第三章 パイロットになるために 11(最終回) | プライベートジェット機長が見た「超」大富豪の投資の世界

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「3か月という短い期間ででしたが、いろいろお世話になりました。」

いよいよこの羽田空港の地上スタッフルームから離れる日が来た。
そう、この後、いよいよパイロットの訓練に入るのだ。

 






「あなたも一人前のパイロットになったらこんな風にしなくてもいいように飛んでよね.....」

あの時の女性先輩からの何気ない言葉。


羽田での空港スタッフとしての地上研修が終わる日、この言葉がずっと胸につかえたままだった。

いったい彼女は何を言いたかったのだろう?

その時のパイロットはパイロットとして安全を第一に考えて最善の策をとったに違いない。

その結果、羽田空港に帰ってくることになった。

そして我々が帰ってきたお客様のケアをした。

天候が原因で誰のせいでもない。

大変だったけどみんなそれぞれの部門でそれぞれがしなければならない仕事をしたに過ぎない。



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4年後訓練が終わって一人前のパイロットになった時には、コックピットの中の一人として、ここで出会った人たちと共に仕事をすることになる。

エアラインのオペレーションというのは、複雑極まりない仕事だ。

ただ単に飛行機を飛ばせばいいものではない。
たくさんのいろいろなスタッフのいろいろな仕事が有機的に融合して初めて一機の飛行機が安全にそして快適に飛ぶことができる。

毎日それが普通に行われると、何も問題がないような気がしてくる。


地上の人間と機内の人間の連係プレーがあって初めて成り立つ。

でも、その二つの部門がお互いを嫌っていたらどうなるであろう??



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この会社の問題点はここにあった。

たとえて言えば「派閥」みたいなものだろうか?

飛行機に実際に乗って仕事をする「乗務職」と地上での仕事をする「地上職」とのいがみ合い。

ドラマ「半沢直樹」で出てきた「旧産業中央銀行出身」と「旧東京第一銀行出身」での派閥争いに近いものかもしれない。

同じ会社の社員でありながら、違う派閥の者がいがみ合う。

大企業にありがちな構図だ。

社会人になりたてだったあのころの私には正直まだピンと来なかった。

あのころは航空会社の華やかな部分しか目に入らなかったし、若さゆえ、そのようなドロドロした部分にまだ注意が向かなかったのだ。

このあたりの内部紛争についてはおいおい話す機会もあることだろう。

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羽田空港を後にした.....

あさってからはいよいよパイロットになるための訓練が始まる。

他の空港で研修していた同じクラスのメンバーが続々と同じ寮に入り始めていた。

制服も地上係員のものから運航乗務員の制服にかわる。
気が引き締まる瞬間だ。

まだ袖に金色の線が入っていないが........

 


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