2010年12月


K病院にて治療方針の説明。


CHOP療法を6コース。

CHOPとは抗がん剤テンドキサン、アドリアシン、オンコビンと

ステロイドのプレドニンを組み合わせた療法。

いわゆる標準治療だ。

先生によるとこれにラステットを追加する方法も考えている。

ドイツでT細胞のリンパ腫にCHOP+ラステットで

成績が上がっている実績があるので

試す価値があるかもと。

まずCHOPを1回してみて

どれくらい効くかみてみよう。

効けばそのままで、

効きがわるかったらラステットを追加しましょうと。


これまではだいたい考えていた通り。


驚いたことに先生はCHOP6コース終了後

自家移植を考えているとのこと。


何度も言うようだがT細胞悪性リンパ腫は予後が悪い。

CHOP療法だけでは不完全。

自家移植までしてダメ押しをしてやっつける必要があるビックリマークと力説される。


骨髄移植には同種移植(他人の幹細胞を移植)と

自家移植(自分の新しい幹細胞を移植)がある。

効果はもちろん同種移植の方が高いが

リスクが高く、移植後のQOL低下が考えられる。

自家移植は同種移植よりはリスクは低い。

しかし所詮自分の幹細胞なので

採取の際にがん細胞が残る可能性が0ではない。


先生に同種移植ではなくなぜ自家移植なのか聞いてみると

両方のメリットとデメリットを考えて

今回は自家移植がベストではないか。


先生の説明は丁寧で分かりやすく

十分納得できました。

説明だけで1時間くらいかかった


というわけで治療方針決定。

CHOP療法6クール+自家移植


私はやっと治療の道筋がきまりホッとした。

順調に行けば夏には終わるはず。

ゴールが見えてきたぞグー


今日は娘の4歳の誕生日。


娘は誕生日が嬉しいらしく

朝からテンションが上がりっぱなしアップ

保育園でも先生やお友達から

おめでとうと言われて嬉しかったみたい。

手作りのカードまであった。

保育園の先生ってすごいわ目


夕食に家族みんなでささやかなパーティーをした。

私は部屋を飾り付けて

娘ちゃんの好きな料理をたくさん作った。

最後は娘ちゃん希望のイチゴのケーキ!

上手にふーってできて自慢顔


娘はずっとニコニコニコニコ

そんな娘を見て家族もニコニコニコニコ

凄く楽しかった!!


去年の誕生日は私は入院中しょぼん

娘のお祝いを何もしてやれないのが

嫌で嫌でしょうがなかった。

家族みんなで誕生日を祝う。

普通のことが嬉しくてしょうがない。

これからもずっとできますようにドキドキ


娘ちゃん誕生日おめでとうケーキ

2010年12月


やっと病院をK病院に決めた。


まずは今かかっているF病院の主治医に伝えて

紹介状を書いてもらう。

先生お世話になりました。


いざK病院へGO走る人

セカンドオピニオンに行った先生から

血液内科の先生を紹介してもらったが

いい先生だといいな。


初診ということで時間がかかる

大学病院だからしょうがないけどね。


名前を呼ばれていざ診察室へ。

ある程度F病院の主治医から話が

いっていたみたいで非常にスムーズ。

触診と何点か質問があっただけでいざ核心へ。


末梢性T細胞悪性リンパ腫は確かに成績が悪い。

しかしだからといって諦める必要はない。

まだ若いし闘える体力は十分ある。

完治を目指して頑張りましょう!って言われる目


この時の言葉はすごく印象に残っている。

今まで予後不良とか抗がん剤が効きにくいとか

本当の事なんだろうけどネガティブなことしか

言わない人が多かった。

(先生のタイプによると思うけど)

この先生ははっきりと完治を目指すと言ってくれた!!

この言葉だけで私はこの先生のお願いしようと思った。

実際には完治は難しいのかもしれないが

それを目指して治療するっていうのはモチベーションが上がるアップ


最近の先生はあらゆる可能性は話すけど

絶対○○しますって話す方は少ない気がする。

「完治を目指すって言ったのに全然良くならないじゃない!」

とかいう患者さんがいるのかな。

その時責任問題にとかなるから言わないのかな。

先生も大変ね。あせる


この先生(A先生)はバッサリ物を言うタイプの先生だった。

私はこういう先生のほうがやりやすい。

私は先生運がある気がするチョキ

いままでいろいろと病気をしたけど

変な先生にあたったことがない。

他の患者さんの話を聞くと先生と合わないとか結構ある。

以前旦那が病気をして入院したことがあったけど

嫌なタイプの先生が主治医だったもんな。

偉そうで質問しにくいの。

あんな先生には当たりたくないな。


2010年11月


次回の外来までに病院を決めることに。

インターネットで情報を集めたりしたが

詳しいことまではよく分からず

なので県内の患者会の代表の方に相談した。

すると代表の方が近所に来てくれて直に相談にのってくれた。


代表の方も治療途中で転院するのは薦めない。

転院するなら何も治療が始まっていない今がいいのではないか。


私も同意見だった。


それならばH病院K病院どっちがいいか。


H病院

血液内科が有名で成績もいい。


K病院は大きな大学病院。

なので設備は文句なし。


代表の方に教えても立ったのだが

H病院とK病院は系列ではないが関連病院なので

この2つの病院で先生が入れ替わったりしている。

なので先生の質はあまり変わらなそう。


悪性リンパ腫の治療は抗がん剤である。

抗がん剤はどんどん新薬が出ている。

ただ新薬の対応は大きなK病院がやはり早い。



知り合った患者さんの言葉で印象に残っているのがある。

「血液疾患は生き残った者勝ちよ。

どんどん新しい薬が出来ている。

少し前なら諦めるしかなかった病気が治る時代になっている。

だから頑張って生きていれば必ず薬ができる。

だから負けちゃダメよ!!!」


私は悪性リンパ腫でも珍しいタイプなので

今後のことを考えると新薬が早いほうがいいかも。

先生の質にそんなに変わりないのであれば

設備や新薬への対応がいいK病院がベストでは。


ということで病院はK病院に決めた。

2010年11月


病院はまだ決められずあせる


今かかっているF病院は2週に一度の診察。

11月上旬に撮ったCTの結果が出た。

リンパの腫れは一時的に収まっている。

進行はしてないようだがもちろん治ってはいない。

ステロイドが一時的に効いているだけ。

リンパの腫れて尿管を圧迫しつつあるので

時間をおくと腎機能にも影響が出る可能性が出てきた。

なのでそろそろ治療開始したほうがいい。


ここまでを聞いて主治医に素直に病院選びに迷っていると話した。

末梢性T細胞リンパ腫は抗がん剤が効きにくい。

聞かなかった場合は骨髄移植しかない。

その時に転院しなきゃいけないのは不安。

それならなにも治療をしてない今転院するほうがいいのではないか。

しかし転院先をH病院・K病院どちらにするか決められない。


気を悪くされるかなと心配したが

全然そんなことはなくほっとした。


先生からは今後の治療において重要なことなので

しっかり考えたほうがいいと言われる。

この病院で治療するなら最善と尽くすし

転院が希望なら紹介状を書きますよって

先生ありがとうニコニコ


加えて先日セカンドに行った先生から電話があったとのこと。

あの患者さんはどうなりました?ってカンジみたい。

気にかけてもらって嬉しかった。

良ければ血液内科の先生を紹介しますよって言ってましたよって。


さすがにすぐには結論を出せないので

次回の2週間後の外来までに考えてきますということに。

時間はないぞ!!情報を集めないと!!