初めてのマイコース2
前回からの続き。。。
「私の名前は、ダニエラ。彼女は、ヘレンよ。」僕がドイツ語をしゃべれないことを知ると、ボーイッシュな髪型のダニエラが英語で自己紹介してくれた。
彼女達二人は、とても流暢な英語をしゃべった。
これにはちょっと驚いた。
ドイツでも熱心に英語教育がされているので、若者が英語をしゃべれるのはよくわかる。
(でも、流暢にしゃべれる若者はごくわずか。)
彼女達のような推定50代の女性二人が二人とも流暢な英語を話すなんて。
その理由を聞いてみると、ダニエラはご主人の仕事の都合で、イギリスに駐在していたとのことだった。
ヘレンは、以前ベルリンでソニーに勤めていたとのことだった。
世界のソニーである。
1番ホールは、左ドッグレッグの464ヤードのPar5。
ティーインググラウンドから見ると、左側は丘の斜面が登っている。
フェアウェイの右は林。
フェアウェイは、そんなに狭くはないが、途中にマウンドがあり、その先が見えない。
ティーオフのタイミングは、前の組が鳴らす鐘を待つことになる。
その記念すべき第1打を打つクラブは、かなりヘッドが小さい、古い型の3番ウッド。
当たるかどうかとっても心配だったが、Par5だし、これを使うしかないだろうと思った。
スイングすると、ずっしり重さを感じる。
当然のようにスチールシャフト。
素振りをすると、ますます当たらないような気持ちになって来た。
そして、鐘の音。
いよいよ自分の番だ。
異国の地で、外国人数人に見られながら、使ったことのない、しかも全く当たる気がしないクラブを使ってのティーショット。
極度の緊張である。
緊張してなかったら、おかしい。
やはりその結果は、チョロのミス。
ボールがすっぽり埋まってしまうラフの中に、記念すべき第1打は落ちた。
アイアンを使ってなんとか脱出し、その後数打を重ねてグリーン前まで来た。
1番ホールのグリーンは、丘をちょっと登ったところにあった。
10m程度の打ち上げだ。
手前は斜面、奥も斜面で、グリーンはとっても狭い。
グリーンも傾斜していて、ちょっと打つとすぐにグリーンの外に落ちてしまう。
なんてホールだ!
ホールが悪いんじゃない、自分が下手なのだ。
でも、試練はゴルフ以外のところにも潜んでいた。
「私の名前は、ダニエラ。彼女は、ヘレンよ。」僕がドイツ語をしゃべれないことを知ると、ボーイッシュな髪型のダニエラが英語で自己紹介してくれた。
彼女達二人は、とても流暢な英語をしゃべった。
これにはちょっと驚いた。
ドイツでも熱心に英語教育がされているので、若者が英語をしゃべれるのはよくわかる。
(でも、流暢にしゃべれる若者はごくわずか。)
彼女達のような推定50代の女性二人が二人とも流暢な英語を話すなんて。
その理由を聞いてみると、ダニエラはご主人の仕事の都合で、イギリスに駐在していたとのことだった。
ヘレンは、以前ベルリンでソニーに勤めていたとのことだった。
世界のソニーである。
1番ホールは、左ドッグレッグの464ヤードのPar5。
ティーインググラウンドから見ると、左側は丘の斜面が登っている。
フェアウェイの右は林。
フェアウェイは、そんなに狭くはないが、途中にマウンドがあり、その先が見えない。
ティーオフのタイミングは、前の組が鳴らす鐘を待つことになる。
その記念すべき第1打を打つクラブは、かなりヘッドが小さい、古い型の3番ウッド。
当たるかどうかとっても心配だったが、Par5だし、これを使うしかないだろうと思った。
スイングすると、ずっしり重さを感じる。
当然のようにスチールシャフト。
素振りをすると、ますます当たらないような気持ちになって来た。
そして、鐘の音。
いよいよ自分の番だ。
異国の地で、外国人数人に見られながら、使ったことのない、しかも全く当たる気がしないクラブを使ってのティーショット。
極度の緊張である。
緊張してなかったら、おかしい。
やはりその結果は、チョロのミス。
ボールがすっぽり埋まってしまうラフの中に、記念すべき第1打は落ちた。
アイアンを使ってなんとか脱出し、その後数打を重ねてグリーン前まで来た。
1番ホールのグリーンは、丘をちょっと登ったところにあった。
10m程度の打ち上げだ。
手前は斜面、奥も斜面で、グリーンはとっても狭い。
グリーンも傾斜していて、ちょっと打つとすぐにグリーンの外に落ちてしまう。
なんてホールだ!
