールームのコーヒーメーカーのコーヒーを取り替えに行くという「重要な仕事」があったのだ。

↑いかにもアメリカらしいこんなコーヒーメーカーがあった。

 

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アメリカの訓練所での訓練は最初1か月は座学。その後に実際の小型機を使用した飛行訓練に入る。

 

座学の時間中、アメリカでの生活に関するオリエンテーションや、生活に必要なソーシャルセキュリティナンバー取得、銀行口座開設、運転免許の取得などを行ったり、アメリカでの実際の飛行訓練に必要なFAAに関する法律、ルール、英会話などがアメリカ人教官たちによって行われた。

日本での最初の6か月の訓練でほぼ必要なことは学んでいたので、アメリカでの訓練における特有なことを補うという感じだ。

 

ここでの訓練では基本的に教官は座学、飛行訓練ともアメリカ人だ。

といって日本人の教官がいないのかというわけではなく、日本から赴任している日本人の現役のキャプテンが「カウンセラー」という名のもとでアメリカ人教官ではカバーしきれない部分を補ってくれている。

 

ペーペー訓練生の目印はこの赤い帽子。



「赤帽、赤帽」って呼ばれてこき使われるわけだ(笑)。

「あかんぼう」みたいやな。

 

ちなみに上級生になるとこれが紺色になる。

ぐっと大人っぽく(見えるように)なる。

パイロットになるための基礎飛行訓練は大ざっぱに

1.単発機訓練

2.双発機訓練

3.計器飛行訓練

に分けられる。

 

我々がまず行うのは1の単発機訓練で、エンジン1機のプロペラ機でまずは一人で飛べる能力を取得することだ。

そう、「一人」で空を飛ばなくてはならないのだ。

いわゆる「ソロフライト」。

 

パイロットを志した者が一番最初に忘れられないイベントになるのが、これだ。

 

つづく
 

 

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