2010年9月



先生より生検の中間結果を聞くことに。


病名は二つに絞られた。

T細胞性悪性リンパ腫と慢性活動性EBウイルス感染症。

もしくは二つを併発している。



簡単に説明すると

T細胞性悪性リンパ腫

悪性リンパ腫の中でも珍しいタイプ。

全体の1割くらい。

抗がん剤が効きにくく予後不良。



慢性活動性EBウイルス感染症

非常に稀な疾患である。

通常の人であれば持っているはずの

EBウイルスの抗体がない。

免疫不全。予後不良。

治療法はまだ確立されていない。

骨髄移植が有効である。



先生は個人的な意見だが慢性活動性EBウイルス感染症の可能性が高いかなと考えている。

えっとあせるガンじゃない可能性も出てきたってことですか?

しかし話を聞いているとガンよりもたちが悪そう。



EBウイルスとはほとんどの大人が感染しているウイルス。

多くの人が幼少期に感染する。

風邪のような症状でるが数日で回復する。

普通の人はそれでおしまい。


一回感染すると免疫ができる。

しかし非常にまれなケースで

そのEBウイルスが免疫がなくなり

体の中でEBウイルスが慢性的に活動して

体に悪さをしまうことがある。

これが慢性活動性EBウイルス感染症。



普通の人はEBウイルスは血中に存在しない。

(なぜらなば抗体があるので、もし体に入ってきてもやっつけれる)


しかし私は血中にEBウイルスが存在する。

ただ量はそんなに多くない。

この病気の指標になっている数には届かない。

だが患者数が非常に少ないのでその指標があまり意味がない。



T細胞性悪性リンパ腫はこのEBウイルスが関連していることも

あるという研究結果が最近出てきているらしい。



なので二つにまで絞れているがそこからが難航している。



なんだかな~ショック!

どっちに転んでも予後不良ってどうゆうことよパンチ!