「私道内ガス工事承諾書」
今年は夏にかけて “ラニーニャ現象” が発生する予報が出ています。
猛暑と、豪雨
の高温多雨で
観測史上1位の夏!?になりそうです。
青葉若葉の爽やかな季節なのに想像しただけでウンザリして
今年の梅雨から夏にかけての気候が気掛かりですね。
さて、
表題の件ですが、先日ちょうど出かけようとしていた時に、
東京ガスさんから電話が入りました。
担当者:「御社で保有している○○町○○番地私道のガス埋設配管から、
ガス漏れが発生しているようです。」
「今、現場から電話してますが私道を掘削してガス管工事をしても良いでしょうか?」
私:「エッ、本当ですか? すぐ私道を掘削して工事をすぐにやってください」
担当者:「それでは、『私道内ガス管工事承諾書』に署名捺印して頂きたいのですが、?」
私:「申し訳ありませんが、ちょうど今から出かけるところです。」
「緊急事態だから、『私道内ガス管工事』は承諾します。」
「署名捺印は後回しでも良いですか?」
担当者:「有難うございます。」
「それではガス漏れ調査をして、すぐに工事に着手させて頂きます。」
私道埋設ガス管からガス漏れして、
火災でも起きたら一大事になりますから、
取り急ぎ所用を早めに切り上げて現場に向かいました。
実は、
この私道はかれこれ10年ほど前に、
長いお付合いのある地主さんから頼まれて譲り受けた私道です。
『数年前から、見ず知らずの業者から「私道を売ってくれ!」と言われている。
全く知らない業者に売却して私道利用者から文句を言われるのもイヤだし、
貴社だったら地元で長くやっているから、私道を買ってほしいんだけどね。』
地主さんは、ガス工事・水道工事・家の建替え工事・等々のたびに、
「承諾書」に記名捺印しなければならず、
旅行などで出かけて留守にしている時には面倒な場合がある、
ということでした。
また、私道持ち分に不動産投資している会社もあるし、
長期的展望から私道を保有していればビジネスチャンスも広がるだろう、
と、そんな考え方から購入を決めました。
弊社はフレックス組織会社ですので、毎日誰かしら出勤しています。
少しは地域の皆様方にも社会貢献活動ができるだろう
と考えて譲り受けました。
現場に着いて東京ガスの担当者さんに挨拶すると、
担当者:「ちょうどこの辺りからガス漏れがしているらしい、
と近隣住民の方から通報があり、
調査してみると確かに埋設管からガス漏れがしています。」
私:「そうですかそれは大変ですね、
会社に戻って後ほど『私道内ガス管工事承諾書』に
記名捺印しますから、すぐに工事着手してください。」
しばらく、
工事の状況を見守っていましたが、・・・
・ 私道の舗装をカッターで寸分たがわず切断する人、
・ 舗装を切断した汚れを民家に入らないように拭き取る人、
・ 民家に注意を払って、ユンボを操るベテラン作業員、
・ 通行人の安全を確認して誘導する作業員とガードマン、
一見、
大まかな工事に見えましたが、ここまで細心な気配りをして
「私道内ガス管工事」をしていることに驚きました。
東京ガス作業員の方々のチームワークの取れた連携作業には感心しました。
以前、
この私道についてブログにアップしたことがあります。
(リンクあり)
(黄色の部分が私道持ち分)
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、
通り抜けしている私道には、固定資産税・都市計画税が免除されています。
微々たる金額ですが、
NTT電柱使用料と東京電力電柱使用料が指定口座に振り込まれてきます。
私道に接道する土地建物所有者が自宅を売却する際、
私道持ち分が無いと住宅ローンが借入できない場合もあります。
また、建替え等の場合、
水道管やガス管の容量を増やす工事の際にも私道持ち分所有者の承諾書が必要です。
そのため、「私道持ち分を売却してほしい」と頼まれることもあります。
再開発事業で、
街が大きく変貌を遂げようとしているこのエリア、
私道の提供によって、
近隣住民の皆様方に、
少しでも社会貢献活動の一環となり、
お役に立てればよいですね。
皆様方の応援クリックに感謝し、励みにしています。
それでは また お会いしましょう。 (^-^)ノ~~
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