日曜日の涼しい時間にやっつけたいバイク整備が…!
最近トップボーイ100のフロントブレーキのタッチがおかしい。
握り始めが「ギュー(握ってもレバーが直ぐに固まるブレーキは効いて無い。)」
そのまま握りつづけると握れるが「ガックン!(ブレーキが突然効く。)」
要するに丁度良い加減でブレーキ操作が出来ないからリアブレーキをあてにして騙しだまし乗ってました。
通勤、買い物と生活の足として酷使されている実は所有してるバイクで一番乗ってるバイク。
これは事故の元だよと重い腰を上げる事に。

実はだいぶ前にブレーキフルードは買っていた。
そして関係者なら必ず家には沢山ある謎瓶。(1年前にブレーキフルードを交換してからの専用瓶として専用ホースも入れてます。)

これオススメのブレーキフルード。
何がオススメかって。量が少いのがオススメ。
250cc売りってこれだけなのでは?
ブレーキフルードって開封したら水分を吸収しちゃい良くないらしいから。
1リットルのなんて素人が買ったら絶対に使い切れ無い気がする。

苦節約43000キロ
トップボーイ100

さあ日陰があるうちに作業開始だ。

まずフロントブレーキキャリパーに付いているこのゴム製のドレンキャップを外す。

そうするとドレンニップルが現れるのでこれに8ミリのメガネレンチを噛ましてホースを装着。


ホースの出口には某果樹のシロップ漬けが入ってた謎瓶を置く。
余談だがこの瓶は新品時に蓋がとても固くて開けるのに苦労する(関係者なら誰もが知っているが…)

次!このビスを外す!

外したとこ。

パカっ!と蓋を開けると樹脂製の白い蓋が現れるのでさらにそれも外す。

2回目のパカっ!

するとゴム製のダイヤフラムが現れるのでこれも外す。
3回目のパカっ!

ありゃりゃりゃりゃ。
ブレーキフルード渇水中ー!(笑)
こりゃ効かないわけだ。
でもさこんなに密封されてるのに蒸発するの?
それともパッドが減った分が押し込まれピストン側に流れて行き移動したとか?

そしてここで1つ目の肝。
マスターシリンダーに残ってるフルードはティッシュに含ませて先に取ってしまう。

ここで2つ目の肝。
ブレーキフルードは開封したら中のアルミ箔を取ってはいけない。少し開ける!
こうすると注ぐ時にドバっと出なくて入れやすい&余った分に水分が入りにくい(たぶん)
ちなみにネスカフェゴールドブレンドもこの開け方にしています。

ちょろちょろ慎重に注ぐ。

線のとこが上限の線です(たぶん)
何故にたぶんかって?
カップラーメンがそうだからそうしてる。

ここからが3つ目の肝。
間違っても古いブレーキフルードをドレンからエンジンオイルの様に一気に抜いてはいけない。(ブレーキホース内に空気が入り新しいフルードが中々落ちて行かなくなるよ!)
右手でブレーキレバーを持ち。

しゃがんで左手でメガネレンチを操作する。
右手でレバーを1!キュッ2!キュッ3!キューって握り3回目のキューの時に左手のメガネレンチでドレンを解放!
その時にキューって握り込んだ分のフルードが排出されます。
右手でパっとレバーを戻す瞬間に左手でメガネレンチを操作してドレンを締める。

これを数回繰り返すと徐々にフルードが落ちて行くので減った分を継ぎ足す。


この繰り返し。
焦ってはいけない。
あまり汚れてはいないから入れ替わった分がわかりずらいけど本来なら綺麗なフルードに変わるまでやります。

まあ気の済むまでやりました。
もう全部新品と入れ替わった事として上限線までフルードを入れ、ダイヤフラムや蓋類を外した逆の順番で装着してネジを締める。

最後の肝。

滲んだフルードは水で良く洗い流す!
ブレーキフルードって塗装を傷めたり中々ヤバい液体ですから!
ブレーキのタッチが見違える様だ!
そりゃあそうだ入って無かったんだから。
さてと。まだ早いからまたツーリングでも行こうかねえ。
おしまい。
土曜の夜にLINEが鳴った。
亀社長だ。明日また秩父経由で佐久(長野県)まで行こうかなとの事…。独り言だとか言ってるけど遠回しに「一緒に行かない?」だよね。
先週日帰り400キロ越えツーリングに行ったばかり。無理!無理!明日こそゆっくり寝たい。
一旦は拒否するも(笑)最近歳のせいなのか、疲れてても早起きだったりする。
「起きれたら行くかも!」って事にして寝た土曜の夜…。
翌朝4時に目が覚めた。
これは行けと言う事か…。
亀社長にLINEすると横須賀は雨が降ってて本当は中止にしたかったらしい…。
横浜は曇り。 雨雲レーダーで確認すると降ってるのは横須賀だけ。
雨が止んだら出て来なよと逆に断れ無い状況に追い込む。
CB190Xを準備して先週の汚れや貼り付いた羽虫を取ったりチェーンに注油したりしていたらこちらも雨が降って来た。
部屋に避難したらセロッカーのエンジン音が!
「横須賀から雨雲を連れて来やがったな。」
まあ。上がってけ。茶でも飲もう。

雨が上がるまで部屋で地図を広げてルートの確認。
2人共にツーリングマップル派(紙地図)
グーグルさんに支配された旅は面白さが半減だし。
雨は直ぐに上り出発!

