こんばんは、なおです。


ふつーに生まれた私が
どうやって今まで生きてきたのか?について
綴っています。。。


前回はここ

【わたしの世界観30】


シングルマザーとして
娘と2人の生活は、

娘はどう思っていたのかわからないけど
私は意外と楽しかった。

小学生になると、娘のお友達が
たくさん遊びにきた。


男の子も女の子もワーッと来て、
家中を駆け巡った後に
みんな揃って外に行ってしまう。

当時はまだ、ゲームよりも
外遊びが好きだった子供たち。


娘もいつもアパートの隣の空き地にある
大きな石のところで

時にはお友達と、
時には1人で、

何かをして遊んでいた。
(何をしているのかは謎だけど
部屋の窓から見えていたから、
何も聞かなかった・・・)


そんな平和な生活が
ずっと続くのかと思っていたけど

周囲は少しづつ少しづつ動いていた。


その頃、父が定年退職した。

若い頃からずっとずっと勤めた会社。

たくさんの賞状が
誇らしげに実家に飾ってあったから
きっと大好きな仕事だったのだろうと思う。

その定年退職の前から
どうやら父の身体は

少しづつ少しづつ

がん細胞に侵され始めていたらしい。

それらしき話はチラリチラリと
聞かされていたから、
特に驚くこともなく、

医学も進歩しているし、
きっと大丈夫だろうと、

思っていた。
思い込んでいた。


定年退職後、父の誕生日の前後だったと思う。
母が家族全員に召集をかけた。

父の定年退職のお疲れ様会だと。



その後、元々やせ体質な父なのに
さらに目に見えて痩せていく・・・・

それと比例し、
がん細胞が活発になっていった。



次へ続く