2010年9月


病名ははっきりしないが2つに絞られた。

一歩前進なのか?


先生から病名が確定するまで

治療は始められないが

今できることをしましょうと。


この時体調は安定していた。

ステロイドは順調に減らせていたので

5mgまで減らせたら退院可。

その後はステロイドの服用を続けて

治療方針を決めて行きましょうと。


ステロイドで体調が安定しているので

先生にずっとこのままってわけには

いかないの?って聞いてみたら

あっさり却下あせる

ステロイドはずっと飲む薬ではない。

その場しのぎである。

根本的に治療しなければいつ悪化してもおかしくない


この病院には慢性活動性EBウイルス感染症の専門家がいない。

(稀な疾患なので専門家そのものが少ない)

幸い別の大きな大学病院の小児科!?に専門家がいるので

先生に紹介してもらい

セカンドオピニオンに行くことに。

この病気は子供に多いらしい。

大人なのに小児科に行ってもいいのか?と思ったが

セカンドオピニオンはあくまでも意見を聞くだけ。

なので問題ないらしい。

しかし忙しい先生みたいで予約が取れたのは3週間後。


あと一つ問題が発生した。

入院中の病院は骨髄移植をやっていなかったえっ

けっこう大きな大学病院なのにねあせる

なので慢性活動性EBウイルス感染症ならば

転院するしかない。

移植治療ができる病院を2つ教えてくれた。

紹介状ならいつでも書きますと。


なのでいっそのことセカンドオピニオンに行く

病院のこの時点で転院しようかとも考えたが

セカンドに行く先生は小児科叫び

血液内科の先生じゃないんだよね。

そしてなにしろまだ生検の結果が正式に出ていない!!


生検の結果をきちんと聞いてから病院は考えよう

その間に移植ができる2つの病院の評判などを調べることに。


2010年9月



先生より生検の中間結果を聞くことに。


病名は二つに絞られた。

T細胞性悪性リンパ腫と慢性活動性EBウイルス感染症。

もしくは二つを併発している。



簡単に説明すると

T細胞性悪性リンパ腫

悪性リンパ腫の中でも珍しいタイプ。

全体の1割くらい。

抗がん剤が効きにくく予後不良。



慢性活動性EBウイルス感染症

非常に稀な疾患である。

通常の人であれば持っているはずの

EBウイルスの抗体がない。

免疫不全。予後不良。

治療法はまだ確立されていない。

骨髄移植が有効である。



先生は個人的な意見だが慢性活動性EBウイルス感染症の可能性が高いかなと考えている。

えっとあせるガンじゃない可能性も出てきたってことですか?

しかし話を聞いているとガンよりもたちが悪そう。



EBウイルスとはほとんどの大人が感染しているウイルス。

多くの人が幼少期に感染する。

風邪のような症状でるが数日で回復する。

普通の人はそれでおしまい。


一回感染すると免疫ができる。

しかし非常にまれなケースで

そのEBウイルスが免疫がなくなり

体の中でEBウイルスが慢性的に活動して

体に悪さをしまうことがある。

これが慢性活動性EBウイルス感染症。



普通の人はEBウイルスは血中に存在しない。

(なぜらなば抗体があるので、もし体に入ってきてもやっつけれる)


しかし私は血中にEBウイルスが存在する。

ただ量はそんなに多くない。

この病気の指標になっている数には届かない。

だが患者数が非常に少ないのでその指標があまり意味がない。



T細胞性悪性リンパ腫はこのEBウイルスが関連していることも

あるという研究結果が最近出てきているらしい。



なので二つにまで絞れているがそこからが難航している。



なんだかな~ショック!

どっちに転んでも予後不良ってどうゆうことよパンチ!


2010年9月中旬


ステロイド治療のおかげで体調はずいぶん良くなってきた。

熱はほぼ下がり、痛みも緩和されている。

病院内を散歩できるまでになった。


しかし相変わらず生検の結果は出ず。


私はこの時暇だったこともあり

悪性リンパ腫の本を読みまくった。

敵を知らんと闘えんわメラメラ

ふむふむ得意げ抗がん剤さえすれば何とかなりそうと

勝手に思っていた。


先生よりステロイドが効いて体調が安定したようなので

少しずつステロイドを減らしながら

生検の結果を待ちましょうと。


ステロイドは30mgから始まったが

徐々に減らしていた。


先生から途中経過だが説明しましょうと言われる。


あらゆる可能性を検査した結果

病名は二つに絞られたらしい。


一つはT細胞性悪性リンパ腫。

もう一つは慢性活動性EBウイルス感染症。

もしくは二つを併発している。


いきなり言われてもさっぱりわからず。

感染症って癌じゃない可能性も出てきたってこと?


2010年9月


私にはステロイド治療が効いたみたいで

少しずつ体調が回復してきた。

やっと酸素なしでも大丈夫に。


ステロイドを服用している間は

免疫力が低下するので

感染症予防を徹底するように言われる。


まずはうがい手洗い。

病室を出るときはマスク着用。

この時から生食禁止ショック!

(この先もずっと生食禁止は続きます)


生食とは火が通っていない食事。

生魚・生野菜禁止。

私の主治医は厳しくて生クリームもダメと言われる。


お刺身やお寿司が大好きな私にはこれはかなり辛いあせる

生野菜がダメということでサンドウィッチもダメ。

生クリームがダメとなると食べられるスイーツも限られる。

大好きなものがいっぱい禁止されちゃった叫び

少し食欲が出てきて食べることが楽しみだったのに。


生検の結果は未だ出ず。

なかなか特定できないらしく

専門機関に出したり

遺伝子検査に回していると言われる。

少なくてもこれから2週間はかかるらしい。

もういつまで待でばいいんかいパンチ!

結果が出ないと前に進めないのに。

ゴールがどんどん遠のいていく。

待つことしか出来ずイライラむかっ

2010年8月下旬


生検から1週間たったが

体調は全然良くならず絶不調叫び

あまりの辛さに号泣しょぼん

なにもかもが嫌になる。


その様子を見かねて

先生がやってきた。

まずは更に強い痛み止め開始。

(かなり強いらしく麻酔クラスだと言われた)

依然生検の結果が出ていないので

抗がん剤は始めれない。

しかし状態が状態なのでとりあえず

ステロイド治療を始めることに。


まず一日30mgプレドニン服用。

噂には聞いていたがプレドニンて苦いのねあせる

この最悪の状態から抜け出せるならなんでもしますよパンチ!