初めての方は注意事項に目を通してからお読みください。


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父親は言うまでもなく問題児なのだが、ここのところ母親にも勘弁してほしいことが多い。


突然、無視するんだよね。


何なんだろう、一体。

単なる老化?




話の途中で突然、うんともすんとも言わなくなる。

話してる最中に部屋から出ていくってのもあるなぁ。

質問しておきながら、答えを説明してる俺の話は聞かないからね。


今日なんか、俺が話し始めたら3秒で寝た。

5秒前までしゃべってたのにだよ。

のび太並の早さでしょ?




毎日、朝方3時4時までテレビ見てるから、慢性的に睡眠不足なんだろうけど。


こういうのが週に何回かはあるんだよね。

話の途中で突然寝るって技。

速攻でいびきかいてる。




それか、一言二言話し始めたら、そこから勝手に自分がしゃべる。

こっちは全く話し終わってない。
それに、母親がしゃべりだすことを話したかった訳でもない。

先取りして話されるだけならまだいいんだけど、違う話に持っていかれるんだよね。


アスペルガーって同じ話が好きだからさ、俺の言葉から自分の好きな話題に勝手にシフトする。

これを繰り返されると最悪。


言いたいことは言えないわ、こないだも聞いた話を延々聞かされるわ、こっちが唖然としてることにも気づかないわ。

もう面倒臭くて無視するしかない。




おまけに、しょっちゅう早とちりして勘違いする。

当然だよね。

結論聞かないうちに自分がしゃべりだして、自分で勝手に結論出すんだもん。


知ってる言葉とか事柄が入ってきた時点で、嬉しくなっちゃうんかね。

どういう話かとか、相手が何を言わんとしてるかとか、考えて待てない。




これがコミュニケーションの障害なのかなぁ?

俺の気持ちとかどうでもいいんだろうなと思う。

母親自身は、どうでもいいとは思ってないだろう。

でも、俺の存在は忘れてると思う。

自分の話したいことに意識が行った瞬間に、きっと俺の存在は吹っ飛んでる。


ああ、またダシに使われたって思う。




寝不足で疲れてくれば、そりゃ話の途中で寝ることもあるよ。

でも、頻度が高すぎんだよね。

おまけに、その寝不足って仕事でも何でもないわけだし。


毎日、半分寝ながら朝までテレビ見てるわけ。

それもどうしても見たいものがあるんじゃなくて、無理矢理探してる状態。

もはや、きちんと睡眠を取ろうなんて意識はない。


何度も注意したけど、改善される気配もない。




この辺はアスペルガーの性質が邪魔してるんだろう。

自分が生活を正して見本となる姿を示すことが、信頼に繋がるということがわからない。

だらしなくしてる人間に何を言われても、説得力がなくて従う気になれないということを、考えもしないのだろう。






ホント、目の前で突然いびきって、コントかよ。

寝るようなどうでもいいこと聞かないでくれる?
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いつもの買い物帰りのこと。

ちょうど、この記事『発達障害の父親の注意力と配慮』で話した「勝手に駐車場所を変えている」状態になった。




父親が一つ荷物を持って先に車に戻り、俺と母親も残りの荷物を持って続く。


すると、何を思ったのか、父親の車は中途半端な場所に停車。

駐車スペースから飛び出して、通路にかかるくらいのところに止まっている。

危ないから下がるように合図するが、話を聞いているのかいないのか。




こういうとき父親は、視線をこちらに向けるとか、窓を開けて声を聞こうとするということが出来ない。

一つに集中すると別の行動が出来なくなるからなのか、それにしても何がしたいのかわからない。


運転席の窓を叩いて話しかけるが、まだこちらに注意を向けない。

いつまで経っても、バックして駐車スペースに納まるでもない。

どうにかしようとしてるのかもしれないが、素早く動けない。

老化もあるのか、運転技術が衰えてきていてイメージ通りに運転出来ていないようだ。




母親は母親で、隣のスペースに止まろうとしている車の前に立ちはだかり、明らかに邪魔をしている。

悪気はない。

父親の車に集中していて周りが見えていないのだ。

俺が退けろと言っても聞こえていない。




父親の車はまだ前後に動いていて、乗るに乗れない。

ブーツの冬と違って、地下足袋みたいなシューズの俺は、今度こそ踏まれれば骨折する。
(⇒参照)


まだ車は通路にはみ出ているが、止まった隙にもうさっさと乗り込むことにした。

駐車スペースに戻るより、ここから乗って出た方がまだ早そうだったから。




助手席について父親に話しかける。

「どうしたかったの?」

ところが、返事さえしない。

何?無視?

「聞いてんの?」

まだ返事もない。


いつものようにふてくされている顔ではない。

落ち込んでるようでもないようだが……。




もしかしてパニック起こしてる?


