『ふる里』
帰る場所がある
なつかしい景色がある
やすらぐ空気がある
愛するひとがいる
ふるさとに感謝
子供の頃の遊び場所
小学校の校庭
昔は広かったけど
狭く感じる大人になったオレ
そこに立つと小学生
悔しかった想い
楽しかったおもいで
ふと思い出し笑いのオレ
懐かしさとは何だろう
遠い昔の生きて来た記憶
広がる空を見上げる
青く澄んだ大空
思わず深呼吸
癒され目を閉じるオレ
のどかな田園風景
開かれる心の眼
いいねとつぶやく
以前は気づきもしなかったオレ
なぜ昔は感じなかったのだろう
まだふるさととは言えなかったから
いつもの玄関くぐる
聞きなれた声がする
心から「ただいま」と
さりげなく二人に伝えるオレ
最近どうだとチチ
歯を磨いたかとハハ
いつもの言葉
ほっとして苦笑いのオレ
オヤコの空間はなぜ変わらないのだろう
どこまで行ってもオヤとコだから
帰る場所がある
なつかしい景色がある
やすらぐ空気がある
愛するひとがいる
ふるさとに感謝
オレにとってふるさとは・・・
かえがえのない大切な存在
ずっと今のままの姿でいて欲しい
いつか必ず恩返しをするから・・・
『青い時』
流れる雲も広がる空も
心に映らない
目の前にある景色だけが
ただ通り過ぎていく
なぜもっと前を向けなかったのだろう
しかたがないよ
それが青い時
もう子供でなく大人だと
フリを繰り返す
知らない世界を経験して
ただ苦さを味わう
なぜまっすぐ進めなかったのだろう
しかたがないよ
それが青い時
迷って探してみちしるべ
さまよい続ける
たび重なる遠回りが
仕事のようなもの
まわり道をすればするほど近づく
理想のひと
青から今度は何色に変わるのだろう
いつかは染まる
自分の色に
あーそんな頃があったなー
そう思える日がやってくる
あの頃の青い瞬間は一度きり
夢につながるトンネルのように
抜ければ心に響く
流れる雲
広がる大空
青い時に一番大切なもの
それは・・・元気さ
