中国版 地上げ | 不動産投資顧問の知って得するブログ

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中国版 地上げ



今日の東京は朝から小雨がしとしと降っていて 少し肌寒く感じられますね。



最近のメディアはよく中国の話題を取り上げています。


尖閣問題については、民放のTVなどは日中双方の国民感情をあおるような内容が多く、


あまりの無責任発言には 耳をふさぎ、目をそむけたくなるようなコメンテーターもおりますよね。




本日の読売新聞 9面:ASIA EYE アジア アイ に、


空き地取得 ⇒ 値上がり待つ 「中国版 地上げ」の記事がありました。(読売新聞より抜粋引用)



中国の都市部で開発されないまま放置された「空き地」が問題になっている。


全国で3000ヶ所近くにのぼり、住宅やオフィスの供給を遅らせて不動産価格高騰の一因にもなっている。


日本のバブル期に起き、社会問題ともなった「地上げ」の横行に似た状態で、中国政府も対策に本腰を


入れ始めた。



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 (読売新聞 9面より引用)


中国政府のまとめでは、地方政府が競売で土地使用権を売却しながら予定通り開発が進んでいない


土地は、今年5月末時点で 2815ヶ所にのぼる。総面積は約113平方キロメートルで東京都世田谷区の


約2倍の広さだ。開発業者は、開発が進まない理由として「周辺住民の反対」などをあげるが、


「土地の値上がりを待っている」との疑いが根強い。


北京では、ビルのフロア単価が5年で20倍になったり、香港系不動産会社が 04年に取得した土地は


6年間で約、375倍にハネ上がる異常ぶりのようです。


「空き地問題」の深刻化を受け、国土資源省などは9月27日、共同で対策をうちだした。


土地取得から1年たっても開発に着手しない場合、業者は土地使用権の入札に参加できなくなる。


値上がり目当ての土地保有を制限するのが狙いだ。


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(写真は 2010.9.3 上海市内 ルネッサンス上海豫園ホテル室内より撮影)


手前の白色がかった部分が「空き地」でした。


上海不動産視察旅行の際に宿泊したホテル室内より 


隣地の「空き地」が気になり、思わず撮影した写真です。    


              不動産屋根性丸出しですね (笑)



中国人民銀行は20日、2年10ヶ月ぶりに利上げを実施し、金融面で不動産の高騰を抑え込む姿勢を


見せた。中国政府は、低所得者向け住宅の建設を進めるなど供給面でも、不動産の高騰を鎮静化して


いく方針のようです。


不動産価格の高騰を放置、低金利のままでは失敗を招くと


日本のバブルを研究した中国が、利上げ・インフレ対策に踏み切って


日本のバブル崩壊の失敗を教訓にしているようです。



自国の経済成長を隣の大国に依存しはじめた日本、


非難中傷よりも


 相互理解と相互協力への時代に入って行くことが望まれますよね。



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