出発して20分。朝食を食べて無かったのでセブンイレブンに寄ってパンとコーヒーでモーニングだ。
今日の大まかな予定は青梅街道の軍畑から秩父方面へ抜けて秩父から長野県に入ろう、あわよくば佐久ぐらい迄は行こう!って作戦らしい。
亀社長の頭には思い描いたルートがあるらしく一先ず国道16号で橋本方面へそして県道を駆使して高尾方面へ。
「あ〜!八王子霊園の横の道に出た!」
「おじいちゃん、おばあちゃん、ごめんねえ。今度ゆっくり墓参りに来ます!」
祖父母が眠るお墓の方向に身を傾け走りながら片手で祈りを捧げて走る。

管理釣り場がある。
北浅川恩方マス釣り場かあ。聞いた事あるな。
たまには手ぶらでこんな緩い釣り場も良いかもねえ。
少し進むと夕焼け小焼けの里に…!って事はこの先は和田峠経由で上野原に向って無いかい?
道を間違えたらしい…。
でも俺は全く気にしない。
行き先なんてあって無い様なもんだから。

間違えたついでに夕焼けに小焼けの里でお散歩だ。

若い時はこの辺りは時々走ってたな。

夕焼け小焼けの里って夕焼け小焼けの歌の発祥の地だったはず。
ここまで来れば東京都でも自然がいっぱいだ。

懐かしのボンネットバス。
東京でもさ。子供の頃のバスってまだ押しボタンなんか無くて車掌さんに「次降ります!」って伝えて停まって貰い手動スイッチでドアを開けて貰ってたよ。
当時のバスは馬力が無くて急坂の途中で停まると坂道発進が出来なかった。
するとアナウンスがかかり「大人の男性は降りて押して下さい!」って言われ誰も文句も言わず押してたな。
坂を登り切るとバスが停車して男性陣を乗せまた走るシステム。
これさ。誰に言っても信じてもらえないんだけど自分が保育園児だった47年ぐらい前までの話。
東京都の国分寺市の話しです。

やべえ話が脱線してた…。
とんだ寄り道だったけど。(ブログも実際も)

道を間違えたおかげで楽しい景色を見れたな。
道を間違えたおかげで読書も要らん話しを聞けたし…。
間違えたとこまで戻り再び青梅街道を目指す。
亀「むさしいつかいちって方に行くんだよね。」
俺「そう!武蔵五日市に出たらたぶん右行って直ぐに左な。」
そんなやり取りをしながら進む。
大丈夫だよ。
わからなくなったら地図を見るだけ。
あくまでもグーグルマップは最終手段なアナログな二人。
自分の若い頃の記憶と土地勘で進むと微妙に新しい道が出来てたりで戸惑うんだけど、そんな時は空から地形を見る感覚で進めば道は違っても方角はあっている。
雰囲気で進めば懐かしの吉野街道に出て。
多摩川(奥多摩川)を渡れば青梅街道。
軍畑の辺りの青梅街道に出たら右折して直ぐの都道193号を左折すれば秩父方面を目指せれるんだけど…
なな!なんと警察が出て交通規制してる。
右折出来ない!
なんで!
なにやら大規模な自転車のレースらしい。
ツールドフランス的な奴かな…。
青梅マラソンの自転車版みたいなやつ?
よく分からんけど最近は自転車が流行ってるからな。
俺は思うマラソンとか自転車のレースや祭りとかで交通規制するならさ。
例えばマン島TTレース見たいのを日本で開催して交通規制しても良くない?
奥多摩周遊アタックレースとか(笑)
たぶん死人が出るかもしれないからやらないんだろうけどさ。
岸和田だんじり祭りとか諏訪の御柱祭とかでも毎回死人は出るんだから。
やりたい事やって死ぬ事はしょうが無いんだよ。
マン島TTレースだって毎年200人参加したら1人か2人は亡くなってる。
ヨーロッパはモータサイクルが根付いた文化だから。
日本はぱっとでブームの自転車のレースには寛容に交通規制してまで許可するのに。
バイクだと許可下りないよねえ…。
まだまだヨーロッパみたいにバイク文化が根付いて無いんだよな。
話が脱線し過ぎたけど仕方無いから奥多摩湖方面へ左折して停車。
亀「どうする?」
俺「どうしようかねえ…」
とりあえず地図見ようぜ!
つづく。