ホールが悪いんじゃない、自分が下手なのだ。
でも、試練はゴルフ以外のところにも潜んでいた。
初めてのマイコース1
そのゴルフ場を初めてラウンドしたのは、2007年の9月だった。
ドイツに駐在する前の年で、そのときはドイツに出張で来ていた。
宿泊するホテルには、ゴルフ場が併設されていた。
それを渡独前に知っていた僕は、仕事が休みの日にラウンドができるかもしれないと思い、ゴルフグローブとボールを日本から持ってきていた。
でも、ラウンドできるかどうか確信はなかった。
なぜなら、ドイツのゴルフ場はハンディキャップ証明書がないとラウンドできないと聞いていたからだ。
僕は、日本でもハンディキャップ証明書なんて持っていない。
だめもとでゴルフ場の受付にラウンドできるか聞いたら、問題なくできるとのことだった。
ハンディキャップ証明書のこのなんか、ひとことも言わなかった。
後でわかったことだが、ドイツにも様々なクラスのゴルフ場がある。
ハンディキャップ証明書を持っていたとしても、クラブメンバーしかラウンドさせてくれないゴルフ場もあれば、ひろく一般にオープンなゴルフ場もある。
そういうことだ。
ラウンドする際に貸しクラブを借りた。
この中から適当なものを選んでくれ、とクラブハウスの女性がゴルフクラブが入ったゴルフバックを持ってきた。
これがひどい代物だった。
見るからに古い型の3番ウッがド1本、ウッドはこれしかなかった。
アイアンは、7-8本。
何故か種類が異なる5番アイアンが3本もあった。
仕方がないから、3番ウッドとアイアンを適当に5本くらい借りてラウンドすることにした。
何時からラウンドできるか聞くと受付の女性は、「あの列にならんで順番がきたらラウンドしていい」、と1番ティーインググラウンドを指差して言った。
ティーオフ時間など、このゴルフ場にはないのだ。
早い者順でラウンドする。
とてもシンプルである。
僕の前には2組のパーティーがいた。
「やあ」と気さくに声をかけあった。
彼らのクラブだって、全然新しくなかった。
この国では、誰もが新型のゴルフクラブを持っているわけではないのだ。
そこへ、二人の女性がやってきた。
ひとりは、小柄でやせた推定50代の女性で、髪はグレーでショートカット、瞳はブルー。
もうひとりは、中肉中背のやはり推定50代の女性で、髪は茶色で肩まで伸ばしており、瞳は茶色だった。
「こんにちは。ひとりでラウンドするの?」と小柄な女性が話しかけてきた。
「ええ、ひとりでラウンドするつもりです。」と僕は答えた。
「それなら、私たちと一緒にラウンドしない?」
「ええ、いいですよ。」
それなりに混んでいる状況なので、3人で回ったほうが効率的だ。
それに、このゴルフコースを初めてラウンドする僕にとって、コースを知っている同伴競技者がいることは、とても重要だ。
そんなわけで、両手に花の状態で、記念すべきこのコースでの初ラウンドが始まった。
2009年のロストボール
「やれやれ」と僕はつぶやいた。
いつもの悪い癖が出たのだ。
バックスイングで、左肩の回転が十分でなかった。
回りきっていない上半身が下半身の動きにつられて引き戻され、理想的な位置より若干飛球線方向にずれた。
振り遅れてきたクラブフェースがオープンな状態でボールにヒット。
右に出て、右に曲がるボールだ。
ボールの行方を追わなくても、落下する場所は予想がついた。
右ドッグレックのこのホールのちょうどコーナーに位置する林の向こう側だ。
大小の木々が密集しているため、この林の中に入ったボールはなかなか見つからない。
当たりは良かったから、この林には入っておらず、その向こう側だろう。
ティーインググラウンドからはよく見えないが、そこにはバンカーがある。
「やれやれ」もう一度そう言って、僕は左ポケットからボールを取り出した。
ボールには、赤と青のマジックを使って、縦と横に合計7本のラインが引かれてある。
「2」と印字された番号の隣に、青字で手書きされた「2」の文字が見えた。
