母の介護:遠距離の壁(その2) | こころ豊かに

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少々のことはボヨヨーンとはね返す “丸い大きなふうせん玉” のような 豊かな心 の持ち主になりたいものです。

 母からまた「アナタお正月は帰ってちょうだいね、私は一人で大丈夫だから。」と言われました。

 ショートステイは拒否。帰れるわけがありません。このようなとき、ある出来事を思い出します。

 

 妻の実家は家から車で1時間ほどの所にありました。当時は義父母が二人で住んでいて、必要な時には妻か義妹のどちらかが行ってサポートしていました。

 妻が泊りの予定で実家に行っていた日の出来事でした。夜中12時頃に妻から「もう親子の縁を切りました。これから帰ります。」とメールが届きました。

 そして妻は1時過ぎに帰ってきました。「全然言うことを聞かない! もう勝手にすればいいのよ!」と、憤懣遣る方ないようでした。

 

 母に「・・・帰っていいのよ・・・」と言われた時、車で1時間ほどの距離であれば、「じゃ、ぼくが一緒にいなくてもいいんだね」とパッと帰ってしまい、自分の現実を感じてもらうことができるかもしれません。でも、飛行機での移動となる家にパッと帰るわけにはいきません。

 フォローしてくれる人もいないし・・・

 

 遠距離の壁です。