You're My Only Shinin' Star (219) 想いの表し方 2 | 星の輝き、月の光

星の輝き、月の光

「イケメンですね」(韓国版)の二次小説です。
ドラマの直後からのお話になります。

『好きな女と何度も同じベッドで寝ているのにキスしかしてない』


シヌの表情を見てそんなに驚くことなのかと少しうろたえたテギョン。

その後の会話はからかわれているのか本気なのか判らない。

シヌを相手に一体自分は何を言っているのかと少し後悔しつつ、ミニョとのことを誰にも言う筈がないとは思うが一応口止めをした、のだが・・・




「判った、テギョンヒョン、誰にも言わない。」


テギョンが振り向くと、ミナムがニッコリと笑い立っていた。


「ミナム、いつからそこに・・・今の話、どこから聞いていたんだ?」


「んーっと・・・シヌヒョンが、精神的負担がどうとかって言ったあたりかな。」


うろたえるテギョンの姿など意に介さないどころか、まるで楽しむようにミナムの口元は笑っている。


「だったら・・・もうミニョがカトリックだとわざわざ俺の前で言うなよ。」


テギョンはコホンと咳払いをし軽くミナムを睨むと二階へと上がっていった。


「カトリックがどうかしたのか?」


シヌの問いに、ミナムは以前テギョンに話した『カトリックは結婚前の・・・』という話をした。


「それでテギョン・・・あいつは真面目だな。」


「そうだね、シヌヒョンじゃ無理そうだね。」


フフンと笑い、冷凍庫から出したアイスを抱え階段を上がっていくミナムの後ろ姿を見送りながら、シヌはキッチンで一人カップに入っていたお茶を飲んだ。


もし自分がテギョンの立場だったら、ミニョを抱かずにいられるだろうか?


不意に頭に浮かんだ疑問。

答えを出すのにそれ程時間はかからなかった。


答えは・・・無理だ。


好きな女の身体に触れ、抱きしめ、体温を感じ、匂いを嗅ぎ、キスをして・・・

それだけでは到底満足できない、それ以上を求めてしまう。

『愛』という大義名分のもと、甘い言葉を何度も囁き、心だけでなく身体の隅々まで自分のものにしようとするだろう。

自分で充たされていく姿を見ながら吐息と共に漏れる声を聞き、満足げに笑みを浮かべる自分の顔が容易に想像できる。


それが普通だろう?

愛し合っているのなら何がいけない?


シスターになろうとしていたミニョ。

そのミニョに、神に背く行為をさせまいと自分を抑えるテギョン。

真面目というか、バカ正直というか。


俺には真似できない・・・


「真似したいとも思わないがな。」


シヌはフッと微笑むと二杯目のお茶をカップへと注いだ。






自室へと戻ったテギョンはベッドの端に腰掛け、眠っているミニョの顔を覗き込んだ。

気持ちが悪いと言っていた時は蒼白かった顔も今では頬に赤みを帯び、表情も穏やかで少し安心した。


「妊娠、か・・・まだ先の話だよな。」


テギョンはミニョの顔をじっと見つめ、額にかかる前髪を掻き分けるとそっと唇を押し当てた。





「オッパ・・・」


ミニョの小さな呼び声に、テギョンは五線譜に走らせていた鉛筆を止め、ベッドの方を振り返る。

ゆっくりとベッドから身体を起こしているミニョはまだ少し辛いのか、呼吸が浅く速い。


「オッパ、お仕事は?アン社長と打ち合わせがあるって・・・」


「具合が悪いと電話しておいた。」


「え?オッパ、大丈夫ですか?私はもう大丈夫ですから、早くベッドに横になって下さい。」


「具合が悪いのは俺じゃなくてお前だ、いいから寝てろ。」


そういえば前にも同じような遣り取りをしたなと思いつつ、ベッドからごそごそと出ようとしているミニョを再び寝かせた。


「すみません・・・これじゃあ気分転換にはなりませんよね・・・」


「そんなこと気にするな。それに曲ならたった今できた。だから具合が悪い時は初めから言え、俺だって無理に連れ出したりしない。」


「はい・・・」


しゅんと俯くミニョの額に手の平を乗せる。どうやら熱はなさそうだ。


「気分はどうだ?」


「はい、だいぶよくなりました。」


「そうか」と、安どのため息をつき腰を上げたテギョンの服の裾をミニョの手が掴んでいる。


「ん?」


「あの、えっと・・・」


テギョンの顔を見た後視線を泳がせるミニョに、フッと笑みを漏らした。


「いつもそうだと嬉しいんだがな。」


ミニョの行動と表情からその心中を推し測ると、布団を捲りミニョの横に身体をすべり込ませる。

ミニョの頭を自分の二の腕に乗せ、もう一方の腕で身体を軽く包み込んだ。


「クスッ、何だか落ち着きます。」


体調が悪く心細かったせいか、テギョンの温もりに安心したように身体をすり寄せるミニョ。


久しぶりに抱きしめた柔らかな身体。

微かに香る甘い匂い。


結婚するまではミニョを抱かないと決めた心がぐらつきそうになるのを必死で励ましながら、テギョンはミニョの額に軽くキスを落とすと固く目を瞑った。




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ピグのお部屋、お外、お庭に、たくさんのケーキ、ジュース等ありがとうございました。

花火がパチパチしてるケーキ、楽しくてじーっと見入ってました(笑)



*:.。。.:゜ *:.。。.:゜ *:.。。.:゜



春休みは5人のママ友達と近所の公共施設の調理室を借りて『春の調理実習』をやりました♪

料理教室じゃなくて調理実習(笑)

子供達も入れて、総勢15人。


うちは男の子二人ですが、二人共真剣な顔でハンドミキサーで卵を混ぜてました。


作ったのはシフォンケーキ×3、チーズケーキ×3、ヨーグルトケーキ×3。

オーブン4台フル稼働。


シフォンケーキを作る途中で失敗した卵黄+砂糖はクッキーに変身。

何故だかたくさん余っていたメレンゲはメレンゲクッキーになり、無駄なく皆の胃袋へ。

お昼はお好み焼きを作って食べました。


お腹いっぱい!楽しかった~♪




そして本格的に始まりました今年度の子ども会。

先週の土曜日は会議の後、市に提出する書類の確認、球技大会のルール講習会の準備等で2時から9時までずーっと作業。

もともとこの日は遅くまでかかるって最初からわかってたけど、7時くらいには終わるかな~なんて・・・考えが甘かった(°д°;)

晩ご飯食べずにやってたからお腹すいた~(/TДT)/

家に帰ったらぐったり・・・


よその子ども会でもこんな感じなのかな?


役員、嫌じゃないし、やってると結構楽しいし、新しい人との繋がりや顔が広くなるのは嬉しいけど、ご飯は食べたい~!←問題はそこ?(笑)





子供達は新学期が始まり、一人になれる時間も増えました。

ああ、でも妄想は思うように進んでくれない・・・

あっちこっちに話が飛んじゃって、まとめるのに一苦労です(T_T)





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