「暫定球打ちます。キャロウェイ22番。1球目はキャロウェイ21番。」
誰も聞いてはいないが、そう宣言するのがルールだから、と自分に言い聞かせた。
ゆっくりと一度素振りをした。
左肩が正しい位置まで回転することを確かめて、ダウンスイングに移行し、フィニッシュの形を確認した。
足を揃えてボールの前に立ち、最初に左足、次に右足の位置を決めた。
軽くバックスイングして、左ひじが理想的に伸びているのを確認した。
呼吸を整えてから打ったボールは、軽いフェード回転でフェアウェイほぼ中央に落ちた。
ほぼ狙い通りの飛球であった。
僕は、スタンドバッグにドライバーをしまって、それを背負った。
夏から秋に変わるこの季節のお手本のような日だった。
空気は十分に乾燥していて、心地良い。
もう夕食の時間に掛かろうかという時間帯であったが、緯度が高いこの地ではまだ日は長く、ゴルフをするのに不自由さは感じなかった。
そんな日になぜか僕は一人でラウンドしていた。
前にも後ろにも誰もいない。
普段は、年配の方が多くラウンドしているのだが、この日は違っていた。
もしかしたら、サッカーの代表戦があるのかもしれない、と僕は思った。
この国の住民はみんな、サッカーが大好きなのだ。
そんなことを考えながら、僕は、最初のボールがあると思われる場所にゆっくりと歩いていた。
右側にある林の先のバンカーに近づくと、双子の女の子がそこにいることを発見した。
彼女たちは、バンカーの縁に腰掛けて、足をバンカーの中に入れてこちら側を向いていた。
髪の毛、顔の輪郭、顔の個々のパーツ、ほっそりとした上半身、足の投げ出し具合、どれを取っても全くといっていい程同じだった。
二人の間には鏡があるのでは、と錯覚するほどであった。
しかし、決定的な違いが二人にはあった。
右の女の子は、「208」と書かれたTシャツを着ており、左の女の子は、「209」と書かれたTシャツを着ていた。
僕は彼女たちに近づき、彼女たちも僕に顔を向けた。
「こんにちは」と僕は言った。
「こんにちは」と208(彼女の名前を知らないので便宜的にここではそのように呼ぶ)は言った。
そしてそのすぐ後に、まるでエコーのように「こんにちは」と209(同上)は言った。
「ここで何をしているの?」と僕は言った。
「お散歩」と208は言った。
「お散歩」と209は言った。まるでエコーのように。
「ここはゴルフ場で、基本的にはゴルファー以外は入っちゃいけないんだ。」
「知ってる」
「知ってるよ」と言って二人は顔を見合わせてくすくすと笑った。とても愉快そうに。
「これまでボールに当たりそうなことなかった?」と僕は訊いた。
二人は微笑を浮かべ首を振った。
「いつもは夕暮れ時に散歩するの」と208は言った。
「いつもは誰もいないよ」と209は言った。
「そうか。じゃあ、いいんだ」
このドッグレッグホールの後半のフェアウェイ右側には、一本の中央線がない細い道がある。
この道とゴルフ場の間には、フェンスがない。
日本ではとても考えられないことだが、この国では問題ないのだろう。
ただ、道といってもその先には2,3軒の家があるだけなので、車が通ることはめったにない。
通るのは散歩をする近所の人達ばかりだ。
ミスショットが道路に行きそうな場合は、ちょっと注意が必要だ。
そういう状況なので、彼女たちは容易にゴルフ場内に入ることができるのだ。
「ところで、さっき僕のボールがこのあたりに来たと思うのだけれど、君たち知らないかなあ」
と僕が訊くと、二人は一瞬顔を見合わせて、そして同時にバンカー内の一点を見つめた。
彼女たちが見つめた場所には、砂の山があった。
その山はちょっとした大きさで、ゴルフボールならすっぽりと収まるだろうものだった。
そしてその砂の山の頂点には、一本の小さな木が建てられていた。
まるで何かのお墓のように。
彼女たちは、バンカーに飛んで来たボールの上から砂をかけ、この山を作ったのだろう。
