民衆がものを考えないということは、支配者にとっては実に幸運なことだ。

——アドルフ・ヒトラー(1889-1945)

 

 

 面白いものですねえ。国会議員というのは私たち日本人の代表者として選ばれています。それであるがゆえに、私たち日本人が暮らしやすくなるように政治を行ってくれる"はず"でした。

 と、自分で書きながら、何だか笑い出したくなってきます。なぜなら、現実があまりにも相反していて、冗談のように思えてくるからです。国民のために政治に取り組んでいる政治家なんているのでしょうか。少なくとも自民党の国会議員には一人もいないように感じます。

 政治家ばかりではありません、財界も、官僚も、日本のことなど考えていません。すっかり日本という国は「今だけ、金だけ、自分だけ」の世界に変わってしまいました。でも、突然変わったということでもないのでしょう。少なくとも幕末に海外との交流を再開するようなってからは、私腹を肥やすためなのか、見栄を張るためなのか、外国勢に負けてしまうためなのか、色々事情はあったのかもしれませんが、日本を売ることで日本は生き延びてきたように思います。

 私の記憶にある範囲では、1987年に国鉄(日本国有鉄道)が分割・民営化され、JRグループ各社が発足しました。この立役者は中曽根康弘でしたね。日本のことを不沈空母と評したアメリカの犬でした。日本政府が何か「ほお」というような新しいことをする場合、それは日本人が考えたことではありません。必ず背後にはアメリカがいます。明治維新以降はイギリス、1945年の敗戦後はアメリカが日本を統治するようになり、現在も続いています。

 中曽根康弘は国鉄ばかりではなく、電電公社、専売公社も民営化したようですが、その結果どうなったのでしょうか。特に何事も起きていないように思いますが、そうではありません。国鉄や電電公社、専売公社などが民営化されたことにより、黒字のJR東日本、西日本、東海、九州は海外の株主が30%前後、NTTとJTは15%前後が外国人になっています。つまり、利益がそれだけ海外に持ち去られるようになったわけです。そのような利益があるのなら外国に渡すのではなく、JR北海道とJR四国の赤字の穴埋めに使ってほしいものです。

 これは郵政民営化でもそうです。随分すったもんだして郵政省が民営化されましたが、その結果はどのようなことになっているでしょうか。郵便事業は赤字のようですが、これは民営化しようがしまいが、赤字になるのが自然であるようですのであまり問題ではありません。

 問題はゆうちょ銀行と簡易保険の枠組みでしょう。これが民営化で解放されたことによって海外資本が郵政のシェアを食い始めました。例えばご存知アフラックですよね。アフラックは天下り先にもなってしっかり日本に根付いていますが、もちろん利益は"お持ち帰り"です。さらにゆうちょ銀行と簡易保険の株式も約20%が海外資本の所有であり、毎年アメリカに寄付していることになります。

 そのあと、2021年から大々的に起きたことは、"日本人の命を売る"という残虐というか、極悪非道の商売(政策)でした。ご存知新型コロナ騒動、その中でも新型コロナ用ワクチンが露骨でした。いまだに真相は解明されていませんが、そしてことによると永遠に闇の中になるのかもしれませんが、その手口はおそらく以下のようなものだったのでしょう。

 それは何かといえば、ワクチンの副作用で亡くなった人を、新型コロナウイルスで亡くなったと誤解させることによって、人々にコロナウイルスの恐怖を植え付け、接種に殺到させたのではないかと思います。

 たくさんの人がワクチンを接種して、副作用のために次々と死んでいきました。それを知った人々は、ワクチンではなく新型コロナウイルスで亡くなったと誤解し、ますますワクチン接種を重ねるという悪循環になりました。実によく考えられた巧妙な手口です。

 

 これは世界的に行われた大々的な詐欺でしたから、日本政府だけが悪かったというものではありませんが、国民の命を売り物にしたことは間違いありません。

 

 昔の時代劇では「おう、返さねえというなら、娘は借金のかたにもらっていくからな」なんていうセリフにたまに出くわしたものですが、新型コロナ時の日本政府は娘を担保にして金を借りる親よりも悪質で、国民の命を売り飛ばしました。


 命を売ったのだから、次はそうそう売るものはないだろうと思いたいところですが、日本政府は今度は"国民の健康を売る"ことにしたようです。そのことはもうとっくに"𝕏"などにポストされているのかと思いきや、私はまだお目にかかっていませんのでここで書いておきましょう。

 すでにご承知のことかと思いますが、高齢者の窓口負担が着々と引き上げられています。また、今年の8月からは高額療養費制度の自己負担上限額が、年収約650万〜770万円などの層で月額8万7430円から9万2940円に、来年8月かからは11万400円に引き上げられます。

