自分の来し方を振り返っていると、走る列車の最後尾から“過ぎ去るレール”を眺めているような情景が浮かんできます。
沢山のポイントを通過して、今ここを走っています。今まで、それぞれのポイントは自分が切り替えてきたと思っていました。でも最近は、「人は皆、生まれたときからそれぞれ決められている目的地(人生の目的)があり、そこに向かって走っている・・・。そして、ポイントは目的地へ向けて切り替わる・・・」と思うようになりました。例えば「早く走るべき区間をゆっくり走ったから予定のルートが使えなくなった。他のルートの方に切り替えよう」「無理に飛ばしてきたから点検が必要だ。留置線に入れよう」、あるいは「快調に走って早く到着できたから最短ルートが空いている。そちらの方に切り替えよう」というように・・・。だれかが切り替えていると思うようになりました。
ぼくは、未だ目的地がわからない凡夫です。今のレールをしっかりと走っていれば自分の目的地にたどり着けると信じ、日々過ごそうと思っています。