もしこの中にボールがある場合、僕はそのボールに対してどのような措置をすべきか考えた。
彼女たちを小動物と同じ動物(学術的に動物であることに間違いはない)として考えると、局外者によりプレーが影響を受けた場合の措置をする必要がある。
局外者によりボールが動かされ、異常なグラウンド状態にさせられたと仮定すれば、ボールを山の中から取り出しバンカー内にドロップすればいいのだろう。無罰で。
そのためには、このお墓のような山を取り壊し、ボールの存在を確認しなければならない。
彼女たちの許可がいるだろう。
腕を組んでお墓のような山を見つめながらそんなことを考えていると、彼女たちはくすくすと笑った。
屈託が全くないその笑顔を見ていると、僕も自然に笑顔になった。
「やれやれ」僕はそう言うと、そのボールを諦め、暫定球の方に向かって歩き始めた。
いつもの悪い癖が出たのだ。
バックスイングで、左肩の回転が十分でなかった。
回りきっていない上半身が下半身の動きにつられて引き戻され、理想的な位置より若干飛球線方向にずれた。
振り遅れてきたクラブフェースがオープンな状態でボールにヒット。
右に出て、右に曲がるボールだ。
ボールの行方を追わなくても、落下する場所は予想がついた。
右ドッグレックのこのホールのちょうどコーナーに位置する林の向こう側だ。
大小の木々が密集しているため、この林の中に入ったボールはなかなか見つからない。
当たりは良かったから、この林には入っておらず、その向こう側だろう。
ティーインググラウンドからはよく見えないが、そこにはバンカーがある。
「やれやれ」もう一度そう言って、僕は左ポケットからボールを取り出した。
ボールには、赤と青のマジックを使って、縦と横に合計7本のラインが引かれてある。
「2」と印字された番号の隣に、青字で手書きされた「2」の文字が見えた。
「暫定球打ちます。キャロウェイ22番。1球目はキャロウェイ21番。」
誰も聞いてはいないが、そう宣言するのがルールだから、と自分に言い聞かせた。
ゆっくりと一度素振りをした。
左肩が正しい位置まで回転することを確かめて、ダウンスイングに移行し、フィニッシュの形を確認した。
足を揃えてボールの前に立ち、最初に左足、次に右足の位置を決めた。
軽くバックスイングして、左ひじが理想的に伸びているのを確認した。
呼吸を整えてから打ったボールは、軽いフェード回転でフェアウェイほぼ中央に落ちた。
ほぼ狙い通りの飛球であった。
僕は、スタンドバッグにドライバーをしまって、それを背負った。
夏から秋に変わるこの季節のお手本のような日だった。
空気は十分に乾燥していて、心地良い。
もう夕食の時間に掛かろうかという時間帯であったが、緯度が高いこの地ではまだ日は長く、ゴルフをするのに不自由さは感じなかった。
そんな日になぜか僕は一人でラウンドしていた。
前にも後ろにも誰もいない。
普段は、年配の方が多くラウンドしているのだが、この日は違っていた。
もしかしたら、サッカーの代表戦があるのかもしれない、と僕は思った。
この国の住民はみんな、サッカーが大好きなのだ。
そんなことを考えながら、僕は、最初のボールがあると思われる場所にゆっくりと歩いていた。
右側にある林の先のバンカーに近づくと、双子の女の子がそこにいることを発見した。
彼女たちは、バンカーの縁に腰掛けて、足をバンカーの中に入れてこちら側を向いていた。
髪の毛、顔の輪郭、顔の個々のパーツ、ほっそりとした上半身、足の投げ出し具合、どれを取っても全くといっていい程同じだった。
二人の間には鏡があるのでは、と錯覚するほどであった。
しかし、決定的な違いが二人にはあった。
右の女の子は、「208」と書かれたTシャツを着ており、左の女の子は、「209」と書かれたTシャツを着ていた。
僕は彼女たちに近づき、彼女たちも僕に顔を向けた。
「こんにちは」と僕は言った。
「こんにちは」と208(彼女の名前を知らないので便宜的にここではそのように呼ぶ)は言った。
