こんにちは!
お久しぶりです。
函館の伊藤です。


今年の夏は大学の実習でフィリピンへ行き、農村地域を訪問して現地の方々がどのような生活を送っているのか調査してきました☆

事前調査で貧しいと推測した地域へ行ったのですが、木で立てられた簡単な家に住んでいたり、共同の井戸で水を汲んでいたり、ぼろぼろの服を着ていたり・・・

病気になっても病院へいけなかったり、働くための技術を身につけたいけど町へ出て行くお金がなかったり・・・
やはり、生活は苦しい様子でした。

私たちは最終的に、この地域の方々が少しでも豊かな生活を送ることができるようなプロジェクトを作りたいと思っています。

ただそれは今すぐにできることではなく、何年もかけて調査をし、どのようなニーズにどのように答えていくかということをしっかりと考えなければなりません。

今年フィリピンへ行った私たちはその基盤づくりといった感じでしょうか。

私の所属している分野は、3年の夏に行われる海外実習が必修なので、来年はひとつ下の後輩たちが調査をしに行きます。

このように、下の学年にどんどん引き継がせていき、最終的に何年後になるかはわかりませんがプロジェクトを立ち上げる予定です。

最後まで関わることができないのはは残念ですが、素敵なプロジェクトが立ち上がることを祈っています。

そのためにも、私はこれから現地で収集した情報をしっかりと分析していかなければなりませんが!

がんばります☆^^

それから、フィリピンでフェアトレードのNGO団体を訪問しました!

CCAPという団体で、WFTOにも加盟しています。

フィリピンの自然素材を使った手工芸品の生産を通して、貧困の改善を目指しており、現在フィリピン各島に散らばる30を越える生産者グループを支援しています。

ここでは団体の概要について説明を受け、実際に商品も見せていただきました。

ちなみに私の知っている限りでは、京都にあるシサム工房さんと取引しています。(一部の商品のみ)

お話を聞く中でもっとも私が感心したのは、生産者グループをずっとサポートし続けるのではなく、国内外の注文を受けられるようになるまで自立させ、最終的にはCCAPを卒業させるという仕組みをとっているということです。

国際協力において、「自立」という言葉は大きなキーワードになってきます。

いくら生活が豊かになったとしても、他人に頼って生活していたのでは、本当に生活が豊かになったとはいえないと思うんです。

そういう意味では、最終的に卒業という形をとって自分たちの力で事業を行わせることは大事なことだと感じました。

余談ですが、日本のNGOは寄付に頼って運営している場合が多いですが、海外のNGOはビジネスとしてきちんと成り立たせているので寄付に頼ることはないそう。

日本のNGOもしっかりと自立しなければなりませんね。





本当はフィリピンのことはすこ~しだけ触れて別の話題を書こうと思っていたのに、長々と書いてしまいました!

次の記事で今回書こうと思っていたことを書きまーすニコニコ