ちゃんとふざけて生きてきた 2022.12.1 | FuchuFlightのブログ

FuchuFlightのブログ

西東京、府中にあるライブハウス。
府中Flightのblog。

「府中Flight32周年」


ご無沙汰しております。

というか読者なんて特にいないんですが改めて「ご無沙汰しております。」です。


府中Flightは11月で32周年!という事で、気が付けばそんなになりますか。

思えば2年前、2020年の「30周年」はめちゃくちゃ張り切るぞ!って思ってたら全世界が大フィーバーしちゃったもんだからライブハウスなんて蚊帳の外。
まぁある意味ライブハウス自体が真っ先に日本のど真ん中とも言えましたが苦笑

そんな大フィーバーから2年ちょい、
「やるって言ったらやるんです」
「最低の中からでも最高を見つける」
この辺りをテーマにずっとやっています。

でもだんだん麻痺して来てて、あの時支えてくれた人のことや、あの時感じた恩義や、それこそ協力金や義援金的な物の数々、世の中では無かったことになりそうな勢いですかね?

こちらは忘れてないですからね。


そしてもらったものは必ず返したいのでその都度都度やってきたつもりですが、みなさんはどうですか?

喉元過ぎればなんとやら、にはならないで欲しいですね。


それでもフライトに足繁く通ってくれたお客さん達が沢山いる事をおれは感謝してもしきれないし、その人達が来たいと思える日を作り続けられて良かったなと思ってます。
数や質の話ではなく、単純に「君と僕」の話です。
その回数が多いか少ないかなんて野暮な事は本当はどうでも良いんです。
でも多かった印象があるのでやっぱり感謝してるしフライトあってよかったなってお互い思えてたら更に最高ですね。

そして迎えた32周年の今年、11月はとっても遊ばせてもらいました。
正直な感想は「まだやれる事あるな」です。
チーム一丸となってやってます!っ簡単じゃないと思うけど、割と出来てる方だと信じたいなと。
おれも人なので打たれ強かったり、でも豆腐メンタルみたいなとこもあったりするわけですが、まじで中々人に負けない「体力」のみでやってきてます。

そこにスタッフみんなが付いてきてくれたり、先回りして動いてくれたり、そのお陰でお客さんや演者さんが少しでも気持ち良く利用出来てる、理解してます。

普段中々言う機会もないのでこの場を借りてお礼言っておきます。

フライト入って8年以上経ちましたがなんかやっとスタートラインに立てそうな気がするなってやっとここ最近思ってて、何が始まりで終わりかもわかってないけど
「そんな気持ち」
になっています。

ライブハウスには10代くらいからずっといた俺だけど、ライブハウスの店長という役割は「ライブハウスマジほぼ未経験」の状態で元気よくスタートするはずだったのにクッソいきなり一回転目で「閉店ほぼ確定!」的な演出(例えるならレイ背景にロンギヌスの槍と振動予告からのストーリーリーチくらい激アツ)ってなったフライトの未来をクソほど強引に捻じ曲げてここまできちゃったって感じで、正直良かったか悪かったかわからないんだけど今笑える日もあったりするから良かったのかなとは思ってきてます。

もちろんその事実は自信にもなるけど、同時に沢山の人を巻き込んで迷惑を掛けてるのでは?って考える時もある。

「まさしが言うなら手伝うよ」、「まさしが言うなら行くわ」ってマジで何回言ってもらったかわからない。

それって正しかったのかについては今後示し続けていくしかないなって思ってるんだけど。

まぁ言い出しっぺにつきまとう業というかカルマみたいなもんかもしんない。


32周年イベントはあと少し続きます。

それが終わってもある意味同じように日々をフルスイングしていくのでご期待くださらないようにしてください笑

まぁでも相変わらずやりたいようにやっていくんで、って感じです。





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ライブハウスって自由って言うじゃないすか。
自由には責任が伴うわけで。
自由じゃないと感じるやつの大半は本当はわかっている責任を果たせていないからだとおれは思います。
自由だって言うなら極論いきなりブン殴って良い訳だし、いきなり全裸になっても良いじゃん。

でも本当に殴りたい、全裸になりたいならそういうシチュエーション作りという責任を果たさないといけない(LEVEL999の難易度)

でもその責任を基本取れないってわかってるから「その自由」は選ばないでしょ?

でも甘えられそうな部分は別。

お店の人、お客さん、演者さん、仲間、会場、どこでもいいけど責任の所在を何処かしら、誰かしらに押し付けて曖昧に出来そうなものに関してはみんな好き勝手やって、ちょっと言われたら「自由じゃない」とか「晒して炎上」とかなんでしょ?


おれには理解できないからそう言うやつこそブンな…んでもないです。
おれには理解できないなと思います。

その理解できないなと同時にそのギリギリ遊べる範囲は用意できるようにしたいし、実際はちょっとはみ出てきた奴らやそもそもコース外を走ってる奴らの方がおもろい事仕掛けてきてるのもたくさん見てきた。

そういうハミ出るの大好き系のやつに限って話すとまともだったりビッと一本スジ通ってたりする。

だから結局信用できる。


つまり仕事も遊びも結局信頼でさ、バンドもライブハウスもお客さんもそう、だから信頼関係で成り立ってるってよく言うんだよ。

って思います。


俺自身「ライブハウスの店長」なんつーまぁロクでもない仕事してるわけ。

ライブハウスをクリーンに!とか誰でも入れる綺麗な場所に!とか立派だなぁと思うけどそうじゃないじゃんってずっと思ってるわけ。

文化を守ろう!とかも一緒。あのあと誰かそれ言ってます?バカにすんなって話だよな笑

少なくともおれは文化を守りたくてライブハウスやってなくて、バンドやりたいから、そういう奴らと共鳴したいから、くらいなもんです。

それが文化っちゅーもんになったらもちろんステキですね!!

それでもフライトや自分たちを信じてくれてる人達くらいには居心地良い場所にしたいし、だけど小言多くて口うるさい、でも結局それってこの為だったのかって思ってもらえるようでありたい。

実際は小言もなんも言わないかもだけどそんな事を感じてもらえるように育ててきたつもりだし一緒に育ってきたつもりなのでこれからもそうでありたい。

それが信用に繋がっていくと信じたいね。


先日も西荻窪WATTSの話が出て、もはや狭い汚いくらいしか覚えてないんだけど(苦笑)でも強く記憶に残ってるし、そういう場所にもしていきたい。

あ、汚くしたいわけではないので(汗)


その為にはまずは俺から責任とれるように帯締め直します。

実際スタッフも増えてきて任せる事も増えてきて、俺がやらなくても良い事も増えて来たけど今一度見直したい。

みんなぶっ倒れたりして1人になってもやれるなって謎の自信と

とてもじゃないけど1人じゃやれないなっていう不安と

両方持ち合わせて毎日過ごしてるので。


途中出た「君と僕」の話に戻るけど結局のところ、君がいないと始まらないよって思う。

「自由」を増やす為の「擦り減らす日々」って不自由だし辻褄合わないけどその繰り返しをしていこう。



まさし(てんちょ)