アスペルガーは、 はた目にはわかりにくい感じでパニックになっていることがあるらしい。

運転中に話しかけたこともあって、俺の声は処理できなくなっていたのかもしれない。






それにしても、なぜ、父親は最初に駐車した場所から動いてしまったのか。


最初に駐車した場所は端から2番目。

頭から入った。

買い物を終えて停車していた場所は、その隣の一番端の付近。

ケツから入る途中くらいで止まっていて、最初とは車の向きも変わっていた。




最初は一番端にも他の車があった。

その車が出ていったので、なるべく前進で出られるように端のスペースを利用したのかもしれない。

しかし、端の駐車スペースに素早く納まることも出来ず、右にも前にも飛び出たままだったというところか。


恐らく、物理的に可能な範囲と自分の運転能力を把握できていない。

下手に動けばなおさら面倒なことになるのに……。


とにかく「動くな」と念を押しておいた。




そうしないと、今度はこちらがわからない場所まで勝手に移動していたりする。

自分は移動した本人だからわかるが、それを見ていない人間はわからない、ということが想像出来ないアスペルガー。


頼むぞ、ホント。






父親は最近、運転の感覚も相当怪しくなっている。

新車を買って一年余りで、一体何度ぶつけたのだろうか。


助手席の扉に3ヶ所、サイドミラーに2ヶ所、前部バンパーに一ヶ所、左後方に2ヶ所。

凹みはなくて軽くこすった傷ばかりなのだが、それにしてもひどい。


バンパー以外はこすっても感覚はないかもしれない。

が、こんなに気づかないのはちょっとおかしい。




しかも、得意の自慢口調で「車庫にぶつけたんだ」とか弟に言い放っている。

やりとりを知らない弟は、父親がぶつけた自覚があると思っているが、事実は全く違う。


父親は、いつどこでどうぶつけたのかなど、全くわかっていない。

というのも、まず母親が傷に気づいて問いただすが父親は答えられず。

その後、俺が気づいてどうしたのかを聞いても、「ぶつけたんだ」「いつ?どこに?」「わからん」と言う程度。


他人の車にぶつけてたらとか、心配しないのかよと思う。




で、傷から推測するに車庫の入り口にかすった可能性が高いと思い確認したところ、車庫にもかすった後があった。

高さも一致するので、俺が間違いないと判断した。


再度父親に確認するも、思い出そうとするでもなく他人事のような顔。

母親も、「車庫とは思わなかった」という天然ぶり。


いや、傷からして車庫が一番怪しいでしょ?

二人とも、自分にさして判断力がないことを自覚してほしいものだ。






だいたい、何で新車なんか買うかな。

既に危ない運転をしてたと言うのに。


俺なんかあと3年乗れるかだって厳しいと踏んでたのに、誰も新車が無駄になる心配をしない。

祖母が無責任に「あと10年くらい乗るんだから、新車がいいよ」なんて言う始末。

父親の車に乗るのが年に数回のあなたに、何がわかるんですか。

この人も、自分に判断能力がないことを自覚していない。








こないだ救急車で運ばれた時には、これでも親に感謝しなきゃなと思ったのにな……。

一人で苦しむより随分楽だったし。




日進月歩……してるか?
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続・性同一性障害における保険証の性別表記