そしてそのすぐ後に、まるでエコーのように「こんにちは」と209(同上)は言った。
「ここで何をしているの?」と僕は言った。
「お散歩」と208は言った。
「お散歩」と209は言った。まるでエコーのように。
「ここはゴルフ場で、基本的にはゴルファー以外は入っちゃいけないんだ。」
「知ってる」
「知ってるよ」と言って二人は顔を見合わせてくすくすと笑った。とても愉快そうに。
「これまでボールに当たりそうなことなかった?」と僕は訊いた。
二人は微笑を浮かべ首を振った。
「いつもは夕暮れ時に散歩するの」と208は言った。
「いつもは誰もいないよ」と209は言った。
「そうか。じゃあ、いいんだ」
このドッグレッグホールの後半のフェアウェイ右側には、一本の中央線がない細い道がある。
この道とゴルフ場の間には、フェンスがない。
日本ではとても考えられないことだが、この国では問題ないのだろう。
ただ、道といってもその先には2,3軒の家があるだけなので、車が通ることはめったにない。
通るのは散歩をする近所の人達ばかりだ。
ミスショットが道路に行きそうな場合は、ちょっと注意が必要だ。
そういう状況なので、彼女たちは容易にゴルフ場内に入ることができるのだ。
「ところで、さっき僕のボールがこのあたりに来たと思うのだけれど、君たち知らないかなあ」
と僕が訊くと、二人は一瞬顔を見合わせて、そして同時にバンカー内の一点を見つめた。
彼女たちが見つめた場所には、砂の山があった。
その山はちょっとした大きさで、ゴルフボールならすっぽりと収まるだろうものだった。
そしてその砂の山の頂点には、一本の小さな木が建てられていた。
まるで何かのお墓のように。
彼女たちは、バンカーに飛んで来たボールの上から砂をかけ、この山を作ったのだろう。
もしこの中にボールがある場合、僕はそのボールに対してどのような措置をすべきか考えた。
彼女たちを小動物と同じ動物(学術的に動物であることに間違いはない)として考えると、局外者によりプレーが影響を受けた場合の措置をする必要がある。
局外者によりボールが動かされ、異常なグラウンド状態にさせられたと仮定すれば、ボールを山の中から取り出しバンカー内にドロップすればいいのだろう。無罰で。
そのためには、このお墓のような山を取り壊し、ボールの存在を確認しなければならない。
彼女たちの許可がいるだろう。
腕を組んでお墓のような山を見つめながらそんなことを考えていると、彼女たちはくすくすと笑った。
屈託が全くないその笑顔を見ていると、僕も自然に笑顔になった。
「やれやれ」僕はそう言うと、そのボールを諦め、暫定球の方に向かって歩き始めた。
炭酸水

ブログネタ:「炭酸水」って好き?
参加中
本文はここから
ドイツに住んでいたとき、好んで炭酸入りの水を飲んでいた。
最初から好きだったわけではないけれど、慣れるとその味が好きになった。
ドイツのレストランでお水を頼むと、大抵炭酸入りが出される。
特に、炭酸抜きを欲しいときは、Mineralwasser とか、Wasser ohne kohlensaureとか言わないといけない。
そんなこと面倒くさいという人は、是非炭酸入りの水を飲んでみて欲しい。
きっと気に入ると思う。
ドイツ人は、もちろん炭酸入りの水が好きで、それを当たり前のように飲む。
なんせ、地中から湧き出る水には、炭酸が含まれていて、太古の昔からそれを飲んでいたのだから、好きも嫌いもなく当たり前に飲んでいるのだ。
ある浄水場に行ったときに、水道水の精製の過程を見た。
最初の工程は、汲み上げた水の中から炭酸を抜く工程だった。
ドイツでは、水道水を作るのにも手間がかかるのだ。
それなのに、炭酸入りの水が飲みたい人(その上買うのはもったいないと考えている人)は、水道水にわざわざ炭酸を混ぜる。
そういう専用の装置が売っているのだ。
でも、浄水場で抜いた炭酸をもう一度入れるなんて!