 さらに、これは来年3月からですが、ロキソニンやヒルロイド、ガスターなどの薬剤の保険適用率が変わります。従前であれば、医師の処方箋があれば3割〜1割負担だったものが、追加で25%徴収されるようになるそうです。つまりそれらの薬は以前3割負担だった人なら5.5割負担に、1割負担だった人は3.5割負担になります。

 国全体の医療費の額は膨大なものになっており、昨年度は49兆2000億円だったそうです。(そのうち国や地方などの税金から毎年18兆円程度支出されているそうです。)

 私の記憶している範囲では、安倍晋三政権になってから保険適用が緩くなりました。それまでは厚生労働省の大きな仕事として、医療費を節約して使わせないということがありました。当然です。医療費を甘くしていると国家財政が傾いてくるからです。

 しかし、安倍晋三はその壁を取り払いました。コロナ騒動があることを予め知っていたのか、アメリカを含めた医療業界との癒着があったのか、利権団体として集票や集金のために有用だったのかは知りませんが、医療に対して破格の待遇を始めました。そしてそのことが、新型コロナ騒動の傷口を大きくした要因の一つにもなりました。

 そもそも、医療というものはそれほど力を入れるべきものではありません。病院は人間の修理工場であり、医者は人間相手の整備士です。生産性は高くありません。極端に言えば、この世界から病院や医者がゼロになったとしても、人類が滅びることはありません。平均寿命は短くなるでしょうが、ほんの100年くらい前まで人間はほとんど医療措置を受けずに生きていたのです。医療とはその程度のものです。

 それよりは、新しい人間を育てることに力を注ぐべきです。性能の落ちた古い車を金をかけて修理して乗るよりも、新車を運転した方が気分がいいだけではなく、効率的です。また、修理といっても、心臓や肝臓を新品に交換するというのならまだしも、今の医学ではとてもとても。そこを大きく誤解したのが安倍晋三でした。

 さて、無駄な抵抗をしているような医学ですが、近年とみに金がかかるようになりました。いえ、金をつぎ込んで国の赤字を増やすようにしています。これは、金儲けをしたいという欲があるからで、本当に必要とされているものではありません。薬剤に関しても、医療機器に関してもそうです。このあたりはアメリカ製の武器や兵器と似ています。儲けようとして作っているために、効果があるか否か、性能がいいか否かは二の次なのです。

 そこまでを踏まえた上で、私は日本政府には、そして日本政府をバックで操っているアメリカには更なる狙いがあるだろうと疑っています。まず第一段階として、医療にできるだけ金がかかるようにします。それも本人(患者)負担が増えるようにします。すでに、窓口負担が増やされたり、保険が完全に適用されない薬があったり、高額療養費が値上げされたりしていますが、それをどんどん推し進めていきます。

 医療にこんなに金がかかっては生活が苦しくて困るというまで、国民負担を重くしていき、その上で民間の保険会社の登場させます。「病院代が高くて大変でしょう。月々わずかの掛け金で病院代は私どもの保険から支払われます。是非ご加入ください。」ということですね。

 つまり、約50兆円もの市場をアメリカの保険会社に開放しようということです。さぞアメリカは喜ぶことでしょう。日本も大助かりです。なぜなら国民健康保険の赤字に悩まされずに済むようになります。医師会からの圧力もアメリカの保険会社が防いでくれるでしょう。案外、日本人にとってもいいことかもしれません。

 というのも現在の日本人はあまりにも医療に無知だからです。一般の日本人が無知なだけならまだいいのですが医者の中にも無知な人がたくさん混じっています。あるいは、アコギに金儲けをしようとする医者もたくさんいます。

 そういうのは全部まとめてアメリカの保険会社に躾けてもらったらいいのではないでしょうか。この病状でこの薬や手術は必要ないなどということは、アメリカの保険会社なら一発で査定できるはずです。

 そうやって考えていくと日本も悪いですね。そもそも勝ち目のない戦争に無謀にも乗り出して行った結果、敗戦を招いてアメリカに管理される国になってしまいました。日本人の愚かさが招いたことです。

 国鉄分割民営化にしても、見通しもなく赤字をたれ流した結果です。労働組合を放置していたことも原因のひとつです。いい大人が何をしていたのでしょうか。これは現在のJ R北海道、J R四国についても同様です。どうするのか、将来の青写真はできているのでしょうか。

 その他、少子化の問題、年金の問題、移民の問題など、国民に青写真を示すことのないまま行き当たりばったりで、その時々で嘘を織り交ぜながら政治が進んでいきます。その結果二進も三進も行かなくなった段階で、例えば年金を廃止しますといったふうにちゃぶ台返しをするのが日本政府のいつもの手口になります。"破綻型政治""破滅型政治""特攻型政治"とでもいったらいいでしょうか。

 太平洋戦争(大東亜戦争)もそれでした。やりたい放題で行けるところまで行って「もうやめた、あとは知らんよ」でおしまいになります。戦争するしかなくなるわけです。ガキのやることですよね。また戦争ですか? また敗戦ですか? いい加減にしてほしいものです。