この実家で、曾祖母は祖母と祖父が、祖父は祖母と母と父が、祖母は母と父が、そして父は母が介護・介助をしました。特に祖母は認知症で、家庭の日常生活は大混乱しました。父のときは、遠く離れた地に生活拠点を築いてしまったぼくは帰ることができず、母は孤軍奮闘で肉体的にも精神的にも大変な状況に追い込まれました。
そして今、母が介護を必要とするようになり、ぼくに順番が回ってきました。母の姿を見てきただけに、この家に最期までいたいという母の希望を無碍にできず、ぼくは妻や子供家族と離れ実家で介護生活を送ることにしました。このことを、次の順番の我が子はどうみているか・・・。
いつか自分達も介護が必要なときがきます。そのときは、先ず子供家族の生活のことを考えようと、妻と話しています。