Impurity Part 57 | つぶやきと再創作

つぶやきと再創作

今更ながらブログ始めました。
あまりどこにも書かないようなひとりごとや愚痴、それと思いつきで始めた二次小説をちょこっとずつアップしてきます。

物理のテスト対策は意外と時間がかかり、すでに10時半をすぎていた。
あと1問のところで、どうしても美央が分かりきれていなかったので、少し解説しているとお母さんが入ってきた。

「遅くまですいませんね。」
「あ、いや、僕の方こそこんなに遅い時間までお邪魔してしまっていて。。。」
「それはいいのよ。ただ、明日パパが朝早いから、私もそろそろお休みしなくちゃいけなくって、申し訳ありませんが、美央のこと、よろしくお願いいたします。」

オレは若干びっくりした。え、いくら今日顔合わせしてパパが少し安心したからって、いきなり若い男女をこんな状態にする??

「美央、ちゃんとお礼いいなさいよ。それと戸締りしといてね。」
「はーい。」

そういって、お母さんは出て行った。

「いいのかな。。。」
「え、何が?」

この親子は親子そろって天然??と思いつつ、聞いてみた。

「いや、いくらパパと顔合わせして、安心したからって、いきなり二人きりとかにするかなぁって思って。」
「それだけ、池田さんが信用されているってことですよ。」
「そうなのかな。まぁ、とりあえず、早く終わらせよう。もう11時になっちゃうし、明日のテストもあるんでしょ?」
「はーい、わかりました。」

そういって、オレ達はまた物理の方へ集中した。

だいぶ集中も切れかかっていたが、どうにかこうにか最後までたどり着いた。ここまでやれば、少なくとも及第点にはなるだろう。

「あー、終わったー」
「終わったね。お疲れ様。」
「あ、こんな時間まで付き合わせちゃって、ありがとうございます。助かったー、これでたぶん大丈夫です。」
「よかったよ、でも物理って明後日なんでしょ?明日のテストは大丈夫?」
「あ、明日は大丈夫です。家庭科とか、そういうのだけなんで。」
「そっか。」

そういって、しばらく見つめ合ったあと、

「それじゃ、あまり遅くなると明日が大変だから、そろそろ帰ろうかな。」
「えー、もうちょっといてくれませんか?せっかく一緒にいるのに、勉強ばっかりじゃつまらないです。」
「でも、テスト期間中だよ。」
「いいんです、もう少しだけ。」

そういって、美央はオレの方にもたれかかってきた。
いつもなら、(いまだにか?というツッコミはさておき)ドギマギしてしまうところだが、この日は夜が遅かったせいか、極度の緊張の反動か、オレは自分の気持ちに正直になり始めていた。

オレはそのまま美央を抱き寄せて、唇を重ねた。
しばらく、そのままでいて、一度離し、美央の顔を見つめたあと、また唇を重ね、今度は軽く舌を絡ませてみた。

美央の体が一瞬硬直したのがわかったが、そのあとは彼女の方からも反応があった。そのまま、二人は腕と舌を絡ませながら抱き合っていた。

どのくらいの間そうしていただろうか、本来なら断然年上のオレがリードすべきだが、終わり方を知らずに若干迷走していた。

ただ、二人ともこれ以上続けたら理性が飛ぶ、というタイミングが幸いにも一緒だったようで、自然と離れて、ただ、抱き合う姿勢になった。