初めての方は注意事項に目を通してからお読みください。
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続・性同一性障害における保険証の性別表記
この記事の中で
>ホルモン投与、胸部オペ済みのFtMが急患で運ばれたら、男性患者だと思われることだってある。
>FtMだと気づいてもらって処置されなかったとしても、俺は仕方ないと思う。
と書いたのだが、
こんな記事を書いた後に何ともタイムリーというか、救急車で運ばれました。
食後に腹痛、下痢、嘔吐があってひどい消化不良だと思っていたら、何とアレルギーとのこと。
予想外でした。
嘔吐と痺れがあったので、昔からよく悩まされた腹痛とちょっと違うなとは思っていたけれど、食物アレルギーとは……。
⇒参照
食物アレルギーねっと
食物アレルギーのここカラダ
アレルギー食品を摂取した時に、食後2時間以内に症状が出る即時型(即発性)と呼ばれるもののようです。
僕の場合は、腹部の膨張、腹痛、下痢、嘔吐、過呼吸、指先の痺れがあり、一時はかなり苦しい状態になりました。
数か月前に一度同じ症状になっていたので、原因を知るためにも一度は病院に行くことにしました。
結果、予想もしていなかったアレルギーだったので、毛嫌いしないで受診して良かったと思います。
アレルギーは特定が難しいようで、結局、夕食に食べた何かとしかわかりませんでした。
アレルゲンと思われる食品を避けることしか出来ませんが、それでも何もわからないより幾分いいですね。
発症した時は夜間で、何が原因なのかもわからなかったので、一応救急車を呼びました。
救急車の中では、搬送先を探す隊員が電話で連絡を取りながら「37歳男性、意識清明」などと伝えていました。
もう一人が保険証を見て身分を確認。
僕は改名後の男性名を告げたのですが、どうやらボーッとしたまま以前の名前の保険証を持ってきたらしく、「この名前(女性名)じゃないの?」と聞かれました。
「改名したので○○(男性名)です」と答えると、さらに保険証の性別(女)に気づいたようでした。
「僕自身は男なんですけど体は女です」と言うと、「戸籍は?」「戸籍も女性です」「じゃあ、女性ですね」と念を押されました。
そう、電話している隊員は、僕の見た目で男性と判断していました。
身分を確認した隊員も、どちらかと言うと男性だと思っていたようでした。
男性名を言ったときには特に聞かれず、その後保険証の「女」という性別を見て確認されたので、男性で違和感がなかったのかもしれません。
ここでやはり問題となるのは、見た目、元の体、戸籍上の性別が一致しないということです。
隊員が「女性だね」と念を押したのは、病人の性別が重要だからでしょう。
僕も体のことは正直に話しました。
しかし、隊員が最初に性別を判断したのは見た目でした。
僕の戸籍はまだ女性で、今回は保険証も提示して自ら説明できたから、体は女性だと知らせることが出来ました。
これが意識がなく知らせられないとか、保険証なしで男性だということにした場合、一般男性だと思われるでしょう。
実際経験してみて、果たしてそれでいいのか?という気もしました。
今回の僕は、救急車に乗り込むときには痛みも幾分和らいで、受け答えも何とか出来ました。
でもこれが、受け答えも出来なくて男性と判断されたら問題ないでしょうか。
例えば、一刻も早く痛みから解放されたい時に、男性だと思われたために薬の量などが合っていなかったら……。
かなりの時間苦しむのかと思うと、ちょっと怖いですね。
最悪、重篤な状態にならないとも限りません。
では、女性と見られれば問題ないのかというと、そうでもなかったりするので厄介です。
男だと思われて投薬量を間違われることに比べたら、小さなことです。
でも、精神的なダメージが蓄積されることを考えるとそんなに軽視も出来ません。
今回は何が原因かも見当がつかなかったので、体は女性だと言うことに迷いはありませんでした。
でも、診療に何の影響もないのに言いたくありません。
と言うのも、多少なり煩わしい思いもしたからです。
救急隊員も医師も(全て男性)、男性としてというか性別関係なく接してくれたのですが、何だか看護師(女性)は微妙でした。
これまでの経験だと女性の方が普通に接してくれて、男性の方が驚いたりするんですが、今回は逆でしたね。
