おばんです。

 
筆文字はぎの屋つきこ亭職人なおです。
 
 
ずっと止まったままの
ことの葉3回目。
(どうして私が書道をやるのか?どんな事で今に至るのかを書いています)
 
 
 
 
 
 
 
 
高校生になった私。
 
どうでもいい高校だった。
 
どうでもいいから普通科。
 
普通って何だよ。
 
出来るだけめんどくさい事を避けていた為、行事に出た記憶はない。
 
授業をサボってアイス食べたり、ラーメン食べたり。
 
学校と反対方向のバスに乗ったり…
 
 
そして、夏だった。
近くのキャンプ場でバンガローでの飲酒。
 
私は飛んだんだ。
窓から
飛んだ。
 
飛べると思ったのかな?
何も覚えてない。
 
ただ、数センチ先に竹を切ったばかりの凶器のようなトゲトゲがあったと後から聞いた。
 
 
気づいたら病院にいた。
手首を骨折。
1週間の入院。
 
 
なんかどうでもよかった。
投げやりだった。
死んでもいい。
むしろ死にてー
そう思って生きてた。
 
 
退院しても
どうでもいい病は治らず。
 
めんどくさい。
家も学校も
もうどうでもいい。
 
一人で生きてみたかった。
 
だから家出した。
夜中にそっと準備して。
 
朝、学校行くフリして
バス乗って電車乗って
隣の県まで行った。
 
事前に住み込みで働けるところを見つけていた。
 
 
知らない街を一人で歩く。
開放感しかなかった。
誰も自分が何者か知らない。
何歳かも知らない。
誰にだってなれるじゃん!って思った。
 
 
1週間後
 
 
母が来た。
 
 
母は泣いていたけど、私は心の中で舌打ちした。
 
 
未成年だとバレた。
怒りでいっぱいになった。
 
 
母と帰る途中
 
 
隙を見て
私は走った。
 
 
そして、また同じ事を繰り返したんだ。
 
 
数週間たって、今度は父母そろって迎えに来た。
 
もう本当に嫌だった。
 
普通の子供はどうなの?
ごめんなさいって改心するの?
 
普通って何?
私普通じゃないの?
 
 
 
ただ自由が欲しかった。
 
早く大人になりたかった。
 
なんでも自分で出来る大人になりたかった。
 
 
その後…
学校は停学。
停学明け
 
また私は家を出た。
その時、付き合っていた相手の兄弟姉妹のところへ。
 
もう親は私を見限った。
 
そして、そのまま籍を入れた。
 
私は18歳になっていた。