こんばんは、なおです。


ふつーに生まれた私が
どうやって今まで生きてきたのか?について
綴っています。。。


前回はここ

【わたしの世界観21】




再び家出をした私。

当時の彼の2人のお姉さんの家に
お世話になった。

そこにも何度か両親はやってきた。

でも、頑なに会わない私に
ついに両親はあきらめた。


その頃の私の感情ってどうだったのか、
実はよく覚えていない。

ホッとしていたのか
緊張の日々だったのか
逃げている後ろめたさも
あったと思う。

だけど、これといった感情を
はっきり思い出すことができない。



そこからは目まぐるしく日々は過ぎ去り
冬になり春になった。

同級生は卒業し、自分の進路にすすむ。
そんな未来に期待たっぷりで胸いっぱいの頃。


私のお腹に小さな命がやってきた。


ここでも「未成年」の壁が
全ての未来を変えていった。


親を同伴して病院に行かねばならなかった。
全てが「ままごと」なのだと親から何度も言われた。

よく覚えていないが
自分の両親、彼の両親からも
さまざまなことを言われたけど、


新しい命を生み育てるヒントはひとつもなかった。

今の時代だったなら
スマホで検索して私が命を守ることだって
できたのかもしれないけど、

平成の初期、
スマホはなかった・・・・

もう、反撃する気力すら残らないほどに
体調の悪さと相なって
もういっそ自分ごと
死んでしまっても良いかなとすら思っていた。


その時、自分の意思だけでは
どうにもならないこと、

それだけを感じていた。

未来を想像すると
一人では怖すぎて。


罪悪感と
喪失感

無力な自分をそれほどまでに
自分の中で罵ったのは
半世紀生きた中でも

その時が最大値。


あの日消えた命を
私は一生忘れないでいようって

その時思ったまま。。。。


その後、空っぽになった私は
ハローワークで仕事を探し

彼と籍を入れ
激安の貸家を借りた。


18の初夏だった。


次回へ続く