まぁ、それこそ性別ではなく個人差なんでしょう。
問診の時に、『授乳・妊娠の有無』という表記をペンで指しながら、看護師に「どっち?」と聞かれました。
さらっと「無いです」とは答えたものの、『こんなこと聞くなよ』というのが本音でした。
男性名が書いてあるにも関わらず、保険証の性別だけで『女性扱い』されたなあと感じました。
というのも、普通、男性にこんな質問はしないでしょう。
それはもちろん、男性の体には有り得ないことだからでしょうが、有り得る体だからと言って当たり前に聞かないで欲しいです。
自分にはあるはずのない女性の特徴があることが、僕は何より苦しいです。
だから、さして重要ではないところでは触れないで欲しいし、ほんの少し配慮してもらえないでしょうか。
ちょっとしたことです。
「これはないですね?」と言ってもらえれば、随分楽だったでしょう。
本来、ないはずの男なんですから、その気持ちをほんの少し組んでもらえたらと思います。
救急隊員が僕の説明に驚くでも疑うでもなく対応してくれたことには、感謝したいです。
男性と見てもらえたのはとても嬉しかったです。
その分どんな時にどれだけセクシュアリティを明かすのか、考えさせられました。
それにしても、何がそんなに男に見えたのか未だによくわかりません。
体調不良では自分がどう見られているかに気を配る余裕もないです。
寧ろ、気負わない自然な感じが良かったのでしょうか。
声はいつもより低めだったかもしれませんが、普通に喋りました。
トラシャツさえ着てないので、よく見れば胸もあります。
もともと小柄で筋トレもさぼり気味なので、体つきも大したことはないです。
もしかしたら、これでも経験が生きてるのかもしれません。
男性にトランスして10年以上経ち、もう「俺は男だ」という気負いはほとんどなくなりました。
今は、女だと言う人に男だと説得する必要もないし、男だと認めてくれる人に特別に男らしく振る舞う必要もないと感じています。
病院など、必要な時には体のことも話します。
性自認は、そんなことでは変わらないからです。
大事なのは、どう見られようと「男(自分)でしかない」というフラットな気持ちなのかもしれません。
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続・性同一性障害における保険証の性別表記
この記事の中で
>ホルモン投与、胸部オペ済みのFtMが急患で運ばれたら、男性患者だと思われることだってある。
>FtMだと気づいてもらって処置されなかったとしても、俺は仕方ないと思う。
と書いたのだが、
こんな記事を書いた後に何ともタイムリーというか、救急車で運ばれました。
食後に腹痛、下痢、嘔吐があってひどい消化不良だと思っていたら、何とアレルギーとのこと。
予想外でした。
嘔吐と痺れがあったので、昔からよく悩まされた腹痛とちょっと違うなとは思っていたけれど、食物アレルギーとは……。
⇒参照
食物アレルギーねっと
食物アレルギーのここカラダ
アレルギー食品を摂取した時に、食後2時間以内に症状が出る即時型(即発性)と呼ばれるもののようです。
僕の場合は、腹部の膨張、腹痛、下痢、嘔吐、過呼吸、指先の痺れがあり、一時はかなり苦しい状態になりました。
数か月前に一度同じ症状になっていたので、原因を知るためにも一度は病院に行くことにしました。
結果、予想もしていなかったアレルギーだったので、毛嫌いしないで受診して良かったと思います。
アレルギーは特定が難しいようで、結局、夕食に食べた何かとしかわかりませんでした。
アレルゲンと思われる食品を避けることしか出来ませんが、それでも何もわからないより幾分いいですね。
発症した時は夜間で、何が原因なのかもわからなかったので、一応救急車を呼びました。
救急車の中では、搬送先を探す隊員が電話で連絡を取りながら「37歳男性、意識清明」などと伝えていました。
もう一人が保険証を見て身分を確認。
僕は改名後の男性名を告げたのですが、どうやらボーッとしたまま以前の名前の保険証を持ってきたらしく、「この名前(女性名)じゃないの?」と聞かれました。
「改名したので○○(男性名)です」と答えると、さらに保険証の性別(女)に気づいたようでした。
「僕自身は男なんですけど体は女です」と言うと、「戸籍は?」「戸籍も女性です」「じゃあ、女性ですね」と念を押されました。
