上海不動産市場 上海紀行- 3 -
本日 9月10日 日本振興銀行が 1500億円の債務超過で経営破たんし、
金融庁は初のペイオフを発動するようです。
米国、日本、欧州の経済成長率も予測より下回り、
世界経済の回復が鈍化している今、元気なのは中国だけ でしょうか。
ペイオフ発動により、金融システムへの影響は少ないと報道されていましたが
国民へ与える心理的影響は 大きなものがあると思われますよね。
さて、上海紀行3回目は、上海不動産市場です。
豫園を散策していた私達でしたが、エコ投資家さんの携帯電話が鳴り、
「Pさんがホテルに着いたようですから 戻りましょう。」ということになり
来た時と同じ路地通路を通ってホテルに戻ると、ロビーでエコ投資家さんを待っていたのは
旧友のPさん(今回訪中の目的の実業家様)と、日本に留学経験があり 日本語ぺらぺらのSさんでした。
ラウンジでエコ投資家さんから紹介されて、話題は上海不動産市場へ・・・。
写真はいずれも、上海浦東国際空港~ホテルまでの車窓から、マンション建設ラッシュの模様です。
「中国の不動産バブルの話題は日本でもよく報道されていますね。」
「確かに中国の不動産市場はバブルですよ。」
「最近では中国政府もマンション価格を5~10%位 抑えようとしている。それでも 投資家の熱は下がらず
大都市から地方都市へと投資マネーは流れていますよ。」 とのこと。
聞いてみると、中国のマンション分譲スタイルは躯体だけで スケルトン状態、内装は購入者が
自分の好みで内装工事するようです。
一番 ビックリしたのは、このスケルトン状態のマンションがなんと、9000万戸以上あると言われて
いるようです。 つまり、投資の対象となっており 居住者がいないというのです。
「現空にしておくのは勿体ないからリースして家賃収入を稼げば・・・?」の問に
「投資で保有しているし、2~3年の間の家賃収入を貰っても 売却する際には内装リニューアル工事を
しなければならないから、その時の工事代金のほうが家賃収入より高くつく。」との答えでした。
又、投資期間2~3年で、1.5倍~2倍にハネ上がっているのだから、他人に貸して家賃収入を貰っても
内装工事・リニューアル工事をしたら何もならないようです。
同行のTさんが、中古マンション市場について探りを入れましたが、中古マンションの流通も まだまだの
ようでした。
マンション投資購入者は ほぼ皆が銀行借り入れをしないで、キャッシュで購入しているようです。
理由を尋ねてみると、平均月収が 15万円~20万円、よくて30万円位だそうです。
その人たちが5000万円以上もするマンションを買えませんよ、との答えでした。深く、聞いてみると、
富裕層の人達は 【 GRAY ZONE MONEY 】 グレー ゾーンで 全額キャッシュ購入
しているようです。
どうやら、中国の不動産市場では当たり前のことで、このグレーゾーンを理解できないと
中国経済は理解できないようですね。
そうこうしていると、Pさんが 「私が最近 購入した家(建設中)があるから ご案内しましょう!」と
いうことになり 私達一行は ある開発現地に向かうことになりました。
ブログランキングに参加中です。
あなたも上海に行ったつもりで 元気に応援クリック
を どうぞ。
次回は 上海の豪邸拝見! です。
ご意見・ご感想・ご相談は 不動産投資 .com でも 受け付けています。
それでは 皆様 素晴らしい週末をお過ごしください。 (^-^)ノ~~