ブロ友ドルチェさんへのコメで、フウセンカズラの種人形のことを書いたので、その人形をアップしてみましょう。
去年もアップしたので同じような記事になります。
庭のフウセンカズラの種を見ていた両親。
それが人の顔に見えると、母が器用な父に人形にしてくれと頼みました。
父は庭で木の実の殻や芝の根、枝などを集め制作を開始しました。
服はティッシュペーパーや新聞広告。
母に色付けをさせ、二人楽しく共同作業を進めたのです。
最初は母が大好きな宝塚のステージを再現しました。
ちゃんと階段を降りてくるところを足元で表現しています。
こちらは福島のフラガール。
大きさをコインと比べてみましょう。
人気があって作っても作っても、もらいてがついたお地蔵様。
お雛様や鯉のぼりなど、季節に合わせた人形を二人は次々作ってゆきました。
母亡きあと制作意欲を無くしていた父に、今度は私が作ることをせがみました。
少しでも悲しみを紛らわせてほしくて。
そうして作られたのが瑠璃人形です。
二胡の胴体の縞柄も自然のまま。
小さなタイトル文字は今や骨董品のワープロで父が打ち出してくれました。
こちらは阮を弾く私。
ちゃんと楽器を見ながら再現してくれました。
その後琵琶を弾く友人のための琵琶人形や、旦那様のためのバイオリン人形など一生懸命作ってくれました。
父の目から涙が乾くことはありませんが、それでも頑張って生きようと元気を出すようになったと思います。
母との優しい思い出がつまった小さな世界。
父の心そのままの温かな世界です。
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