今日、“亀甲山古墳群”へ行きました。東急の多摩川駅からすぐの所にあり、4世紀後半に築造された古墳群です。一帯は武蔵野台地の南端にあたり、“多摩川台公園”として整備されています。この公園からは、眼下に蛇行する多摩川の流れ、目の前には武蔵小杉のタワマン群をはじめ川崎市の市街が一望でき、天気が良ければ箱根・丹沢の山々や富士山も遠望できます。
ぼくが実家を出たころはタワマンなど影も形もありませんでした。流域の様子はどんどん変化していきます。でも、この台地と多摩川の存在は古墳築造当時と今とで変わりません。当時の人達もこの場所から景色を眺めていたはずです。当時の人が見た景色はどんなだったでしょうか・・・。向こう側に見える多摩丘陵まで広がる湿地の原野が浮かんできます。
ぼくは、この場所に立った各時代の人々に思いを馳せながら、ゆっくりとこの景色を眺める時間が好きです。