この記事の中で

>ホルモン投与、胸部オペ済みのFtMが急患で運ばれたら、男性患者だと思われることだってある。

>FtMだと気づいてもらって処置されなかったとしても、俺は仕方ないと思う。

と書いたのだが、


こんな記事を書いた後に何ともタイムリーというか、救急車で運ばれました。




食後に腹痛、下痢、嘔吐があってひどい消化不良だと思っていたら、何とアレルギーとのこと。

予想外でした。


嘔吐と痺れがあったので、昔からよく悩まされた腹痛とちょっと違うなとは思っていたけれど、食物アレルギーとは……。




⇒参照

食物アレルギーねっと
食物アレルギーのここカラダ


アレルギー食品を摂取した時に、食後2時間以内に症状が出る即時型(即発性)と呼ばれるもののようです。

僕の場合は、腹部の膨張、腹痛、下痢、嘔吐、過呼吸、指先の痺れがあり、一時はかなり苦しい状態になりました。


数か月前に一度同じ症状になっていたので、原因を知るためにも一度は病院に行くことにしました。

結果、予想もしていなかったアレルギーだったので、毛嫌いしないで受診して良かったと思います。

アレルギーは特定が難しいようで、結局、夕食に食べた何かとしかわかりませんでした。

アレルゲンと思われる食品を避けることしか出来ませんが、それでも何もわからないより幾分いいですね。






発症した時は夜間で、何が原因なのかもわからなかったので、一応救急車を呼びました。


救急車の中では、搬送先を探す隊員が電話で連絡を取りながら「37歳男性、意識清明」などと伝えていました。

もう一人が保険証を見て身分を確認。

僕は改名後の男性名を告げたのですが、どうやらボーッとしたまま以前の名前の保険証を持ってきたらしく、「この名前(女性名)じゃないの?」と聞かれました。

「改名したので○○(男性名)です」と答えると、さらに保険証の性別(女)に気づいたようでした。

「僕自身は男なんですけど体は女です」と言うと、「戸籍は?」「戸籍も女性です」「じゃあ、女性ですね」と念を押されました。




そう、電話している隊員は、僕の見た目で男性と判断していました。

身分を確認した隊員も、どちらかと言うと男性だと思っていたようでした。

男性名を言ったときには特に聞かれず、その後保険証の「女」という性別を見て確認されたので、男性で違和感がなかったのかもしれません。




ここでやはり問題となるのは、見た目、元の体、戸籍上の性別が一致しないということです。

隊員が「女性だね」と念を押したのは、病人の性別が重要だからでしょう。

僕も体のことは正直に話しました。




しかし、隊員が最初に性別を判断したのは見た目でした。

僕の戸籍はまだ女性で、今回は保険証も提示して自ら説明できたから、体は女性だと知らせることが出来ました。

これが意識がなく知らせられないとか、保険証なしで男性だということにした場合、一般男性だと思われるでしょう。


実際経験してみて、果たしてそれでいいのか?という気もしました。




今回の僕は、救急車に乗り込むときには痛みも幾分和らいで、受け答えも何とか出来ました。

でもこれが、受け答えも出来なくて男性と判断されたら問題ないでしょうか。


例えば、一刻も早く痛みから解放されたい時に、男性だと思われたために薬の量などが合っていなかったら……。

かなりの時間苦しむのかと思うと、ちょっと怖いですね。

最悪、重篤な状態にならないとも限りません。




では、女性と見られれば問題ないのかというと、そうでもなかったりするので厄介です。

男だと思われて投薬量を間違われることに比べたら、小さなことです。

でも、精神的なダメージが蓄積されることを考えるとそんなに軽視も出来ません。




今回は何が原因かも見当がつかなかったので、体は女性だと言うことに迷いはありませんでした。

でも、診療に何の影響もないのに言いたくありません。

と言うのも、多少なり煩わしい思いもしたからです。




救急隊員も医師も(全て男性)、男性としてというか性別関係なく接してくれたのですが、何だか看護師(女性)は微妙でした。

これまでの経験だと女性の方が普通に接してくれて、男性の方が驚いたりするんですが、今回は逆でしたね。

まぁ、それこそ性別ではなく個人差なんでしょう。




問診の時に、『授乳・妊娠の有無』という表記をペンで指しながら、看護師に「どっち?」と聞かれました。

さらっと「無いです」とは答えたものの、『こんなこと聞くなよ』というのが本音でした。

男性名が書いてあるにも関わらず、保険証の性別だけで『女性扱い』されたなあと感じました。


というのも、普通、男性にこんな質問はしないでしょう。

それはもちろん、男性の体には有り得ないことだからでしょうが、有り得る体だからと言って当たり前に聞かないで欲しいです。


自分にはあるはずのない女性の特徴があることが、僕は何より苦しいです。

だから、さして重要ではないところでは触れないで欲しいし、ほんの少し配慮してもらえないでしょうか。




ちょっとしたことです。

「これはないですね?」と言ってもらえれば、随分楽だったでしょう。

本来、ないはずの男なんですから、その気持ちをほんの少し組んでもらえたらと思います。






救急隊員が僕の説明に驚くでも疑うでもなく対応してくれたことには、感謝したいです。

男性と見てもらえたのはとても嬉しかったです。


その分どんな時にどれだけセクシュアリティを明かすのか、考えさせられました。






それにしても、何がそんなに男に見えたのか未だによくわかりません。


体調不良では自分がどう見られているかに気を配る余裕もないです。

寧ろ、気負わない自然な感じが良かったのでしょうか。

声はいつもより低めだったかもしれませんが、普通に喋りました。

トラシャツさえ着てないので、よく見れば胸もあります。

もともと小柄で筋トレもさぼり気味なので、体つきも大したことはないです。




もしかしたら、これでも経験が生きてるのかもしれません。

男性にトランスして10年以上経ち、もう「俺は男だ」という気負いはほとんどなくなりました。


今は、女だと言う人に男だと説得する必要もないし、男だと認めてくれる人に特別に男らしく振る舞う必要もないと感じています。

病院など、必要な時には体のことも話します。


性自認は、そんなことでは変わらないからです。




大事なのは、どう見られようと「男(自分)でしかない」というフラットな気持ちなのかもしれません。