俺、人の気持ちを考えて物申そうよ。 | オレブログ

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さあ、
俺の話しを聞いてくれ。

フォローさせていただいているブロガーが記事を更新した。

内容は相方のデリカシーについてだった。途中まで楽しく読ませて頂いたのだが、読むにつれ相方のデリカシーの無さに辟易する。

そういえば…。

 

20代の時、妻の知り合いに引っ越しを手伝ってもらった。

カップルで俺たちより2,3年下だったかな。

引っ越した先は車が通れない狭い路地の向こうで、荷物を運搬するのに10数メートルを何回も歩いて往復しなければいけない最悪な立地だった。

 

運搬中、何回もすれ違うカップルの女性が何かに似ていると思った。

脳裏の片隅におぼろげな残像じみたイメージは湧くのだが、それがなかなか形にならない。モヤモヤしながら荷物を運んだ。

 

作業を終え新居で皆で食事してる最中、唐突に閃いた。

引っ越しの間ずっと白いパーカーのフードを被り、いかり肩の様相はまさに「あれ」だ!

 

「おまえってジャミラに似てるよな!ワハハハ

 

彼女、彼氏、妻の寿司をつまむ手が止まる…。

 

カップルは妻の知り合いで俺とは初対面。休日を俺たちの為に割いて引っ越しを手伝ってくれた女性に対して放った言葉である。

20そこそこの俺はその時何とも思っていなかったと思う。今思うと恥ずかしいが、厚顔無恥はカッコイイとさえ思っていたかもしれん。

その後間違いなく変な空気になったと思うが覚えていない。

 

 

妻は若い時分、自分の意見をうまく伝えるのが苦手らしく、俺との対立にも自分の意見を言えずストレスが溜まり、それが頂点に達した際よく泣いていた。

上記のエピソードから25年以上経過し、2人の男子を育てる母親となり毎日が戦争。もはや泣いている暇などないのだろう。子供も成長し毎日の家事に忙殺されていく中、彼女はものすごく強くなっていく。母は強し!彼女も例外ではなかった。

 

未だ、妻に思ったことを何気なく放ち逆鱗に触れる。

度々「ジャミラ」の件を持ち出し説教を喰らわされ、その度に謝り俺は泣きたくなるのさ。