CDを聞くだけでセッション的聴覚が身につく方法6~ギター&ピアノ・キーボードの和音楽器編 | FTJS!オフィシャルブログ

FTJS!オフィシャルブログ

ジャムセッション専門の音楽教室の公式ブログ

さて、このシリーズも第6弾!
だいぶセッション的聴覚について書いてきました。
(セッション的聴覚自体の意味がわからない人はこちらから)

要は一度にアンサンブル全体の音が
ガバッと聞こえるようになればいいのですが、

なかなかそんな耳を持った人はいません。

そこで、今回はその楽器自体が、
一度に複数の音を出せる仕組みの楽器、
ギターやピアノといった『和音楽器』

の聞き取り方をお伝えします!

和音楽器とはよく言ったもので、
その名の通り、和音(ハーモニー)が出せます。

ギターなら最高で同時に6音(6弦ギター)、
ピアノなら最高で同時に10音(両手の指全開使用時)


実際は、
こんなにフルで使用されることはないですが、
それにしても沢山の音が出ます。

また、セッションでは和音楽器の他にも、
ドラム&ベースや管楽器&ボーカルなどなど
様々な音がアンサンブルしています。

そうなると、もの凄い数の音を
一度に聞き取らなければなりません。



という風に考えると途方もなくなりますが、
これをもっとシンプルに聞き取る方法があります!

それは、【和音楽器を全て一つのパートとして聞くこと】

バンドの中にギターとキーボードがいたら、
それらの和音楽器は全て一つのパートとして
聞き取る練習をします。
(さらに具体的には前回の第5弾の記事参照)

ハーモニーの中の音全てを、
絶対音的にカッチリ聞き取ろうとするのではなく、
あくまで「コードの雰囲気だけざっくり聞こえる」
ような耳を作ることが大事です。


木ではなく森を見るイメージ!
といえば伝わりやすいでしょうか。

和音は、和音になった瞬間に、
主体的なメロディではなく、
曲の大雑把な雰囲気を司る
まさに伴奏の役割になります。

そういう意識で聞かないと、
逆にしっかり聞きすぎてしまって、
結局はバンドアンサンブル全体が
聞こえなくなります!


ギターやピアノを全て同時に聞く練習をして、
ざっくりハーモニーを聞き取り、
その分周りの音をもっとよく聞ける
セッション的聴覚を身につけよう!!


では、


次回もお楽しみに!