トランスアジア航空(復興航空)235便墜落事故 | プライベートジェット機長が見た「超」大富豪の投資の世界

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台湾で同じ航空会社、同じタイプの航空機で事故がまた起きた。

この航空会社は復興航空(トランスアジア航空)で、ATR72というタイプのターボプロップ機だ。

この事故は2月4日10:56(台湾標準時)、台北松山空港発、金門島の金門空港行きの定期旅客便トランスアジア航空(復興航空)235便(GE235便)が、離陸直後に左翼側エンジンが止まり緊急事態を宣言、直後に台北市南港区の河川、基隆河に水上墜落したもの。


怖いのは、墜落直前の映像がたまたま高速道路を走っていた車により撮影されていたことだ。

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この映像を見てみるといろいろ謎がある。

パイロットは離陸直後にエンジンが何かしらの理由で止まったことを管制塔に伝えている。
映像を見ても左エンジンが止まっているように見える。


台北松山空港はランウェイ10と言って、西から東向きに滑走路を離陸することが多いのであるが、離陸後そのまままっすぐに向かってしまうと前方に山があるので、エンジンが故障した時のように離陸後なかなか高度が取れない場合は山をよけるように航路を取る。

上の図の離陸後の航路がどこまで正確かはわからないが、もしこれが正確だとすると、パイロットは川沿いを飛ぼうとしていたかのように見える。
そして川に着水させようとしていたかのように.......

そこが私が疑問に思うところだ。

パイロットは通常ならエンジンが一個止まってももう一つのエンジンを使って飛行を継続し、最寄りの空港へ戻ることを考える。

しかし墜落直前の映像を見るとすでに高度を失うように飛行しており、接地直前には左に大きく傾いてすでに制御が不可能な状態になっている。
左エンジンが止まっている状態で右エンジンがほぼフルパワーが出ているとこのようになりがちなのだが、それをパイロットが右ラダーを使うことによって制御するのが普通だ。

間違って左のラダーを踏んでしまうとこのようなことが起きる。

ただ、なぜ高度を落としてきていたのかがわからない。
正常だった右エンジンの出力が下がってきたのであれば高度を失うことはあり得る。
しかし、そのかわりに操縦自体は容易になる。なぜなら非対称なエンジン出力が減るからだ。
そして、地上での被害を避けるためにパイロットが川に無理して着水させようとしたのかもしれない。

ただ、操縦系統にもトラブルが生じていて最後に制御不能に陥ったようにも見えなくはない。

正確な原因は、ブラックボックス(ボイスレコーダー、フライトレコーダー)の解析を待つしかない............

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