一部、ご心配おかけしました。

大したことないなりに、何とかやれてます。


少し体調は良くなりました。

睡眠は問題なくとれています。

食欲は相変わらずです。

何を食べたいのかわからないことは度々あります。




最近買ったプロテインがちょっと甘すぎて参ってます。

チョコやアイスは好きなんですが、元々市販のものはちょっと甘すぎると感じるくらいです。

だから、味のついたプロテインは少な目に入れてます。

基準は300mlに20gですが、200mlに10gで飲んでいます。

152cm53kg程度の僕には、それでもタンパク質は足りると思うので。


なのに、甘い。

以前のキャラメルラテ風味はちょうど良かったけど、今回のプレミアムバニラ風味は甘すぎる。

どうしましょう(苦笑)。






コメント頂いた方、あえてコメントせずに見守ってくれた方。

ありがとうございます。


あまりにひどいことは書かないで来たので、親に関することはもっとひどい話もあります。

でも、親を責めて終わるのではなく、この状況を何とか糧にしたいと思っています。

むしろ、これを自分の実に出来なかったら、何のためにしんどい思いをしたのだろうと思います。




ここで誰かが僕の文章を読んでくれることが、今の僕の充実感をもたらしています。

こんな自分でも役に立てているかなと思うので。


いつもありがとう。

これからもよろしくお願いします。
性別変更の男性と人工授精の子、親子と認めず 大阪家裁
(Anno Job Log より)




前田良氏の次男の訴訟結果が出た。

こちらは親子関係確認訴訟というもので、次男(母親=前田良氏の妻が代理人)が前田良氏に父親になるよう訴える形を取っている。

長男の訴訟が国の認識を改める訴えなら、次男の訴訟は親子という実態を見てもらおうとするもののようだ。


結果は棄却。

つまり、親子とは認められないということ。


結果は予想していたが、理由が相変わらずというか、訴え方を変えても長男の訴訟と同じことを言われているような気がする。

結局、進展はないということか。

ちなみに、長男の訴訟は最高裁に特別抗告中だが、本人にも連絡はなくその後は不明とのこと。


改めて、司法は当事者の感覚とはかけ離れていることが浮き彫りになった。

せめて、これを今後の収穫にしたいものだが。






前田氏の訴訟を通じて改めて調べさせてもらったことがあるので、私の確認もかねてここに整理しようと思う。




FtM(性自認は男性だが元の体は女性の性同一性障害)が父親として認められるかという以前に、そもそもFtMは社会に男として受け入れられているのだろうか。


前田良氏は、「性同一性障害者特例法で性別変更を認めたのだから、他の男性と同じ扱いになるはずだ」と言っているが、実際はそこまで受け入れられていないというのが私の感想だ。

戸籍変更した性同一性障害者(GID)に、共通の年金番号を割り振るくらいである。

同じどころか、どうしても区別したいのだと思う。

前田氏の長男の訴訟が、高裁で即刻却下された時にも改めてそう感じた。




連載記事でも触れたように、もしFtMがシスジェンダー男性(性同一性障害などではない男性)と同じ立場が保証される社会なら、特例法などなくても裁判所で戸籍の変更が認められるだろう。

しかし、これまでの申し立ては全て棄却され、特例法が出来てからも厳しい要件が設けられている。

この要件には、現に子がいないことと生殖能力を欠くことも含まれている。

つまり、性同一性障害の当事者が子供を持つことや一般的な男女のような家庭を持つことに対し、否定的であるとも読み取れる。


生殖医療と法整備の観点から見ても、明治時代の法律から変わっていないような社会である。

多様な家族の形について議論もせず、国は長らく放置してきた。

各国で同性愛者のパートナー制度なども立ち上がる中、「同性愛者には配慮は必要ない」とまで言い切る政党もある。

血縁もない、生物学的に雄でもない人間を父親と認めるような柔軟性は、まだまだ足りないと言えるだろう。




しかしながら、現代に即さない伝統的な判断に頼るようでは、この先も問題が増えるだけである。

婚外子の相続差別が違憲と判断された今、子どもと家族に関わる法的措置について統括的な議論を期待せずにはいられない。


前田氏の訴訟は、FtMの性別変更後の子供という極めて少数の問題だが、戸籍、生殖医療、LGBT(性的少数者)と多くの問題と密接に関わっている。

極少数の問題を個人で訴えるより、横の連携を強くして法と性・生の問題として抜本的に改革できないものかと思う。




この点に関して、FtMの活動家として知られる虎井まさ衛さんも著書で次のように語っている。


「TS(と半陰陽者)以外で戸籍に不利をこうむっている人々は、『婚外子』・『被差別部落出身者』・『禁治産者』・『帰化』者・『国際結婚』のカップル・同性愛者のカップルなどで、それぞれ独自に反対運動などをしているが、今後は連携して大きな動きを創ることが望まれる」

(『女から男になったワタシ』より)

(※TS=トランスセクシュアル→性同一性障害のこと。半陰陽=性分化疾患のこと)




この書籍は1996年初版である。

虎井さんが当時から連携の必要性を感じていた問題が、20年近く経ってもまだほんの一部しか改善されていない。

残念だがこれがこの国の現状だ。




その昔、虎井さんも裁判所に申し立てをしたことがあった。

こちらは戸籍の性別の変更を求めて。

手術済みで見た目も実生活も男性そのものであるが、特例法などない1994年のことである。


しかし、自ら取り下げた。

却下が確定的になったから。

取り下げれば記録には残らず、再度申し立てをする際には、まっさらな状態で始められるという理由だったようだ。


1994年11月、虎井氏は初めて法廷に立つも、住所、氏名、年齢、職業を訊かれただけで、10分ほどで終了。

95年2月頃、判事、弁護士、精神科医のみで話し合われ、3月には却下される状況になったという。

本人抜きで却下されるとは、虎井氏も驚きを隠せなかったようだ。


こんなに簡単に門前払いされるとは、酷い話である。




まだ方法はあると言われたが、断念したとのこと。

なぜなら、東京から北海道の法医学教室を訪ねたらというものだったから。

そうまでしても可能性は低く、それも虎井氏が関係者のあらゆる費用を負担するという、厳しい条件だったようだ。

なぜ帝都東京ではダメなのだと憤りを綴っていることからも、本当に無念だったと思われる。






虎井氏と同様の訴えはいくつもあったが、棄却を繰り返し、裁判によって戸籍の性別の変更が認められることはなかった。

司法はまず生物学的性を絶対視し、次に社会的認知を理由に挙げた。

この現状を打破するべく作られたのが、ご存じ性同一性障害者特例法である。

結局、立法化されなければ全く認められなかったのだ。






前田氏の申し立ても、同様かそれ以上の難しさを感じる。

該当する法律がない場合、検討もされずに退けられる。

ましてや、性という偏見の強い分野である。


加えて、子供の福祉と生殖医療の問題との噛み合いまである。

すなわちこの訴訟は、子供と血縁のない性同一性障害者を親にしてもよいかというだけでなく、生殖医療によって生まれた子供の親を誰にすべきかという問題を含んでいる。




前田氏がどうしても実子として認可を求めるのなら、新たな法律を作るくらいの働きが必要だろう。

そのためには、まずこの問題を考慮してもらうための戦略が必要だと考える。






★参考
『女から男になったワタシ―虎井 まさ衛 (著)』
前田良の日記(2013/9/13)

☆関連記事
FtM嫡出子問題⑩ この裁判が問うもの
FtM嫡出子問題・続② 前田良氏の次男は親子関係確認訴訟へ
FtM嫡出子問題・続④ 嫡出子と認められFtMも父親に