自殺について考える① | 不動産屋の中小企業診断士ブログ

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不動産屋であり中小企業診断士。そして、借金、多重債務問題、競売、任意売却。再生のプロフェッショナル(ホームページ⇒有限会社大野不動産コンサルタント事務所) のブログ部屋へようこそ!日々の思いついた事を、ブログにしています。今日はこんな話・・・


毎年3万人もの「自殺者」が出ている。



3分の1を占めるとも言われる経済問題の自殺について考えてみたい。



「死ぬつもりなら、何でもできるじゃないか。」「借金で苦しいのはわかるけど、自殺まで考えなくていいだろう?」と言う方がいる。



実際に借金で追い詰められた人でないと「苦悩」は、なかなかわからないだろう。



普通の生活をしている人には理解が出来ない領域だと思う。



手形の期日が明日に迫っているが資金繰りがつかない。「倒産してしまう。どうしたらいいのだ。あ~、おしまいだ!!!」



頭の中は、資金繰りのことでいっぱいなのである。



その様な時に、闇金から甘い誘いが来たとします。



普通なら絶対にのらない貴方も、藁をもつかむ気持ちですがるのです。

 

普通の生活をしている方は、10日で2割、3割の高利の闇金から借りることが理解できますか。



追い詰められて、考えられない高金利のお金を引っ張ってしまう多重債務者の気持ちを普通の生活をしている方には考えられないと思います。



資金繰りに追い詰められて、精神が破壊されてしまっているのです。



私も過去に資金繰りに追い詰められた経験者の一人であり、また、クレサラ被害者連絡協議会で多重債務者の相談にのっていましたが、借金で自殺に至る原因として、おおむね次のものが考えられます。



一番目は、借金を犯罪だと考え、その罪の意識から苛まされ自殺に至るケース。



たとえば、



経営者でいうと、資金繰りに窮して取引先への支払い、従業員の給料、連帯保証人・銀行に迷惑をかけてしまうことに対する罪悪感を強く持ってしまうこと。



同様に、お勤め人なら、家族、借入先、保証人に迷惑をかけてしまう罪悪感に苛まされること。



借金で自殺してしまう人の多くは非常に潔癖で真面目な方が多いので、他人に迷惑をかけてしまうことを申し訳ないと思っている。



申し訳ないが、返済する能力もないので、死をもってお詫びしたい、または、現実逃避を考えるようになる。



こうして悩みに悩みぬいたが、どうしていいかわからず、自殺を至ってしまう。



貴方に言いたい。「借金を返せなくても、犯罪者ではない。」のだ。



約束を守れず、返済ができない貴方も悪いが、経済活動の中で仕方がないことである。


借金が返済できない罪悪感に苛まれ、絶望することはない。


「借金で解決できないことはない。」を肝に銘じてほしい。



過去のブログに、ヒントは満載だ。



次は、先の見えない不安・恐怖心から絶望し自殺に至る。



つづきは、また後で、



では、では。