達谷窟毘沙門堂
湿度が低くカラッとしのぎやすい日が続いていましたが、
台風15号の影響で蒸し暑い猛暑日の東京です。
奥州藤原氏が「平泉」に築き上げた “黄金文化”
今日は 達谷窟毘沙門堂 です。
9世紀に蝦夷を平定した坂上田村麻呂が毘沙門天のご加護に感謝し、京の清水寺を模して建立。
前九年後三年の役の折には奥州藤原氏初代清衡公、二代基衡公は 七堂伽藍を建立した
と伝えられています。
一の鳥居、二の鳥居を通り抜けると
切り立った岩壁に飲み込まれそうな、鮮やかな朱色の毘沙門堂が目に飛び込んできます。
大自然が創り出した岩壁と、1200年前の武士達の仏教心が創造した見事な毘沙門堂です。
堂内には戦勝祈願の毘沙門天が祀られています。
岩面大仏 高さ:16.5m 顔の長さ:3.6m 肩幅:9.7m
前九年後三年の役で亡くなった敵味方の諸霊を供養するために、陸奥守源義家公が
馬上から弓張をもって彫り付けたという伝説があります。
姫待不動堂
姫待不動尊の大像が祀られています。
金堂から山道を下りてくると、再び姫待不動堂が、・・・
蝉しぐれの中、一瞬のタイムスリップを感じ、
いにしえの時代のワビサビを味わったような錯覚に陥りました。
ふと、気が付くと、・・・
小さな像がにっこり微笑んでいました。
あっという間の世界文化遺産「平泉」の散策でしたが、
京都や鎌倉とは一味違い、
奥州藤原氏が築いた “黄金文化” “浄土思想” の一片を
肌に感じた夏の旅でした。
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それでは また お会いしましょう。 (^-^)ノ~~