GID用語解説1:性同一性障害・トランスジェンダー・Xジェンダ ー・性分化疾患、 | 俺、スカートはかないよ

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1977年、俺は女性として生まれ、2008年6月27日、戸籍上の性別が男に戻った。 俺の人生が誰かの役に立つように、誰かの苦悩を癒せるよう祈りながら俺の人生を残す


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新井 光です。

 

さて、前回の続きで、専門用語の説明をしますw

 

 

 

 

性同一性障害(読み「せいどういつせいしょうがい」)

これは割と認知が広くなってきたので、説明不要かもしれないが念のため。
以下、GID(=Gender Identity Disorder)と略していく。

簡単にいうと、

肉体と心の認識の性別が一致してないということを指す。
主に認識している性別に肉体を合わせていくために、
治療や手術や、法的な訂正を望む状態。

肉体は男なのに、心は女という認識をし、そういう行動をとる。
 →MtF(エムティーエフ、Male-to-Female)という。

タレントのはるな愛さんや、世田谷区の区議会議員・上川あやさんがそうだ。

はるな愛さんの著書「素晴らしく、この人生」

 

マツコデラックスさんは、MTFではなく異性装者。また別で説明しよう。


逆に、肉体は女なのに、心は男という認識をし、そういう行動をとる。
 →FtM(エフティーエム、Female-to-Male)という。僕はこれにあたる。
10年くらい前に、競艇選手で安藤大将(旧名:千夏)さんがカミングアウトして一躍時の人となったが、何かの事件があった気がする。。。

また、FTM界のパイオニアは、虎井 まさ衛さんという作家さんだ。

 

 

昔、3年B組金八先生で、上戸彩ちゃんがGIDのFTMを演じたことは記憶に新しいと思うが、そのモデルとなった方である。

あのドラマのおかげでGIDへの認知は一気に広がったといっても過言ではない。

 

 


さて、もっと大きな意味合いとして、

トランスジェンダーという呼び名がある。

トランスジェンダー

最近は、性別違和(読み「せいべついわ」)と呼ばれたりもして、GIDと区別されることも増えた。

これを説明すると、ややこしくなるので心して聞いてほしいw
なるべく簡潔に説明するように心がけます!

以前までは、この性別への違和感が3つの段階に分けられて呼ばれていた。

 

1.TV(=トランスヴェスタイト

 →異性装をすることで落ち着く人。

 マツコ・デラックスさんや、ミッツマングローブさんがこれにあたる。

 

2.TG(=トランスジェンダー

 →ホルモン治療や改名で体つきだけの変化で落ち着く人

3.TS(=トランスセクシュアル
 →性別適合手術をして、戸籍上の性別も認識の性にしたい人、またはした人

ざっくりいうとこんな定義だった。



だが、この3種類ではおさまりきることがなくなり、
今や、性別がない、無性という状態の「Xジェンダ ー」と分類される人も増えた。
Xジェンダ ーについては、また別で書くとして、


トランスジェンダーは、

男と女とか性別の認識がない人も含む、
性別に違和感がある人の総称
、になっている。



Xジェンダ ー(読み「えっくすじぇんだー」

これは比較的新しい呼び名だが、結構増えている感じがする。
統計をとったわけではないけど、ブログやツイッターをみても、
自分の性別を、FTXとかMTXというように表現しているユーザーが目につく。

FTXが、元の肉体は女で、性の認識はどちらでもなく、中性、両性、不定性、無性ということ。


MTXは、元の肉体は男で、性の認識はどちらでもなく、中性、両性、不定性、無性ということ。

つまり、精神的に、男とか女とか性別の認識・区別がない、ということだ。

男らしさ、女らしさという言葉が淘汰されつつある流れなのかなとも、個人的には思う。



この認識している性別(あるなしも含め)と、

恋愛やエ●チの対象は、また別なので更に複雑になるw

ややこしくなってきたので、
またこれについては、別記事でかくことにする。



性分化疾患(読み「せいぶんかしっかん」)

これはGIDと間違えやすい、先天性の病気で、約60種類以上の症候群があると言われている。
GIDよりもさらに複雑で、難病に指定されている。

半陰陽(読み「はんいんよう」)の医学的な名称で、昔は両性具有(読み「りょうせいぐゆう」)とも呼ばれていた。
当事者達はしっくりきていないと聞いているが、GIDと区別して、
インターセクシュアル(=IS:読み「あいえす」)とも呼ばれることもある。
このブログ内ではあえて区別するために、ISと書くことにする。

どうしてわざわざ、ISのことを書いたかというと、
このブログの読者の中には

「うちの子供、

性同一性障害なんじゃないかしら。」

と思って読んでくださっている方もいると思うが、
このISであることが原因の可能性もあるかもしれないということで書いている。

おどかすわけではないが、
ISは先天的な疾患なので、染色体検査をすることでそれかどうかが判明する。

疾患の詳細については医学的な内容になるので割愛するが、
GIDよりも治療においては非常に難しい側面がたくさんあるようだ。

全国で6000〜9000人くらいと言われているが、その数は定かではない。
症状の性質から、もしかすると


ひっそりと暮らすような生活を余儀なくされているのではないか、
 

ということは想像できる。


ISとして有名な漫画家さんで新井祥(あらいしょう)さんがいる。
https://ameblo.jp/araishou/

カミングアウトもしていて、性別がない関連の本を多数出版しているので、
ご興味ある方はご参照願いたい。

新井 祥さん



と、長くなったのでひとまずはここまでにしておく。

 

 

どくしゃになってね!
 


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