簡単にまとめますと、
①プラネタリウムの待合ロビーの椅子が少ない（わずか6席）。
②同待合ロビーに宇宙に関する書籍を集めた本棚があるが、その周りに椅子がなく、子どもが床に座って読む、あるいは立ち読みすることになってしまう。
③館内が飲食禁止であり、離乳食もあげられない。
④中庭で食べることになっているが、ベンチに屋根もないため、かんかん照りの下で食べさせることになる。雨なら使えない。
⑤唯一、屋根の下に１か所だけベンチがあるが、喫煙所になっており、子どもを食事させられない。
というものでした。
早速、私はソフィア堺に赴き、現場を確認した上で、所管している教育センターの職員に改善を申し入れました。
とりわけ、⑤については、厳しく改善を求めました。
唯一の条件のいい（屋根のある）ベンチを、子どもたちではなく喫煙のために使うなど、まったくもって、優先順位を間違えています。
そもそもここは教育施設です。
学校園の喫煙には、厳しく対応し、時に密告の奨励までする教育委員会が（過去ブログ参照）、同じ教育施設のソフィア堺では、人が行き交う中庭で、平気で職員に喫煙させているわけです。
これらに加え、私個人がその場で気づいたこととして、
⑥2Fトイレにオムツ交換台がない。1Fのトイレの脇に交換用ベッドがあるが、非常にわかりにくく、2Fではそれに気づかない。
というものも追加で指摘しました。
そんなやり取りをしたのが、昨日の午前中でした。
そしてその夕方。
早速、教育センターから、一部については改善した旨、残りについては改善を図っていく旨のメールが届きました。
①待合ロビーの椅子 → 椅子14脚をつい追加し、20席に（済）
②本棚周辺の読書スペース → 本棚の横に机と椅子を設置（済）
③今後、1Fギャラリー前に休憩・給水コーナーを設置の方向で検討
④⑤屋根の下の喫煙所を、別の場所に移動し、子どもや非喫煙者が使える場として確保。（済）
⑥1Fに授乳室、オムツ替えベッドがある旨の案内掲示を強化
ということでした。
早い！！！
ここは市の施設とはいえ、指定管理ですから、直接的には民間事業者が管理しています。
よって、指定管理者の意向も尊重せねばならず、その協議等々で、私は正直、「少なくとも2、3日はかかるだろう」と思っていました。
「ここがおかしい！」と指摘されるのは仕方ないと思います。肝心なのは、指摘された後の対応です。
それが、同日にこうして対応の連絡があったわけですから、その早さには感激しました。
民間のサービス業では、これくらいのスピード感覚が当然だと思いますが、なかなかそうもいかないのが行政というものです。
それでも、意識をもってやれば、できるもんなんですね！
市民の方からのメールによると、その方は最初、市に直接言おうとしたそうです。
すると夫さんから、「公務員は仕事が増えないようにしか働かない。プラネタリウムが地域にあるだけありがたい。」と諭されたそうです。「どうせ言っても無駄だ」ということです。
しかし、それでも諦められず、たまたまブログにたどり着いて私のことを知り、ご連絡をくださったそうです。
夫さんの言葉は、まさに市民の多くが公務員に感じているところだと思います。
しかしこうして、すぐに改善を図ってくれる職員もいます。
どうか市民の方も、何か不満を感じた時には、「諦めずに声を上げてみる」ということを、ぜひお願いしたいと思います。
職員の皆様も、議員からでなく、市民から直接指摘があった場合でも、（必要なことであれば）同様に速やかなご対応をしてくださるものだと思いますし、ぜひ、そのようによろしくお願いします。
現地に行った当初は、「怒りのブログを書くことになるな」と思っていましたが（笑）、職員さんの対応に、そんな気が失せた、賞賛のブログとなりました。めでたし、めでたし。
（検討中の課題も、引き続きよろしくお願いします！）
ふちがみ猛志
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