You're My Only Shinin' Star (221) 懐かしい人 1 | 星の輝き、月の光

星の輝き、月の光

「イケメンですね」(韓国版)の二次小説です。
ドラマの直後からのお話になります。

合宿所の地下にある練習室。

施設での仕事が早く終わった日はここに来て声を出すことが日課のようになっていたミニョは、今日も一時間ほどそこで過ごした。


「ミニョ、久しぶり。」


「ワンさん、お久しぶりです。」


リビングにいたワンは両手に抱えきれない程の衣装を持っていた。


「ミニョ、時間ある?今から借りてた衣装お店に返しに行くんだけど量が多くて。手伝ってくれると助かるんだけど。」


「はい、いいですよ。」


この後これといって用事もなく、マンションへ帰ろうとしていたミニョは服を持ち、ワンと共に車に乗り込んだ。


数件の店で服を返し、最後にちょっと寄り道・・・とワンが行った店はアクセサリーショップ。

数年前にオープンしたという店は評判も良く、雑誌でも紹介された。

店内は広くない・・・というよりはっきりいって狭い部類に入る方だが、ネックレスやイヤリングなどアクセサリーは全てこの店のオーナーのデザイン及び制作だという。

最近ワンはよくこの店に通っているらしい。

ワンがオーナーと話をしている間、ミニョは店の中をゆっくりと見て回った。


ガラスの皿に入った何種類もの天然石。

子供の頃、道端の綺麗な石を見つけるとつい拾っていたミニョ。

その頃はただ形が丸かったり三角だったり、表面がつるつるしているだけでも宝物のように思えたが、ここに並んでいる物は同じ石とは呼べないほど美しい物ばかり。勿論表面を磨いたりと加工はされているだろうが、赤や青、緑や縞模様の石は見ているだけで楽しく、本物の宝物を見つけた気分だった。


ガラスのショーケースの中には細かい細工が施されたシルバーリング、天然石の連なったブレスレットなどもあるが、店内にはアクセサリーだけでなく財布やベルトなどの革製品や、帽子、Tシャツ、小物などオーナーの好みで様々な物が並んでいた。




「ミニョ、気に入ったものがあればテギョンに伝えといてあげようか?きっとすぐに買ってくれるわよ。」


「いいえ、私はこうやって見ているだけで充分です。」


「欲がないわね、ミニョが欲しいって言えばきっと何でも買ってくれるのに。テギョンだってもっとミニョに強請って欲しいって思ってるんじゃない?」


「そうでしょうか。」


「そうよ。ね、オーナー、好きな子に強請られて何か買ってあげるのって嬉しいでしょ?」


ハンチング帽を目深に被ったオーナーは短い髭の生えた顎に手を遣ると、うーん・・・と短く唸った。


「そりゃあ、まあ・・・いつも何にも欲しくないって言われると、俺からのプレゼントなんていらないのかなとか、金銭的に頼りなく見えるのかなとか思ったりしますね。まあ、あんまり高価な物強請られても困るけど。その点、この店の中の物は結構手ごろな値段の物が多いからお勧めですよ。」


ワンの質問に答えつつ、ちゃっかり商売をしようとしている店のオーナーにミニョはクスッと笑いを漏らした。


「ねえ、何か新しいのない?」


「そうですね・・・こっちのが二、三日前に・・・」


ワンとオーナーは店の隅へと商品を見に行く。


「あ、コレいいわね。あ、こっちのも・・・」


ワンが店の中を歩きリングやネックレスなどを手に取り眺めている間、ミニョは星型のペーパーウェイトに目が留まり手の平にのせてみた。


「それ、気に入ってくれた?」


オーナーがニコニコとミニョに近づく。


「このお店の中、素敵な物ばかりですけど、私、星が好きなんでつい目がいっちゃうんですよね。こうしていると幸せな気持ちになれるんです。」


どこにいても星を見るとテギョンを思い出し、顔が綻ぶ。


「本当だ、いい顔してる。」


ミニョの隣に立ちミニョの顔とその手元を覗き込むように見ていたオーナーはミニョの手からペーパーウェイトをスッと取ると、店のカウンターへと向かった。

そしてそれを小さな紙の袋に入れテープを貼る。


「はい、プレゼント。」


「え?」


ミニョの目の前に差し出された紙袋。


「あら、私には一度もプレゼントなんてくれないじゃない。私よりもミニョのことが気に入ったってわけ?」


初めて店に来たミニョにプレゼントと言って渡すオーナーをワンは冗談まじりに軽く睨んだ。


「あの、私、いただけません。いただく理由もありませんし・・・」


初対面の男にいきなりプレゼントと言われても受け取ることなど出来ない。

首を横に振って受け取ろうとしないミニョの手を掴むと、オーナーはその手に強引に袋を握らせた。


「理由が欲しいなら、これは再会の記念の品ってことで・・・ならいいだろ、ミニョ。」


オーナーは帽子のつばを少し上げ、はにかんだ笑顔と優しい眼差しをミニョへ向けた。



。.:*゜゜*:..☆ 。.:*゜゜*:..☆ 。.:*゜゜*:..☆ 。.:*゜゜*:..☆ 。.:*゜゜*:..☆



ゴールデンウィーク、終わりましたね~


ずーっと家にいる旦那、ごそごそと動き回る子供達。

落ち着いてPCが使えない・・・


うちのPCは家族共用なので時々旦那も子供も使います。



この間、「ミニって入力したらミニョって出たよ」って、旦那に言われて・・・返事に詰まりました~(°д°;)


予測変換は、ミニョを、ミニョの、ミニョに、ミニョは・・・



私がイケメンの二次を書いていることは知ってるけど内容は知らない旦那。

いや、恥ずかしくって見せられないし~

笑って誤魔化すしかない!


他にも色々と変な言葉が出てくるんじゃないかと、ドキドキです。

ああ、自分専用のPCが欲しい・・・



たとえ隣の部屋でも近くに誰かいると集中出来ずノートに下書きも書けない私。

ゴールデンウィーク中は話が全く進まず、書くのは諦めてテレビ見てました。



ラブレイン~v(^-^)v



グンちゃんの笑顔に癒されました~(#⌒∇⌒#)ゞ


でも一緒に見ていた旦那が時々こっちを見ます。


お願い、振り向かないで、顔がニヤケてるんだから!



やっぱりテレビも一人じゃないと落ち着いて見られない・・・




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