『チャレンジ・応援・恩送り』
No.2451
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いつも読んでいただき、
ありがとうございます!
気づけばこんな時間…(≧∇≦)
今日もやり切った感が満載な1日!
感謝、感謝ですね~!
さて今日は…
みやざき中央新聞・編集長 水谷謹人さんの社説よりご紹介(^O^)/
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これは、「のどちんこ」にまつわる一人の少年と23歳の若き青年教師の物語である。
その少年は、戦前の高等小学校で学んでいた。
担任は東井義雄という、教師になって4年目の先生だった。
少年はおそらく授業で、「身体にあるものはすべて役割がある」と教わったに違いない。
目はものを観て、鼻は呼吸や匂いを嗅ぐ、また、内臓一つひとつの臓器もそれぞれに役割を持っている、と。
そんなことを学んだ少年は一つだけ、「それ」がなんの役に立っているのかわからないものがあった。
それが、「のどちんこ」だった。
その日、3学期最後の授業が終わった日だった。
東井先生は言った。
「これで勉強が終わったが、何か質問はないか?」
“北村”という少年が手を挙げた。
母一人、子一人の貧しい家の子で、
彼は小学3年生の時から毎朝3時半に起きて新聞配達をし、学校が終わると夕刊を配っていた。
授業中はいつも背筋がピンと伸び、先生と黒板を睨み付けるように授業を受けていた。
母親から 「新聞配達をしているからといって学校で居眠りしているようだったら、新聞配達はやめなさい」と厳しく言われていたからだ。
北村少年は言った。
「先生、あーーと口を開けると、喉の奥にベロッとさがった、ぶさいくなものが見えますが、あれ、なにするもんですか?」
東井先生が後に、教育界最高の栄誉と言われる 「ペスタロッチ―教育賞」を受賞したのも、
校長を務めていた小学校に全国から見学者が絶えることなく訪れていたという逸話が残っているのも、
すべてはこの質問から始まっている、と言っても過言ではないだろう。
兵庫県豊岡市にある東井義雄記念館にこんな一文がある。
「1935年(昭和10年)理科学習での教え子の質問がきっかけで、『ノドチンコ』の働きの神秘さに大きな衝撃を受け、生きているつもりが生かされていることを発見する」(「東井義雄の足跡」より)
23歳の東井先生は「のどちんこ」がどんな働きをしているのか知らなかった。
「北村くん、すまんけど先生知らんわい。
今日帰って調べてくるから明日まで待ってくれや」
と少年に頭を下げた。
“のどちんこ”は、正式名を 「口蓋垂(こうがいすい)」というそうだ。
鼻から吸った空気は気管を通って肺に入り、口から食べたものは食道を通って胃袋に入っていく。
もし間違って食べ物や飲み物が気管に入ってしまったら、たちまち窒息して死んでしまう。
そうならないように、あの “のどちんこ” がピタッと機関の入口に蓋をしていたのである。
だから、食べ物は迷うことなく胃袋に入っていくのだ。
この神業ともいうべき人体の神秘を知った東井先生は
「なぐりつけられたような気がした」
と、著書『バカにはなるまい』に記している。
自分が母親の乳を飲み始めたときから、“のどちんこ”は働きづめに働いてきたのに、
その名前すら知らず、お礼も言ったことがないことに気づいた東井先生は、
そこから、「いのちの教育」に目覚めていくのである。
後の多くの教師に影響を与えていく先生だが、
“のどちんこ”にはそんな先生の人生を変える大きな役割があったのだ。
「感性が問い、理性が答える」
「問いが使命を与えてくれる」
哲学者・芳村思風さんの言葉だ。
生命から湧きあがる好奇心をあなたは持っていますか?
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ボクが知ってる輝いてる人って、好奇心旺盛な人ばかりだなぁって思いました(≧∇≦)
好奇心、大事ですね~!
あ~、今日もいい日だ!
5時55分起床…なんとか49日達成(≧∇≦)
あと51日…
【微力だけど、無力ではない】
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最後までお読み頂きありがとうございました。