スーパーマーケットでは、炭酸入りの水と炭酸抜きの水を売っている。
その中間のMediumなんてのも売っているところが面白い。
通常の炭酸入りの水は炭酸が少し強いと感じている人が飲むようだ。
棚に乗っている数量を見ると、これが結構売れ筋だったりする。
僕が自宅でよく飲んでいたのは、フルーツジュースの炭酸水割り。
普通のジュースだとちょっと濃かったり、糖分が気になったりするから、炭酸水で割るのだ。
これが結構イケル。
というより、ほぼ病みつきだった。
夏場はかなりの量を飲んでいた。
ゴルフをするときに、家で炭酸ジュースを作って持って行ったほどだ。
でも、ゴルフも中盤を過ぎるころには、炭酸が抜けてただの薄いジュースに変わってしまうのは言うまでもない。
ドイツに住んでいたとき、好んで炭酸入りの水を飲んでいた。
最初から好きだったわけではないけれど、慣れるとその味が好きになった。
ドイツのレストランでお水を頼むと、大抵炭酸入りが出される。
特に、炭酸抜きを欲しいときは、Mineralwasser とか、Wasser ohne kohlensaureとか言わないといけない。
そんなこと面倒くさいという人は、是非炭酸入りの水を飲んでみて欲しい。
きっと気に入ると思う。
ドイツ人は、もちろん炭酸入りの水が好きで、それを当たり前のように飲む。
なんせ、地中から湧き出る水には、炭酸が含まれていて、太古の昔からそれを飲んでいたのだから、好きも嫌いもなく当たり前に飲んでいるのだ。
ある浄水場に行ったときに、水道水の精製の過程を見た。
最初の工程は、汲み上げた水の中から炭酸を抜く工程だった。
ドイツでは、水道水を作るのにも手間がかかるのだ。
それなのに、炭酸入りの水が飲みたい人(その上買うのはもったいないと考えている人)は、水道水にわざわざ炭酸を混ぜる。
そういう専用の装置が売っているのだ。
でも、浄水場で抜いた炭酸をもう一度入れるなんて!
スーパーマーケットでは、炭酸入りの水と炭酸抜きの水を売っている。
その中間のMediumなんてのも売っているところが面白い。
通常の炭酸入りの水は炭酸が少し強いと感じている人が飲むようだ。
棚に乗っている数量を見ると、これが結構売れ筋だったりする。
僕が自宅でよく飲んでいたのは、フルーツジュースの炭酸水割り。
普通のジュースだとちょっと濃かったり、糖分が気になったりするから、炭酸水で割るのだ。
これが結構イケル。
というより、ほぼ病みつきだった。
夏場はかなりの量を飲んでいた。
ゴルフをするときに、家で炭酸ジュースを作って持って行ったほどだ。
でも、ゴルフも中盤を過ぎるころには、炭酸が抜けてただの薄いジュースに変わってしまうのは言うまでもない。
リューベック
ドイツのリューベック。
ドイツ滞在中に目にした中で、最も印象的だった風景かもしれない。
僕は、駐車場に車を止めて、運河に囲まれたリューベックの旧市街に続く橋を渡ろうとしていた。
そのとき目の前に、この風景が拡がっていた。
ひと目でこの街が気に入った。
ハンザ同盟の中心的名存在だったこの街には、繁栄していた当時に建てられた素晴らしい建造物が多くある。
例えば市庁舎。
とってもユニークなデザイン。
有名なホルステン門も変わった形をしている。
立派な教会もいくつもある。
この街をぐるっと一周取り囲む運河を観光ボートに乗って回ると、市民の生活や、森や、交易の様子やらが見られる。
そんな風景をのんびり船に乗って見るのは、とても素敵な体験だった。
そんなわけで、この大好きな風景をブログのフロントページに貼り付けてみようと思う。
ブログの中身とあんまり関係ないかもしれないけど、まあいいか。