そう、電話している隊員は、僕の見た目で男性と判断していました。
身分を確認した隊員も、どちらかと言うと男性だと思っていたようでした。
男性名を言ったときには特に聞かれず、その後保険証の「女」という性別を見て確認されたので、男性で違和感がなかったのかもしれません。
ここでやはり問題となるのは、見た目、元の体、戸籍上の性別が一致しないということです。
隊員が「女性だね」と念を押したのは、病人の性別が重要だからでしょう。
僕も体のことは正直に話しました。
しかし、隊員が最初に性別を判断したのは見た目でした。
僕の戸籍はまだ女性で、今回は保険証も提示して自ら説明できたから、体は女性だと知らせることが出来ました。
これが意識がなく知らせられないとか、保険証なしで男性だということにした場合、一般男性だと思われるでしょう。
実際経験してみて、果たしてそれでいいのか?という気もしました。
今回の僕は、救急車に乗り込むときには痛みも幾分和らいで、受け答えも何とか出来ました。
でもこれが、受け答えも出来なくて男性と判断されたら問題ないでしょうか。
例えば、一刻も早く痛みから解放されたい時に、男性だと思われたために薬の量などが合っていなかったら……。
かなりの時間苦しむのかと思うと、ちょっと怖いですね。
最悪、重篤な状態にならないとも限りません。
では、女性と見られれば問題ないのかというと、そうでもなかったりするので厄介です。
男だと思われて投薬量を間違われることに比べたら、小さなことです。
でも、精神的なダメージが蓄積されることを考えるとそんなに軽視も出来ません。
今回は何が原因かも見当がつかなかったので、体は女性だと言うことに迷いはありませんでした。
でも、診療に何の影響もないのに言いたくありません。
と言うのも、多少なり煩わしい思いもしたからです。
救急隊員も医師も(全て男性)、男性としてというか性別関係なく接してくれたのですが、何だか看護師(女性)は微妙でした。
これまでの経験だと女性の方が普通に接してくれて、男性の方が驚いたりするんですが、今回は逆でしたね。
まぁ、それこそ性別ではなく個人差なんでしょう。
問診の時に、『授乳・妊娠の有無』という表記をペンで指しながら、看護師に「どっち?」と聞かれました。
さらっと「無いです」とは答えたものの、『こんなこと聞くなよ』というのが本音でした。
男性名が書いてあるにも関わらず、保険証の性別だけで『女性扱い』されたなあと感じました。
というのも、普通、男性にこんな質問はしないでしょう。
それはもちろん、男性の体には有り得ないことだからでしょうが、有り得る体だからと言って当たり前に聞かないで欲しいです。
自分にはあるはずのない女性の特徴があることが、僕は何より苦しいです。
だから、さして重要ではないところでは触れないで欲しいし、ほんの少し配慮してもらえないでしょうか。
ちょっとしたことです。
「これはないですね?」と言ってもらえれば、随分楽だったでしょう。
本来、ないはずの男なんですから、その気持ちをほんの少し組んでもらえたらと思います。
救急隊員が僕の説明に驚くでも疑うでもなく対応してくれたことには、感謝したいです。
男性と見てもらえたのはとても嬉しかったです。
その分どんな時にどれだけセクシュアリティを明かすのか、考えさせられました。
それにしても、何がそんなに男に見えたのか未だによくわかりません。
体調不良では自分がどう見られているかに気を配る余裕もないです。
寧ろ、気負わない自然な感じが良かったのでしょうか。
声はいつもより低めだったかもしれませんが、普通に喋りました。
トラシャツさえ着てないので、よく見れば胸もあります。
もともと小柄で筋トレもさぼり気味なので、体つきも大したことはないです。
もしかしたら、これでも経験が生きてるのかもしれません。
男性にトランスして10年以上経ち、もう「俺は男だ」という気負いはほとんどなくなりました。
今は、女だと言う人に男だと説得する必要もないし、男だと認めてくれる人に特別に男らしく振る舞う必要もないと感じています。
病院など、必要な時には体のことも話します。
性自認は、そんなことでは変わらないからです。
大事なのは、どう見られようと「男(自分)でしかない」というフラットな気持ちなのかもしれません。